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女性の起業で成功しやすい職種とは?選ぶコツもご紹介

女性が継続しやすい職種と起業の注意点を解説

起業を志すならば、誰でも成功したいと思うものです。しかし、女性には女性特有の事情があり、女性が自分のビジネスを成功に導くためには、職種選びが一つのカギとなります。今回は、女性が成功しやすい職種選びのコツと具体的な職種を紹介します。

女性が起業で成功するカギは「職種選び」

年々、趣味や特技、これまでの経歴を生かして起業を志し、行動に移す女性が増えています。男女雇用機会均等法の施行をひとつのきっかけに、徐々に女性が仕事で活躍しやすい環境が整えられてきたこと、インターネットの普及によりいつでもどこでも仕事ができるようになったことなどを背景に、女性にとって起業のハードルが下がっているからです。

ただ、起業しやすくなったからといって成功しやすいわけではありません。女性が起業で成功するには戦略が必要ですが、その一つが「職種選び」です。

ビジネス社会は男性論理で動いています。そして、出産・育児・介護などといった事情を抱えやすい女性が、仕事に専念しやすい環境にある男性と同じ土俵で戦っても勝つのは難しいのです。しかし、無理なく自分のペースでコツコツと仕事をし、かつ女性らしさを生かせる職種を選べば、成功への道を見出すことができます。

職種選びのポイント

では、起業で成功するために職種を選ぶ場合、どのようなポイントに留意すべきなのでしょうか。女性特有の事情を考慮すると、以下3つのポイントを意識するとよいでしょう。

●固定費がかからない

起業当初は何かとお金が出ていく一方、なかなか売り上げが上がらないものです。このような時期に地代家賃や光熱費、在庫など固定費がかかってしまうと現金がどんどん流出し、資金繰りに苦しむことになります。なるべく固定費がかからない職種を選ぶとよいでしょう。

●女性の特性を生かせる

世の中の多くのプロダクトやサービスは男性が作り出したものです。ほとんどが「便利」「多くの人の期待に応える」「画一的」といった特徴を持ちますが、裏を返せば欠点になります。つまり「少数派の期待に応えない」「かゆいところに手が届かない」「きめ細やかでない」といった不満を消費者の一部が抱えている可能性があります。

ここで「きめ細かい」「ていねい」「少数派の気持ちを汲んで寄り添う」といった女性ならではの特性を生かせばビジネスでの勝機を見出せます。また、こういった特性は固定ファンを生み、信頼関係を築きやすいのが一般的です。

●自宅でもできる仕事である

育児や介護を担う女性は、起業への情熱があっても仕事に充てる時間が少なくなりがちです。無理して外に店舗や事務所を持ってしまうと「子どもや親のケアを十分にできない」といったジレンマを抱えながら事業を行うことになりかねません。モヤモヤした気持ちを抱えたまま仕事をしてもいい結果にはつながりにくいものです。

それよりも、むしろ自宅の一部のスペースを仕事用に使い、事業と私生活を自分のペースで両立できれば、気持ちよく業務をこなしていけるようになります。

女性が起業で成功しやすい職種3つ

女性,起業,職種 (写真=PIXTA)

こういったポイントを念頭に置きながら、具体的に女性が成功しやすい職種を検討すると、以下の3つが挙げられます。

●美容系

エステやメイク、ネイル、マッサージなどといった美容系は、技術や販売戦略だけでは成功しません。一人一人のニーズに寄り添いつつ、コミュニケーションをとりながら信頼を深めていくことが成功のカギとなります。

また、自宅で開業すれば家賃などの固定費を節約することも可能です。営業する曜日や時間帯を決め、予約制にすればプライベートを大事にしながら仕事をすることができます。

●在宅ビジネス

ライターやWebデザイナー、Webサイトの運営なども先ほどの3つのポイントを押さえつつできる起業スタイルです。基本的に自宅で行えて、在庫を抱えなければ固定費もかかりません。また、デザインの仕事などは女性ならではの美的センスやきめ細やかさで信頼を得ることができます。

●自宅教室

ピアノやアート、塾なども女性が無理せず自分のペースで起業できる職種の一つです。音楽や美術関連の大学や専門学校を出た経歴や、塾講師などの経験を生かすことで、成功のハードルも一層低くなるかもしれません。ただ、ピアノ教室の防音工事のように、初期投資がかかる可能性があるものもあります。

上記以外の職種で起業する場合に気を付けるべきポイント

中には「カフェ」「ショップ経営」など、上記3つに当てはまらない職種で起業したいと考えている人もいます。これらの職種で成功を目指すなら、次の3つに注意するとよいでしょう。

●資金計画を立てる

飲食店やショップのように、店舗家賃や在庫確保に初期投資・固定費がかかる場合は特に資金計画が重要です。起業によって、生活費に事業経費が加わり支出が増えますが、売り上げはすぐには増えないことを理解しておかないと、あっという間に資金が枯渇します。

自分に負荷をかけないためにも、起業前に「事業資金をいくら用意するのか」「生活費は何から捻出するか」「親族や金融公庫などから資金を借りるか」などを含め資金計画を立てましょう。

●小さく始める

お金が何かとかかる事業は、小さく始めることでコストを削減することができます。「10坪の店舗ではなく3坪の店舗から始める」「仕入れはできるだけ小ロットに抑える」などと工夫をすれば、資金繰りもラクになります。

大きな理想を掲げる起業家は少なくありませんが、成功は続けてこそ得られるものです。細く長く続けるには負荷の小さいスタートがベストです。

●無理をしない

事業には必ず波があります。また女性の場合、育児や介護で予想外の事態が発生し、事業を縮小あるいは休止しなくてはならないこともあります。そのような場合、店舗や在庫を抱えていても、潔く撤退することが肝心です。無理に事業を続けると、事業での赤字拡大や私生活が破綻するおそれがあります。

女性が起業で成功するには「まず自分自身を大事にする」ことが必要です。自分の適性に合うだけでなく、「これならコツコツと続けられそう」と思える職種を探してみてくださいね。

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