(写真=PIXTA)

開業したい女性必見!資金調達の3つの方法や融資審査のコツを解説

開業資金を借りるために知っておきたいこと

開業したいと思ったとき、最初にぶつかるのがお金の問題です。開業には多くの資金が必要なため、自己資金に加えて借り入れをすることが一般的でしょう。今回は、開業したい女性向けに資金調達の選択肢を解説します。資金調達は悩ましい問題ですが、逆にこれをクリアすれば夢がぐっと現実的になるでしょう。

開業資金の3つの調達先とは?メリット・デメリットも解説

資金調達というと、まず銀行からの借り入れを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、国の金融機関である日本政策金融公庫を活用したり、親族から資金援助を受けたりして開業する女性もたくさんいます。まずは、開業資金の代表的な3つの調達先について、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

●日本政策金融公庫から開業資金を借りる

日本政策金融公庫とは、100%政府出資の政策金融機関です。例えば、中小企業や個人事業主が民間の金融機関から資金調達できない場合も、日本政策金融公庫の制度を活用すれば融資を受けられる可能性があります。

日本政策金融公庫には「新規開業資金」「女性、若者/シニア起業家支援資金」といったさまざまな貸付制度が設けられています。日本政策金融公庫の制度を利用することで、民間の金融機関と比較して金利などが優遇される場合もあるので、開業を考えている女性はぜひ活用してみましょう。

一方で、日本政策金融公庫から開業資金を借り入れると、手続きに時間がかかるというデメリットがあります。審査には1カ月近くかかることもあるため、開業間際の資金調達には適していません。

●金融機関から開業資金を借りる

民間の金融機関から開業資金を借り入れる方法を真っ先に考える人も多いでしょう。民間の金融機関といっても種類はさまざまですが、メガバンク・地方銀行・信用金庫が主流です。金利が低い順に挙げると、メガバンク・地方銀行・信用金庫となります。

しかし、メガバンクは審査が通りにくいというデメリットがあります。そのため、民間の金融機関から開業資金を借り入れる場合は、金利が比較的低いメガバンクから順番に打診し、審査に通らなければ地方銀行や信用金庫を検討すると良いでしょう。

民間の金融機関は、日本政策金融公庫より審査期間が短いのがメリットです。ただし、金利などの条件では見劣りするため、開業まで余裕があるなら先に日本政策金融公庫からの借り入れを検討しましょう。

●親族から開業資金を借りる

意外と知られていない選択肢として、親族から開業資金を借りるという方法があります。迷惑をかけたくない、頼りたくないという気持ちから親族を選択肢から外してしまう女性は少なくありません。

親族から借りる場合も、きちんと金銭消費貸借契約を結び利息も支払うようにすると、貸す側にもメリットがあります。金融機関から借り入れをすれば、数百万円の利息は金融機関のものになってしまうので、どうせなら親族に利息を支払った方がお互いメリットがあると言えるでしょう。

ただし、利息を設定しなかったり、極端に低い金利で契約を結んだりしてしまうと、贈与とみなされ贈与税が課税される場合があります。貸主が親族とはいっても、金利の相場を確認し、きちんと契約書を結んで保管しておくことが大切です。

開業資金の借り入れで融資審査を有利に進めるコツ

開業, 資金 (写真=PIXTA)

開業資金の融資審査を有利に進めるために、まずはきちんとした事業計画を立てましょう。特に、貸主がもっとも気にする点は、「貸した資金が回収できるかどうか」です。

事業によってきちんと返済できることを証明するためには、事業内容や事業を行う場所、従業員数など詳細な計画をまとめましょう。また、家賃や人件費などの固定費や、材料費などの変動費を差し引いてもきちんと利益が残るように売り上げ目標を立てなければなりません。

詳細な事業計画を作成し、質問された内容にもきちんと根拠を持って回答することができれば、融資審査は通りやすくなります。

開業資金の内訳にはどんな項目がある?

業種や業態にもよりますが、開業に必要な資金には次のような項目があります。

・店舗の費用(土地建物購入費用もしくはテナントの敷金礼金・改修費用)
・人材採用にかかる費用(求人広告費用や採用試験に関する諸経費)
・備品(電子機器などの購入費用)
・広告(チラシやホームページ作成費用、看板費用)
・雑費(名刺作成費用、業界団体への加入費用)

また、運転資金は開業の時点で最低でも3カ月分は確保しておきましょう。開業に際して必要な金額をシミュレーションし、自己資金も加味したうえで借り入れ額を決めることが大切です。

資金調達に成功すれば夢の実現に一歩近づく

資金調達の選択肢やそれぞれのメリット・デメリットについて解説しました。

まずは親族から借り入れるのか外部機関を利用するのかを決めましょう。親族から借り入れる場合は税務上問題のない金利に設定し契約書を交わします。贈与とみなされないためには、定期的にきちんと返済することも大切です。

外部から借り入れる場合は、まずは日本政策金融公庫の制度を利用することから検討し、難しければメガバンク・地方銀行・信用金庫の順に検討しましょう。事業計画をしっかりと作成することが融資審査を有利に進めるポイントです。

開業にはたくさんの資金が必要です。すべてを自己資金でまかなうのは現実的とはいえません。少なすぎる資金では、事業が立ち上がる前に撤退を余儀なくされてしまうこともあります。資金調達の選択肢を知り、優先順位を付けたうえで早いうちから計画的に動き出すことが大切です。

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集