(写真=GaudiLab/Shutterstock.com)

「貸借対照表」で見るのはどこ?2つおさえれば読めてくる

図解入門ビジネス 最新 決算書の基本と分析がよ~くわかる本2

この記事は金井正義氏の著書『図解入門ビジネス 最新決算書の基本と分析がよ~くわかる本)』(秀和システム、2018/11/30刊)の内容を抜粋したものになります。

・『図解入門ビジネス 最新 決算書の基本と分析がよ~くわかる本』シリーズ
(1)わかりやすい「損益計算書の見方」きちんと理解しよう
(2)「貸借対照表」で見るのはどこ?2つおさえれば読めてくる

※以下、書籍より抜粋

貸借対照表の重要なこと

貸借対照表で理解するべき重要なことについて解説します。

●貸借対照表の定義

損益計算書の説明の際に、儲かっていることが必要ですと、書きました。

ところが、実際には、会社は、設立して以降、儲かっている時期もあれば、儲からないこともあります。

そんな過去から現時点までの蓄積の結果を示しているのが、貸借対照表です。

そして、この貸借対照表は、会社が儲かっているかが書いてある損益計算書と同様に、とても重要です。

損益計算書と貸借対照表の2表を理解すれば、会社の決算書の大部分を理解したと言えます。

貸借対照表の一般的な定義は、

  1. 決算日における
  2. 財政状態を表示している

と、言われています。

●財政状態を把握する前に見るべき2点

損益計算書では、損益計算書が表示している儲けの対象期間である会計期間が、必ず損益計算書の上部に表示されているので、この会計期間を見て、損益計算書が対象としている「期間」を確認しました。

貸借対照表は、「決算日」という1日を対象として、作成しています。

「決算日」という新しい言葉が登場しました。

決算日とは、なんでしょうか?

「継続」する事業活動を、業績評価のために区切ったのが「会計期間」でした。

そして、この会計期間の最終日のことを決算日と呼んでいます。

つまり、貸借対照表は、この会計期間の最終日である決算日という1日を対象として、作成されています。

したがって、「期間」を対象として作成している損益計算書とは、大きな違いがあるのです。

そのために、損益計算書と貸借対照表とで、表記が異なっています。

損益計算書は、会計期間を対象としていたので、損益計算書の上部には、

「自**年**月**日至**年**月**日」

と表示されています。

一方、貸借対照表は、決算日という1日を対象としているので、貸借対照表の上部には、

「**年**月**日現在」

と表示されています。

したがって、貸借対照表では、必ず貸借対照表の上部の決算日を見て、貸借対照表が対象としている「決算日」を確認してください。

そして、貸借対照表で「決算日」を確認したら、損益計算書と同様に、表示されている数字の単位を確認しましょう。

貸借対照表は、作成するときには、必ず円単位で作成されます。

しかし、私達が見る貸借対照表は、主に、円、千円、百万円の単位で表示されます。

したがって、貸借対照表の上部を見て、自分が見ている貸借対照表の金額の表示単位を確認しましょう。

Webサイトより※クリックするとAmazonに飛びます

金井 正義(かない・まさよし)
1964年生まれ。1988年、慶応義塾大学経済学部卒業。1993年に、金井公認会計士事務所を設立して、代表に就任。「独立起業の支援」と「円滑な事業承継の実現」を中心的な事業として推進し、「日本の雇用の増大」と「ビジネスにおける夢の実現」に貢献することを目標として、事務所を経営している。

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集