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MBAで年収アップ!MBA取得者に優遇がある企業と年収をアップする方法

MBA取得者の年収や業種をチェック!

高い専門知識を身に付け、グローバルに活躍するMBA取得者たち。MBAは、アメリカなど海外だけでなく、日本国内やオンラインでも取得することが可能です。時間とお金を投資して取得するMBA。それによって具体的にどのくらい年収が上がるのか、またMBA取得者に対して優遇がある企業などを紹介します。

MBA取得は年収アップにつながる?

●MBAで身につくビジネススキル

MBAとは「Master of Business Administration」の略で、日本語では「経営学修士」にあたります。MBAを取得する過程では、経営に関するプロフェッショナルを育てるための専門的な教育を受けることが可能です。ファイナンスから会計、経営学、マーケティング、情報システムなど経営に必要な知識を幅広く学ぶことができます。

MBAは資格ではなく学位です。そのため、弁護士や公認会計士のようにその資格があれば特定の仕事に就けるというわけではありません。

とはいえ、経営が正しく行われているかを判断するための理論や財務知識を得ることは、企業の中核組織で経営を担う人々にとって必須であるとも言えるでしょう。

●MBAは年収アップにどうつながるのか?

MBAを取得していると、「ビジネスを行う人材としての基盤がある」と周囲から認識されます。そのため、経営のプロフェッショナルとしてヘッドハンターの目に留まりやすくなり、自分の希望する条件に近い仕事を得られる可能性があるでしょう。また、ビジネススクールなどで培った人脈から仕事が生まれることも多々あります。

企業からの派遣でビジネススクールに行き、MBAを取得した場合は、そもそも企業の中で定められた厳しい条件をクリアして行くわけですから、企業側もMBA取得後はより会社にとってプラスになるように働いてくれることを期待しています。そのため、取得後はそれまでよりも待遇が良くなったり、希望する部署に移動できたりなど、待遇に変化があるケースが多くみられます。

MBA取得後の年収は?

●ハーバード大学などで海外MBAを取得した人の年収

ハーバード大学のビジネススクールが、2018年度の入学生を対象に就職内定者の見込み給与・手当について調査を行った結果、給与の中央値が14万米ドル、ボーナスの中央値が2万5000米ドル、その他の手当が2万8750米ドルでした。

合わせて19万米ドルとなり、日本円にすると約2000万円程度の年収です。

ハーバード大学のビジネススクールは入学の基準も高く、また卒業生に著名人が多いことも特徴です。非常に優れた人々との出会いが多く、有益な人脈を築くことができるでしょう。また、数多くの優良企業がインターンシップを受け入れています。

有名校のビジネススクールを卒業することは、就職先の企業だけではなくクライアントからの信頼獲得にもつながるでしょう。

●国内MBAを取得した人の年収

国内MBAが取得できる学校の一つであるグロービス経営大学院の調査によれば、卒業生(回答率46%)のうち63%の人が入学時よりも収入が増加したと答えているほか、全体の50.6%の人が卒業後に昇進しています。

また同大学院卒業後、5年以上経過した時点での収入は、大学院入学時と比較して48.3%、卒業後10年以上だと72.6%も増加していることが分かりました。

これがいかに高いかは、MBA未取得の場合と比較するとよく分かるでしょう。転職・求人情報のdodaが正社員勤務のサラリーマンに対して行った「平均年収」の調査によると、30歳時点で414万円、35歳時点で465万円、40歳時点で505万円です。年収増加率を見ると、30歳から35歳にかけては約12%、35歳から40歳にかけては約8%となっており、MBA取得後の年収増加率の高さが目立ちます。

MBA取得で転職!MBAが生かせる職種

MBA, 年収 (写真=PIXTA)

●外資系投資銀行などの投資銀行業務

企業買収や資金調達のお手伝いをする投資銀行業務。提案を行う相手は社長だったり、大企業の重役だったりすることも多くあるでしょう。そんな、ある意味海千山千なクライアントを納得させ、信頼を勝ち得るためには、的確な経営判断をし、それを論理立てて説明できる知識とスキルが必要です。

そのため、投資銀行では高学歴かつ専門性のある人材を欲しがる傾向があります。狭き門と言われる投資銀行ですが、それは仕事をするうえで必要とされる能力のレベルが高いからなのです。

逆に言えば、しっかりとしたキャリアを築いたうえでMBAを取得すれば、経験豊富かつ専門的な知識も身に付けた人材として、高く評価されることでしょう。

●大企業および中小企業の経営者

企業が置かれている状況を判断し、明確な目標を立てて導くことができるリーダーはどこへ行っても重宝されます。

会計学の知識を利用して財務分析を行い、経営学の知識を生かして会社の方向性を決め、資金調達を上手に行いながら企業を拡大化していくという一連の流れはまさに経営そのもの。MBAの取得とは、これらに生かせる知識を得ることです。自ら経営者となる人にとって、実用的な力となることでしょう。

●経営コンサルタント

経営コンサルタントは、経営者を導く存在であり、経営者よりも専門的かつ幅広い知識が必要です。

各コンサルティングファームにはそれぞれが強みとする経営戦略やノウハウがあるものですが、MBAを取得することによって、なぜそれらが有効なのか、またクライアントである企業になぜ必要なのかを伝えられるようになります。

それに加え、MBAを修了しているということにより、コンサルタントとしての信頼を得やすくなるでしょう。

MBA取得者を欲している企業も!MBAホルダーへの優遇がある企業

楽天株式会社やPwCジャパングループではMBAホルダー(MBAの学位を取得した人)の採用を積極的に行っています。こういった企業がMBAホルダーに期待することは、これまでの仕事を通じて培ってきた経験と、MBA取得によって身に付けた知識による相乗効果です。

実際に、MBAの授業では、経営判断に関する実例のトラブルなどを題材としたケーススタディも多くあります。そこで学んだことを生かして具体的に企業に変革をもたらし、より良い方向に導く能力のあるMBAホルダーは企業に重宝されるでしょう。

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