(写真=確定申告がスマホでOKに!/Shutterstock.com)

確定申告がスマホでOKに!メリット・デメリットは?

パソコンがなくてもオンラインで確定申告!

これまでの確定申告は、税務署提出かオンライン提出でした。2019年提出分からはスマートフォンでの確定申告が可能になります。 具体的な手続きや対応機種、進め方をお伝えしましょう。

また、スマホで確定申告する場合のメリット・デメリットも確認しておきます。

確定申告の手続き方法は基本的に2つ

現在の申告方法は基本的に税務署提出かオンライン提出の2種類あります。

● 税務署提出のやり方

税務署提出の場合、住民票のある税務署へ必要書類を持参し、窓口に提出します。税務署に設置してある提出箱に投函することもできます。書類は税務署で作成してもよいですし、あらかじめ作成したものを郵送しても大丈夫です。

● オンライン提出の方法

e-Taxを利用したオンライン提出の場合、使用するパソコンが推奨環境を満たしているか確認しておきます。

次に、住民票のある市区町村でマイナンバーカードを取得します。申請は無料ですが、交付まで1カ月程度かかるようです。

さらに、家電量販店などでマイナンバーカードに対応したICカードリーダライタを購入します。

準備ができたら、国税庁のホームページからファイルをダウンロードしてセットアップを行い、ホームページ内の「確定申告書作成コーナー」で申告書を作成し、税務署に送信して申告完了です。

スマホで確定申告する具体的なやり方とは?

新しく導入されるスマホ申告の場合、手続きの流れはどのようになるのでしょうか?

● 税務署でIDとパスワードを発行

まず税務署でIDとパスワードを発行してもらいます。住民票のある税務署以外に、職場の近くの税務署でも大丈夫です。

最寄りの税務署で職員の方と対面による本人確認の後、IDとパスワードが即日発行されます。発行は、確定申告時期にかかわらず年間を通じて可能です。

本人確認の際には、運転免許証や健康保険証などの確認書類が必要ですから、必ず持参しましょう。

● 国税庁ホームページで申告書を作成

IDとパスワードが発行されたら、国税庁ホームページの「確定申告書作成コーナー」のスマートフォン専用画面にアクセスしましょう。画面の案内に従って金額などを入力し申告書を作成します。

● 作成完了したら送信

申告書を作成したら、画面で税務署への提出方法「e-Taxで提出する」を選び、「IDとパスワードを使って税務署へ提出する」を選択して申告書を送信すれば提出完了です。

● 対応機種は今のところAndroidのみ

スマホ提出に対応している機種は、今のところAndroidのみ。国税庁ホームページで対応機種が確認できますので、スマホ確定申告に興味のある方は、手持ちの機種で可能かどうか見ておきましょう。

※参考:国税庁 スマホ確定申告対応機種

スマホ申告のメリット・デメリットは?

確定申告,オンライン,スマホ (写真=Have a nice day Photo/Shutterstock.com)

スマホで確定申告すると、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?最新情報から確認してみましょう。

● スマホで確定申告のメリット

パソコンがなくても24時間e-Tax送信ができるので、税務署に書類を持参したり、郵送したりする手間がかかりません。源泉徴収票などの添付書類の提出も不要です。

送信したデータはPDF形式で保管できますから、ペーパーレスで、税務処理に関して紙の書類が増えません。 

● スマホで確定申告のデメリット

国税庁のホームページでは、「ID・パスワード方式は、暫定的な対応であるため、お早めにマイナンバーカードの取得をお願いします」と明記されており、さらに、「国税庁は『マイナンバーカード方式』を推奨しています」との記述もあります。

この状況から推測するに、スマホによる確定申告は恒久的な方法ではなさそうです。また、対応機種が限定されているので、一般的な普及は厳しいでしょう。

会社員の確定申告はどれを選ぶのが良い? 

現在の情報を整理すると、確定申告の方法は以下の通りです。

(1)税務署を訪れ、書類を作成して提出
(2)自宅のパソコンで書類を作成して税務署に郵送
(3)国税庁ホームページ「確定申告書作成コーナー」で申告書を作成してe-Taxで送信
 →パソコンの場合、マイナンバーカード方式かID・パスワード方式
 →スマホ・タブレットの場合、ID・パスワード方式
※国税庁によれば、ID・パスワード方式は暫定的方法

パソコンを利用したe-Taxは24時間提出可能ですが、利用するためには手続きが必要なので、初動時はあまりメリットが感じられないでしょう。

スマホ申告が可能なID・パスワード方式に関しては、国税庁が「暫定的な対応」と明言している点が気になります。スマホ申告に慣れても、いつまでこの方法が可能なのか、現在のところ未確定です。

確定申告、今のところアナログ提出の利便性が高い

残念ながら、スマホで確定申告ができるようになったからといって、いきなり利便性が良くなることはないようです。

確定申告のオンライン提出といっても、アナログな事前準備が必要で、手間もお金もかかります。やはりお役所はお堅いですね。

現在、クラウド会計ソフトで使い勝手の良いものがいろいろ出ています。スマホやタブレットでも入力できるので、このようなソフトを使って書類を作成し、郵送提出してしまえば事前手続きも税務署に足を運ぶ必要もありません。

自宅にプリンターがなくても、作成した書類はコンビニで印刷できますから、不便を感じることはあまりないでしょう。

今のところ、アナログな紙での提出の方が利用できるソフトや端末も多く、こちらの方が利便性が高いようです。

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