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少額から始められる「つみたてNISA」。でもリスクはないの?向いている人は?

始める前に確認しておこう

NISAに続き2018年1月よりスタートしたつみたてNISA。小額から投資を始められて、長期間にわたり運用した利益が非課税になるとっても魅力的な制度です。

……でも、リスクやデメリットはないの?

投資初心者に優しくメリットも多い制度だからこそ、きちんとリスクも把握したうえで利用したいですよね。早速、つみたてNISAを利用する際の注意点を詳しく見ていきましょう。

つみたてNISAを利用する際の注意点とは

つみたてNISA,リスク (写真=shutteratakan/Shutterstock.com)

・非課税枠を使って投資できる商品は投資信託とETFのみ

つみたてNISAの制度を利用して投資ができるのは公募株式投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されています。

投資する商品を正しく選び取れるのかが不安な投資初心者にはありがたい制度ですが、逆に投資経験が豊富な人にとっては物足りなく感じられるかもしれません。

一方従来のNISAなら投資信託だけでなく株式にも投資が可能。自分の投資経験や、投資によって得たい目標の運用益などに合わせてどちらの制度が自分に合っているかを判断しましょう。

・運用した利益は非課税。でも一部の手数料は発生

つみたてNISAを利用する最も大きなメリットは、運用した利益が非課税になることです。

せっかく生まれた運用益ですから、できるだけ守りたいと思うのが当然です。つみたてNISAの制度を利用し上手に節税を行うことで、小額から投資を始めても運用益が積みあがりやすくなります。

注意したい点としては、運用益が非課税になる一方で、信託報酬など一部の手数料は発生するということ。

手数料については証券会社によっても条件が異なります。つみたてNISA口座を開設する際は、各証券会社が扱っている商品や、売買の際にかかる手数料(投資信託の売買手数料は一律無料。一部証券会社のETFのみ売買手数料が発生する)、信託報酬などを比較して自分にあった証券会社を選ぶようにしましょう。

・つみたてNISAの口座は損益通算できない

つみたてNISAの口座は損益通算ができません。

損益通算というのは、一つの投資では儲かったものの別の投資では損をしたという場合、その儲けと損を相殺したうえで、残った金額に税金がかかるという制度です。

例えば、株式で40万円の利益が出て、社債から40万円の損が出た場合はプラスマイナスゼロとなり税金は発生しません。

しかし、つみたてNISAの口座と一般の証券口座(一般口座や特別口座)間では損益通算ができません。

例えば、一般の口座で40万円プラスの利益が出て、つみたてNISAの口座で40万円の損が出ていた場合でも損益通算をすることができず、一般の証券口座で出たプラスの利益40万円にそのまま税金がかかることとなります。

・投資なので元本割れをするリスクがある

つみたてNISAは政府によりバックアップされた投資を促すための制度。安全に投資が行えるよう考慮されていますが、投資であることに変わりはありません。

元本割れするリスクもありますので、その点はしっかりと覚えておきましょう。

つみたてNISAに向いているのはこんな人

つみたてNISA,リスク (写真= Watchara Ritjan/Shutterstock.com)

・長期間にわたり投資して資産運用したい

NISAの最長投資期間が最長5年であるのに対し、つみたてNISAでは最長20年。長い間、非課税の制度を享受しながら投資を行うことが可能です。

・少額ずつ積み立てていきたい

つみたてNISAで投資信託に投資をする場合、小額から始めることが可能です。

例えば、SBI証券などのネット証券では、ワンコインから投資が可能なサービスを実施しており、100円から投資を行うことができます。

投資を始めるにあたり大きな資金を必要とせず、小さな資金からコツコツ始められるという点も将来の資金計画につながる大きなメリットの一つです。

・将来受け取る年金が不安

手元にある資金を投資に回すことで、長い年月をかけ少ない利益が複利を生み、大きなメリットを受け取ることにつながります。

将来受け取る年金に不安を感じる人にも、つみたてNISAはピッタリの制度です。

口座を開設する証券会社を上手に選ぼう

つみたてNISA,リスク (写真=Africa Studio/Shutterstock.com)

つみたてNISAを利用するには証券会社に口座を開設する必要があります。どの証券会社を利用するかによって手数料や投資可能な商品のラインナップ、売買が可能な時間帯等が異なります。

自分に合った投資が行える証券会社で口座開設をするようにしましょう。

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