(写真=Tom Wang/Shutterstock.com)

夫婦でつみたてNISA(積立NISA)、賢く運用していくには?

夫婦それぞれ口座をつくれば、非課税枠も2倍に!

つみたてNISA。皆さん、もう始めましたか?

夫婦で積み立てれば、利益が出たときの喜びも2倍です。夫婦で賢く運用する考え方や使い分け方法などを解説します。

つみたてNISAとは? 

つみたてNISAは、2018年1月にスタートした、積立型のNISA(少額投資非課税制度)です。

証券会社や銀行、郵便局などの金融機関で、つみたてNISA専用の非課税口座を開設し、口座ごとに設定されている株式投資信託やETF(上場投資信託)を購入すると、本来20.315%課税される分配金や売買益などが非課税となります。

ただし、購入できる金額は年間40万円まで、非課税で運用できる期間は20年間と決まっています。

利益が非課税になるつみたての制度に、iDeCo(個人型確定拠出年金)もありますが、iDeCoは60歳まで引き出せないのに対し、つみたてNISAはいつでも引き出して現金化できるところが異なります。

積立期間を自分で決められる、自由度の高さがメリットの一つです。

夫婦でつみたてNISAをはじめる心構え

スパークス・アセット・マネジメント株式会社が、全国の20歳以上の既婚男女1000人を対象に行った「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査2018」によると、夫婦で一緒に考えて投資をするメリットは、 1位「会話が増える」、2位「喜び共有」、3位「相談できる」だそうです。

一方、パートナーに内緒でこっそり投資をしている人は全体の16.0%、今後やってみたいと思っている人は全体の21.8%という結果が出ています。

独身の頃のように、自由にお金を使いたい気持ちも分かりますが、夫婦が個々で好きなようにお金を使っていては、なかなか貯まりません。投資や貯蓄は、将来に必要な金額を2人でしっかり話し合い、目的を共有することが大切です。

つみたてNISAでは、一人につき年間40万円、二人では80万円の投資枠があります。毎月6万6000円まで積み立てが可能なので、家計全体でどのくらい投資に回すのがベストなのか、しっかりシミュレーションしておきましょう。将来、お金でもめずに夫婦円満でいられる秘訣です。

夫婦でつみたてNISAを有効に使うには 3つの活用パターン

積立,nisa,夫婦 (写真=PIXTA)

●1.目的別に分けて積立

Aさん夫婦は、2つのつみたてNISA口座を目的別に分けています。

片方は老後資金として20年間ずっと積み立てを続ける予定。長期で大きなリターンを狙って、新興国も含む世界の株式に投資する投資信託を選んでいます。

もう片方は、趣味の旅行費用にあてるための積立です。値動きが分かりやすい日本株のインデックスファンドで、数年ごとに、値上がりしているタイミングで売却したいと考えています。

●2.商品のタイプに分けて積立

Bさん夫婦は、商品のタイプで使い分けています。

夫は株式投資の経験があり、経済に詳しいので、つみたてNISAが始まったらすぐに、運用成績の良い日本株のアクティブファンドで積み立てを始めました。

投資初心者の妻は、投資にあまり興味はなかったのですが、夫から運用の話を聞いているうちに、少しずつ興味を持ち始め、自分でも始めることにして、夫と同じ金融機関に自分の口座を開設しました。

妻の口座と言っても、夫のアドバイスを聞きながら購入し、夫婦で運用しています。手数料が安く、初心者の妻でも値動きがわかりやすいインデックスファンドを選びました。

Bさん夫婦は、同じ金融機関を利用しています。

金融機関を夫婦で同じにするメリットは、お互いに、情報を共有しやすいことです。

Bさん夫婦が利用しているネット証券では、アプリをお互いのスマートフォンにダウンロードし、ログイン時のIDやパスワードを共有すれば、運用状況を簡単に把握できるのです。

また、投資額によってポイントが貯まるため、家族で利用することで有利になりそうです。

●3.金融機関を分けて積立

Cさん夫婦は、金融機関を分けて積み立てをしています。

夫婦別々の金融機関にするメリットは、金融機関の破たんやシステム障害などの万一の際のリスク分散ができることです。

また、金融機関によって手数料や取り扱い商品、提供してくれる情報、ネット画面の機能などが異なります。

Cさん夫婦は、投資を長く続けるためにさまざまな要素を考慮し、自分の好みに合い、ストレスなく使えるものを選びました。

逆に、夫婦同じ金融機関にすれば、情報を共有しやすいなどのメリットがあります。

どちらが良いというものではなく、それぞれメリットがありますので、ご夫婦のライフスタイルに合わせて選択をしてください。

夫婦で利用するとお得な制度

資産運用でお得な制度は、つみたてNISAのほかにも、iDeCoやふるさと納税などがあります。これらをフル活用すれば、かなり大きな節税効果が出るのではないでしょうか。

共働きの場合は、妻もiDeCoの所得控除が受けられお得です。

自分たちなりの優先順位を決めて賢く活用しましょう。

つみたてNISAで夫婦仲もさらによくなる⁉

先述のアンケートによると、夫婦円満のためにお金をかけたいことは、 1 位「旅行」、2 位「誕生日プレゼント」、3 位「特別な日の食事」でした。

つみたてNISAで利益が出たら、老後資金だけでなく、2人でご褒美旅行や食事に行って楽しむことにも使えば、夫婦で投資する楽しみも増えますよ。

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