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育休中の過ごし方で変わる復帰のモチベーション

育休明けの仕事復帰に対する不安をなくすために

仕事を忘れて子どもと過ごしていた育休期間、復帰の日が迫るにつれて心がモヤモヤしがちなのは誰しも同じではないでしょうか。仕事復帰に対する不安を減らすには育休中の過ごし方が大切です。

育休から仕事に復帰するママたちの不安

GWや夏休みといった連休明けの仕事でさえ調子を整えるのは大変です。ましてや育休というちょっと長めの休暇からの仕事復帰は、勘を取り戻すことにも時間がかかるかもしれません。

●仕事への不安

同じ職場へ復帰したとしても、育休前とは人や環境が変わっていたり、新しいシステムが導入されていたりすると、慣れるだけで相当な労力がいります。「思った以上に“仕事ができない人”になっていた!」なんて感じることも多いのではないでしょうか。

●育児への不安

「子どもが急に病気になったらどうしよう?」「仕事が終わらずに保育園へのお迎えが遅れそう」「仕事に疲れて帰っても育児は待ってくれない」など、考え出したらきりがありません。

育休中にやっておきたいキャリア磨き

少しでも仕事への不安を減らすために育休中にできることを考えてみましょう。

●街に飛び出して社会科見学

育休中は、どうしても赤ちゃんのお世話や自分の体調を整えるため自宅にいる時間が長くなりますが、仕事復帰にあたって社会の変化を実感するためにも出産後外出ができるようになったら街中に出かけてみるのも、復帰後のギャップを最小限にするための1つの策です。

自分の仕事に関連するような場所に出かけて情報収集をしても良いですし、託児付きのセミナーなどに参加してみると育児から少し離れて視野を広げることができます。

家の中でずっと子どもと向きあっていたストレスも軽減されて気分転換にもなるようです。

●自分のキャリアの棚卸し

キャリアを棚卸して自分を理解することで、復帰後のキャリアプランや将来に向けての方向性を考えるきっかけになります。

まずは、今までの社会人生活の中で自分がやってきたことを紙に書き出してみましょう。できること、苦手なこと、目指すこと、などを考えながら整理してみると、復帰に向けて育休の間にやっておきたいことが見えてくるかもしれません。

●テーマを決めてキャリアアップ

育児は大変ですが、乳幼児期は寝ている時間も多いものです。自分の身体に無理をかけない範囲で、空いている時間をキャリアアップのために使ってみるのも良いのではないでしょうか。

キャリアの棚卸しで見えてきたプランに沿って資格に挑戦したり、仕事の忙しさで忘れかけていた趣味に没頭してみたり……。

雇用保険に加入している人や、在職中に加入していた経歴がある人は、国が資格取得費用を一部補助してくれる「教育訓練給付制度」を利用すれば金銭的な負担も少なくて済みます。

育休中にやっておきたいママ磨き

育休,復帰 (写真=PIXTA)

仕事の不安が軽減されたら、復帰後の育児の不安をどう減らすかも重要です。

●子どももママも安心できる環境作り

職場復帰に向けて仕事をしている間、保育園や託児所などで我が子が快適に過ごせるかは大きな心配事です。病気のときにはどうするのか?お迎えは時間通りに行けるだろうか?など。

少しでも安心できるために、通園予定の保育園へ何度か足を運んだり、病児保育の受け入れ先を探したりしておくことをおすすめします。近くに両親が住んでいるのであれば「連携がスムーズにできるのか?」「夫の協力は得られるのか?」などを確認し、身近に頼れる環境を作っておきましょう。

また、こうした心配事を抱えがちな働く母親をサポートするために、各自治体では「ファミリー・サポートセンター」を設けているので、ホームページなどで確認して話を聞いておくのもおすすめです。

●時短家事に挑戦

育休中は家事に時間を費やすことができますが、職場復帰と同時に目まぐるしい日々がやってきます。

食材をメニューごとに冷凍保存する、洗濯した衣類を片付ける動線を短くするなどの工夫を育休中に整えておくと復帰後もスムーズに動けるでしょう。

やらなければいけないことはたくさんあるのに、うまく回らない日常は大きなストレスになります。余裕のあるうちに時短家事に挑戦して、復帰後の家事をストレスにしないように心がけましょう。

●共働き世帯はパートナーとも協力しよう

ある調査では、仕事と育児の両立に必要な要件として、「配偶者の積極的なサポート」や「家事育児の役割分担について配偶者と話し合って納得した」ということが挙げられています。

育休の期間中に、夫と家事育児に関して話し合っておきましょう。互いに納得して協力体制になったらそこからが「育パパ」です。

人は自分のやり方以外の方法でされたことに対してストレスを感じるものです。洗濯物のたたみ方を見ても夫婦でやり方が違っていませんか?ストレスを減らすためには、自分のやり方をパートナーに共有したり、逆にパートナーのやり方を学んでおいたりする姿勢が肝心です。

両立をスムーズにする制度の利用

最後に、「育児・介護休業法」によって、育児と仕事を両立する人をサポートするために整えられた制度について紹介します。職場によっては利用にためらう場合もあるかもしれませんが、法律として認められていることを知っていると安心です。

●子どもの看護休暇制度

小学校就学前の子どもが病気、けが、予防接種などの際に1日もしくは半日単位で休暇が取得できる制度です。

●勤務時間の短縮などの措置

3歳に満たない子どもを養育する労働者に対して、1日の所定労働時間を原則6時間とする制度です。企業ごとに定められた時短勤務制度も確認しておきましょう。

●所定外労働の免除

3歳に満たない子どもを養育する場合の残業の免除と、小学校就学前の子どもを養育する場合の時間外労働の制限ができる制度です。

育休は頑張るママに与えられた長期休暇です。子育ての毎日は完全休暇ではありませんが、次への準備を周到に整えて職場復帰の日を迎えましょう。

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