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つみたてNISAの商品「投資してはいけない」商品とは?

iDeCoとつみたてNISAにダブル投資入門5

この記事は井戸美枝氏・中野晴啓氏の著書『iDeCoとつみたてNISAにダブル投資入門』(扶桑社)の内容を抜粋したものになります。

・『iDeCoとつみたてNISAにダブル投資入門』シリーズ
(1)節税効果がスゴイ!iDeCo「3つのメリット」は?
(2)40歳からの資産運用は「いつ始めるか」が決め手になる
(3)投資は「3原則」を守れば怖くない
(4)つみたてNISAとiDeCoを併用するだけで「3つのメリット」がある
(5)つみたてNISAの商品「投資してはいけない」商品とは?

※以下、書籍より抜粋

積立に関するQ&A

投資をするなら、ぜひ利用したいつみたてつみたてNISA。でも、注意点もあるはず。

「それに、そもそも積立って本当にいいの?」という質問にも本音で答えます。

Q.つみたてNISAを利用する際の注意点は?

A.商品の選び方です

つみたてNISAは、ひとり一口座しか持てないとか、非課税投資枠 は新規資金で年間40万円などの制度上の注意点もありますが、もっとも気をつけるべきポイントは、商品の選び方ではないでしょうか。

既に説明しましたが、つみたてNISAの対象商品は、金融庁が定め る一定の条件をクリアした、いわば金融庁のお墨付きを得た投資信託に限られています。

それは事実ですが、つみたてNISAについて書かれたものを見ると、「金融庁のお墨付きを得た投資信託だけだから安心です」といった趣旨の発言をする人たちもいる。

問題はここです。

まるっきりウソではありませんが、疑問も感じざるをえません。安心して投資できない商品も入っているからです。それは日本株のインデックスファンドです。

意外に思った方もいるかもしれません。ですが、私は、日本株のインデックスファンドだけでは、どんなに長い期間、積立投資を続けても、お金が育つとは確信できないと考えています。

なぜなら、日本は過去20年間、成長していないからです。

そもそも、お金が働いて育つための“養分”は経済成長です。

経済成長しなければ、株価も上がりません。

成長しない株を持ちたい投資家など本来いないはずです。

日本株のインデックスファンドは、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など日本株の代表的な株価指標(インデックス)と同じ値動きをするよう運用される投資信託です。

日本株全体の値動きを表している投資信託とも言えるでしょう。

これに投資することは、お金を日本経済全体に働きに出すことです。

ところが、肝心の日本経済全体がこれまで長きにわたり成長していない。

“養分”をもらえないのですから、お金は育ちません。

こう言うと「日本にだって成長している企業はある」とおっしゃる方もいるでしょう。そのとおりです。

だから、投資するなら成長している企業だけに投資する必要がある。つみたてNISAで日本株に投資する投資信託を積み立てたいなら、成長する会社を厳選して投資しているアクティブファンドを選ぶべきです。

ちなみに、アクティブファンドとは、投資のプロが自分の運用方針や運用手法、相場観などに基づいて投資銘柄を決定し、運用する投資信託です。

ポイント
つみたてNISAでは日本株のインデックスファンドを選ぶべきではない

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井戸美枝(いど・みえ)
CFPR、社会保険労務士など。神戸市生まれ。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。社会保障審議会企業年金部会委員。経済エッセイストとして活動。『100歳までお金に苦労しない 定年夫婦になる!』(集英社)、『大図解 届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)、また自身の介護体験を元に執筆した『身近な人が元気なうちに話しておきたい お金のこと 介護のこと』(東洋経済新報社)など著書多数

中野晴啓(なかの・はるひろ)
セゾン投信株式会社代表取締役社長。東京都生まれ。1987年、現在の株式会社クレディセゾン入社。セゾングループでの投資顧問事業の立ち上げ、クレディセゾン インベストメント事業部長を経て、2006年にセゾン投信設立、2007年4月より現職。販売会社を介さず資産形成世代を中心に直接販売を行っている。近著に『お金のウソ』(ダイヤモンド社)、『はじめての人が投資信託で成功するたった1つの方法』(アスコム)など多数

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