(webサイトより)

フリーランスになったあと「好き」をお金に変えるための考え方

好きなことを仕事にして稼ぐためには

近年、好きなことを仕事にするために、フリーランスという道を選ぶ人が増えています。しかし、独立したものの進むべき方向性に迷って、不本意ながら会社員に逆戻りするといったパターンも少なからずあるようです。

『普通の女子がフリーランスで年収1000万円稼ぐ本』(鈴木絢子著、大和出版)より、フリーランスになってから、しっかり稼いで成功していくための考え方を紹介します。

フリーランスになってその後

美容家である著者は、学生時代から美容ライターとして活動し、大学卒業後は大手美容外科・化粧品会社の広報PR担当などを経験。フリーランスを経て、現在は株式会社ビューズの代表取締役を務めています。

 せっかくフリーランスで独立すると決めたら、夢を叶えて、やりたいことをやりながら、最終的にはお金だってちゃんと稼ぎたいですよね。(013ページより引用)

好きなことを仕事にするというあり方はとてもすてきなことですが、思っていたほど稼げないと悩んでいるフリーランスは意外と多いのかもしれません。

フリーランスの専門家やライター、インフルエンサーなど約1000人が所属するエージェンシーの代表として、多くの女性たちに活躍の場を創造している著者。本著には、フリーランスとして独立した後、活動していくうえで知っておくべきことなどがまとめられています。

まず肩書きをどう付けるか

属していた会社を退職して、フリーランスになった場合、まずどんな肩書きを名乗っていくのかは悩みどころです。

だからこそ、最初に付ける肩書きは「一歩先行く、目指すべき自分」であるべきです。(047ページより引用)

最初は、自分自身がその肩書きを背負って、本当にやっていけるのか不安になるものです。しかし、人の目を気にしていては、一歩も前には進めなくなってしまいます。独立したからには、他人からどう思われようと、自分がやりたい道に行くという強い意志が大事であると言えるでしょう。

フリーランスは“個人プレー=自分が代表”です。名刺もホームページも、会社員時代とは比較にならないくらい、その人のセンスや思いが前面に押し出されてきます。

最初は恥ずかしいという気持ちがあったとしても、時間が経てば肩書きにも慣れてきて、それが当たり前になってくると著者は語ります。

最初に付ける肩書きは、「一歩先行く、目指すべき自分」をイメージして考えてみる。その肩書きを超える自分を目指して出発するくらいがちょうどいいのかもしれません。

好きな仕事で稼ぐための注意点

フリーランスとして独立したものの、経済的な理由でまた定職に戻らざるを得なくなる人も中にはいます。会社員が悪いということではありませんが、せっかく独立したのであれば、しっかりと結果を出していきたいものです。

フリーランスの醍醐味と言えば、自分の好きなことを仕事にできるところ。しかし、現実は厳しく、好きなことをして必ずしも生計が立てられるわけではありません。(070ページより引用)

好きなことを仕事にする際に大事なことは、「共感が得られるかどうか」。自分だけが好きなことであっては、需要と供給が合わないと言えるでしょう。

著者の場合、当初の「自分の言葉で情報を伝えたい」という欲求を、「人の役に立つ情報を伝えたい」という方向性にシフトしてから仕事が増えているといいます。

例えば、ベースが自分のオリジナルスタイルであったとしても、世間の需要を意識するだけで大きく変わってくるものです。“自分のためにやっている”と思われてしまうような内容では、需要は減っていくと考えられます。

そうはいっても、カスタマイズのポイントは、自分が好きなことであるという軸は崩さないことも重要です。どんなに需要があって人の役に立つことであっても、自分自身が嫌いなことでは長く続かないでしょう。

仕事には、比較的誰でもできることと、その人でなければならないことの2パターンがあります。手に職を持った人は、どんなシーンでも生き残っていける。何らかの技術やノウハウを持っているということは強みになっていくことが分かります。

つまり、需要を意識しつつ、自分の軸として稼ぎ頭になってくれるものを磨いていく意識を忘れてはいけないのです。

年収1000万円は夢ではない

フリーランスは、手に職を得ることよって、稼働状況がダイレクトに報酬に影響するため、自分の力で収入を得ようとする傾向が強いようです。

しかし、それが固定概念になってしまい、現状より収入ランクを上げることが難しくなってしまうと著者は言います。

フリーランスで頑張れば、年収1000万円稼ぐことは夢ではありません。(159ページより引用)

肩書きを武器にしてその分野で人気を得て、さらにメインの仕事に付随したオプション事業で1案件ごとの額を増やしていく。そんな方法で仕事をしていくと、年収1000万円も夢ではないようです。

しかし、それ以上になってくると、労働集約型ではできることに限界が訪れるのは想像に難くありません。

ポイントは、いくつかの稼げる財布を持っておくこと。つまり、自分が動けなくなってしまったときのために、必ずしも労働を伴わない収入源をつくっておいたり、契約状況の変化によって大きな痛手を負わないよう、取引先を複数用意しておいたりすることが重要です。

例えば、クライアントは1社ではなく、何社かの取引先からコンスタントにもらえるようにしておく。また、万が一自分がけがをして動けなくなっても、外注を使って仕事が成り立つようにしておく。ほかにも、不動産投資や、他社と顧問やアドバイザーなどの契約をしておくことも労働集約型を避けるための一つの方法でしょう。

いつから独立すべきか

好きなことを仕事にしていくことは、早ければ早いほどよいという一面もあります。しかし、しっかりと経験を積んでから満を持してフリーランスに転身するのも有効であると著者は言います。

タイミングは人や事業内容によってそれぞれですが、「好きなことを仕事にしていく」と決めた瞬間から、目標を掲げて計画的に、成功に向けて進めていきたいものです。

タイトル:『普通の女子がフリーランスで年収1000万円稼ぐ本』
著者:鈴木絢子
発行:大和出版
定価:1400円(税抜)

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