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つみたてNISAとiDeCoを併用するだけで「3つのメリット」がある

iDeCoとつみたてNISAにダブル投資入門4

この記事は井戸美枝氏・中野晴啓氏の著書『iDeCoとつみたてNISAにダブル投資入門』(扶桑社)の内容を抜粋したものになります。

・『iDeCoとつみたてNISAにダブル投資入門』シリーズ
(1)節税効果がスゴイ!iDeCo「3つのメリット」は?
(2)40歳からの資産運用は「いつ始めるか」が決め手になる
(3)投資は「3原則」を守れば怖くない
(4)つみたてNISAとiDeCoを併用するだけで「3つのメリット」がある

※以下、書籍より抜粋

iDeCoとつみたてNISA両方やるメリットってなに?

税制優遇措置があるiDeCoとつみたてNISAを併用する合わせ技。

「ウチにはそんなに余裕がないけれど、やっぱり両方やったほうがいいの?」

という疑問にお答えします。

・非課税制度は積極的に活用すべし

iDeCoやつみたてNISAについて、「どんな人に向いていますか?」や「いつから始めればいいですか?」という質問をしばしば受けます。

どちらも、利用できる人は誰もが利用したほうがいい制度であり、始める時期は「今すぐ」です。

そして、資金的な余裕があるなら2つの制度を併用すべきです。

特に、40代後半~50代で「老後が心配」な人は、非課税口座をフルに活用し、できるだけ多くの金額を積み立てることを考えましょう。

可能ならば、どちらも限度額いっぱいまで積み立てたいものです。

私は、「iDeCoやつみたてNISAのような非課税制度は、積極的に活用すべき」と、口酸っぱくお伝えしています。

この制度を利用して資産形成することに大きなメリットがあるからです。

・2つの制度の併用でトリプルメリット!

iDeCoには非常に手厚い非課税メリットがあります。

まず、掛金は全額所得控除の対象になります。

次に、運用益が非課税です。

さらに将来、年金や一時金で受け取る際にも各種控除を受けることができます。

一方、つみたてNISAでは、運用益が非課税になります。

2つの制度を併用した場合、運用期間中だけを考えてもiDeCoの掛金控除、iDeCoの運用益が非課税、つみたてNISAの運用益が非課税、というトリプルメリットを享受できます。

ちなみに、掛金控除による節税額は、その人の収入や拠出額によって異なります。

仮に40歳で、年収500万円、会社に企業年金制度がなく、月々の掛金が2万3000円の人の場合、20年間の節税額は約110万円になる計算です。

また、運用益の20.315%にあたる税額が非課税になります。

この場合、節税額は約41万円~約59万円という計算に。

合計すると、約210万円の節税ができたことになります。

しかも、併用することで、約1838万円の資産を準備できることになるのです。

もちろん、これはシミュレーションにすぎません。

「捕らぬ狸の皮算用じゃないの」と思う方もいるでしょう。

ですが、20年間、「将来が不安だ」と思いながらも何のアクションも起こさないより、はるかにトクできることだけは、おわかりいただけたのではないでしょうか。

皆さんも、一日も早く、iDeCoとつみたてNISAを併用して、将来の資金準備を始めてください。

運用益にかかる税金にはなぜ端数があるの?

投資信託を換金(売却)することで得た譲渡益や、運用で得た利益を投資信託の保有者に分配する分配金には、通常、20.315%の税金がかかります。

なぜ端数があるのか、気になる人もいるのではないでしょうか。

投資信託の譲渡益や分配金にかかる税金は、所得税15%と住民税5%で、あわせて20%となっています。

しかし、2013年1月1日から2037年12月31日までの25年間については、東日本大震災からの復興財源を確保するため、金融商品から得られる利子や配当、売買益が復興特別所得税の対象となっています。

そのため、所得税額に復興特別所得税2.1%を加算した15.315%と、住民税5%を合わせた20.315%が利益に課税されているのです。

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井戸美枝(いど・みえ)
CFPR、社会保険労務士など。神戸市生まれ。講演や執筆、テレビ、ラジオ出演などを通じ、生活に身近な経済問題をはじめ、年金・社会保障問題を専門とする。社会保障審議会企業年金部会委員。経済エッセイストとして活動。『100歳までお金に苦労しない 定年夫婦になる!』(集英社)、『大図解 届け出だけでもらえるお金』(プレジデント社)、また自身の介護体験を元に執筆した『身近な人が元気なうちに話しておきたい お金のこと 介護のこと』(東洋経済新報社)など著書多数

中野晴啓(なかの・はるひろ)
セゾン投信株式会社代表取締役社長。東京都生まれ。1987年、現在の株式会社クレディセゾン入社。セゾングループでの投資顧問事業の立ち上げ、クレディセゾン インベストメント事業部長を経て、2006年にセゾン投信設立、2007年4月より現職。販売会社を介さず資産形成世代を中心に直接販売を行っている。近著に『お金のウソ』(ダイヤモンド社)、『はじめての人が投資信託で成功するたった1つの方法』(アスコム)など多数

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