(写真=筆者撮影)

渡辺直美さんになりたい!銀行女子が10年後の理想のキャリアを考えた

銀行4年目女子のキャリア座談会・後編

金融機関で働く女性たちは自身のキャリアについてどう考えているのでしょうか?銀行に勤めて4年目の女性2人を招き、話を聞いてみました。

前編はこちら

座談会参加者プロフィール

銀行, 女性, キャリア (写真=筆者撮影)

薫さん:A銀行4年目、本店営業事務を担当。就活時はマスコミ志望だったがうまくいかず、内定が出たA銀行に就職。写真左。
彩華さん:B銀行4年目、個人営業を担当。就活時から金融志望で希望の会社に就職できた。写真右。

※いずれも仮名。以下、敬称略

転職活動もしてみたけれど…

——前編では2人とも「今の勤務先で出世したい」と感じていないというお話について伺いました。ただ、もちろん出世だけがキャリアアップになるわけではないと思います。今の勤務先を続けるかどうか、という話以前に、そもそもこれからのご自身のキャリアについてはどう考えていますか?

薫:金融機関の事務ってなくなっていくと言われています。その影響もあってか、ある程度キャリアを重ねてきたにも関わらず、突然それまで経験したことがない部署に異動が決まり、苦労している先輩もいるらしいです。今のうちにほかの会社でも使えるような能力をなんとか身につけて、転職も視野にいれつつ、社内で生き残ることも考えつつ……という感じですね。

彩華:実は私、転職エージェントに行ったことがあるんですが、金融って受け皿がない、と感じました。私のキャリアを生かすのであればクレジットカードの販売促進、保険の販売促進の仕事とかになって……。金融女子って融通きかないのかなって不安になりました。離職率は高いのに、みんなどこに転職しているのかな?

薫:私もちょっと転職活動をしたことがありました。そのときは、人材系をすごくすすめられましたね。人材なら投資信託の販売に比べたら罪悪感はないと思いました。ただ、それは2年前の話なので、今のように事務系の仕事をしていたら、本当に(転職先が)ないと思う……。

——金融機関の女性が転職しづらい、ということはないと思うのですが……自分が転職してうまくいくイメージはわきづらいですか?

彩華:みんな、やんわりと「辞めたい」と言っているけれど、転職のイメージがあまりわかなくて、なかなか動けないんですよね。金融機関って安定志向の人が多いことも関係しているかもしれません。モデルケースがなかなかないし、それを知るツールもない。

もしも好きな企業で働けるなら

銀行, 女性, キャリア (写真=筆者撮影)

——もしもどこでも好きな企業で働けるとしたらどこがいいですか?

薫:私はNHKかな。番組を作ってみたいです。有名人にインタビューとかではなくて、街ゆく人インタビューする系がいい。

彩華:私は楽天かなぁ。フレックスタイムで働いてみたいし、IT化が進んでいそう。ITとかどうなんだろう?英語に興味があるので携われたらいいな、とも思います。

——もし転職した人に話を聞けるなら、何を知りたいですか?

薫:その人の何を買われて転職できたのか?知りたいです。銀行って身につくスキルの幅がかなり狭いと思っていて、どういうことを頑張れば、他の業界でも役立てそうか、とか。

彩華:わかる!銀行のスキルって特殊すぎて汎用性がないと思ってしまうんだよね。そうすると慎重になってしまいます。

不安が先立ち転職に足踏みしてしまう金融女性

——いきなり希望する企業に行くのは難しいかもしれませんが、一度どこかで経験を積んでから希望の企業を目指す、という方法もあるかもしれませんね。

彩華:複数回転職するっていうのはあまりイメージつかないな……。あと、転職となるとライフイベントのことを考えちゃいますね。いま転職したとすると、すぐ30歳になるし、いろいろ考えていくと動きにくくなるなぁと思っちゃう。

薫:私はライフイベントがない側で考えちゃうな。結婚しないで独身だった場合、老後のお金が心配だから、お給料も気になる。

彩華:明確にやりたいことがないと、なかなか飛び込むことはできないのかな……と思います。

——お二人の話を聞いていると不安が先立って動けない、という印象です。とりあえず占いとかやってみますか?(笑)

薫:やりたい!(笑)

彩華:「こういうタイプの人はこういうスキルを身につけるようにしましょう」みたいな感じで提案されたら、キャリアのイメージがわくかもしれないね。

銀行女子が勤務先に物申す!

銀行, 女性, キャリア (写真=筆者撮影)

——勤務先に言いたいことがあれば。

薫:銀行ってコースごとに採用をしているんですよね。最初に面接したときは、転勤があまりないほうのコースであってもバリバリ仕事を任せたい、出世してもらいたい、と言っているのですが、実際に働いてみるとそうでもないな、ってことにだんだん気がつきました。これから入ってくるであろう就活生には盛りすぎないでほしいです。

彩華:まだまだ男性社会。時代が変わっているんだから、女性だからっていうのをまず外して、風通しをよくして、モデルケースを増やすようにしてほしいです。

——どんな人がモデルケースとしているとうれしいですか?

彩華:結婚もして、子供もつくって、職場に戻ってきて、若い世代の女性に「結婚、出産してもちゃんと働けるよ」と言える人がいてほしいです。今、私自身がこうなりたいって思える女の人はいないので、自分が社内でモデルケースとして発信できる人になりたいと思います。

——そのためにしなければいけないと思うことって何かありますか?

彩華:まだ、社内のことをあまり知らないので、いろんな部署を経験してみたいですね。あとは絶対育休もとって、子供できてからも働きたいですね。

10年後の「なりたい自分像」を芸能人で表すと?

銀行, 女性, キャリア (写真=筆者撮影)

——10年後のなりたい自分像に近い人を芸能人で表すと?

彩華:今、パッと思いついたのは渡辺直美さんでした。なんか、人生めっちゃ楽しそうでキラキラしていて生命力ある感じがする。今の職場は「働くために生きている」ような人が多いけど、私は生きるために働きたいな。

薫:私はドラマ「逃げ恥」のゆりちゃんですね。年を取ることに悲観的じゃない感じがいい。10年後、私は何の仕事をしているかはわからないけれど、自分の仕事に誇りを持っていたい。老後について、不安がない、前向きな人になっていたいです。

——ありがとうございました。

(銀行4年目女子のキャリア座談会前後編、おわり。前編はこちら

3月24日、金融女性向けキャリアイベント開催

【残席わずか】金融女性の「自分らしいキャリア」を考える会
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3月24日(日)の午前10時から、元大和証券・楽天証券のファイナンシャル・プランナー久富有里加さんをお招きして金融女性向けのキャリアアップイベントを開催します。鎌倉市在住で、結婚・出産後も輝きながら働いている久富さんの「自分らしいキャリア」を手にするまでのストーリーをお伺いします。モデレーターは元新聞記者で結婚後もITベンチャーで働くDAILY ANDS編集長くすいともこ。女性が自分らしく輝き続ける方法とは?

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