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つみたてNISAでおすすめのアクティブファンドはどれ?実はリスクが低いってホント?

投資の幅を広げるアクティブファンド

金融庁が2018年にスタートした制度「つみたてNISA」が、非課税かつ低いコストで投資ができると注目を集めています。

金融庁の「NISA利用状況調査」によると、平成30年6月末時点ではつみたてNISAを利用している方の約6割はより低コストで運用できるインデックスファンドを選んでいるようです。積極的な運用をするアクティブファンドもありますが、あまり選ばれていないようですね。

ちょっと不人気なアクティブファンドですが、投資してはいけないのでしょうか?この記事ではつみたてNISAに採用されたアクティブファンドに光をあて、その実力をご紹介します。

みなさんの投資の幅がきっと広がりますので、ぜひ参考にしてください。

つみたてNISAのアクティブファンド一覧

つみたてNISA,特徴,アクティブファンド (写真=Maxx-Studio/Shutterstock.com)

つみたてNISAでは17本のアクティブファンドが用意されています。

画像縮小 (図=DAILY ANDS編集部作成)

アクティブファンドの運用をチェック!

つみたてNISA,特徴,アクティブファンド (写真=Boophuket/Shutterstock.com)

アクティブファンドはインデックスファンドと比較するとコストが高い傾向があります。 せっかくお金を払うならインデックスより好成績じゃないとやった甲斐がありませんよね。アクティブファンドの運用をチェックしてみましょう。

ここから2013年10月末から2018年10月末までの5年間の成績をチェックします。運用成績は、東証一部に上場しているすべての銘柄の値動きが反映されている「TOPIX(東証株価指数)」と比較します。

アクティブファンドは指数を超える運用を目指しています。この指数に負けるアクティブファンドには投資妙味がありません。インデックスファンドに投資した方がコスト分有利だからです。そのため、アクティブファンドを株価指数と比較することは重要です。

また、似たような株価指数として「日経平均」がありますが、こちらは225銘柄だけしか反映していません。日本株全体を反映しているTOPIXの方が比較対象として優れていると考えられるので、今回はTOPIXを比較対象とします。

●国内型

2018年10月末のTOPIXは1646.12ptです。5年前では1194.26ptですから約37.84%上昇しました。1年あたり約6.63%上昇した計算です。この期間の場合、主に株式に投資するアクティブファンドはすべての銘柄がTOPIXを上回る成績を残しています。

リターンが最低だった銘柄は「ニッセイ日本株ファンド」で、1年あたり7.73%の上昇です。最高だった「ひふみプラス」は1年あたり16.12%も上昇しました。

この期間で言えばこれらのファンドを選択しても良かったと言えそうです。

一方、バランス型である「結い2101」はこの期間1年あたり約6.53%の上昇でした。若干TOPIXを下回りましたが、この銘柄はリターンの低いコール・ローン等(短期資産)を4割程度組み入れていますから、良好な成績と言えるでしょう。

●海外型

海外投資の指標としては「MSCIコクサイ指数」が代表的です。この指数は2013年10月末で6824.85pt、2018年10月末は9846.11ptです。約44.27%の上昇で、1年あたりでは約7.61%の上昇です。

主に株式に投資する海外型アクティブファンド3銘柄はすべてこの指数を超えています。最低は「EXE-i グローバル中小型株式ファンド」で1年あたり約7.79%、最高は「セゾン資産形成の達人ファンド」で1年あたり約10.52%の上昇でした。

MSCI指数には為替の影響がありませんから正確な比較ができませんが、基本的には指数を上回る成績でした。

バランス型は組み入れ比率が銘柄ごとに違うため比較が難しいです。ただ、この5年間でマイナスになっている銘柄はありませんでした。

おすすめのアクティブファンド3選

つみたてNISA,特徴,アクティブファンド (写真=Fusionstudio/Shutterstock.com)

●ひふみプラス:リターンが最高

「ひふみプラス」はアクティブファンドの中で最高のリターンを記録しており、約6000億円も純資産がある人気の銘柄です。独立系投資会社レオスキャピタルが運用する商品で、現在は一部米国株も組み入れています。リターン重視の方に向いているでしょう。

●結い2101:リスクを抑えたい人向け

「結い2101」は、アクティブファンドの中では最も小さい値動きでした。アクティブファンドはハイリスクのイメージがありますが、実はリスクを下げる運用をしている銘柄もあるのです。他の海外バランス型アクティブファンドよりも小さい値動きであり、低リスクで運用したい方に向いている銘柄です。

●EXE-i グローバル中小型株式ファンド:信託報酬が破格の安さ

コストが高いイメージのアクティブファンドですが、最近はコストが引き下げられています。特にこの銘柄は信託報酬が年率0.33%と、アクティブファンドの中では破格の安さです。

実はリスクが低い!? アクティブファンドの特徴

つみたてNISA,特徴,アクティブファンド (写真=wutzkohphoto/Shutterstock.com)

アクティブファンドはリスクが高いイメージがあると思いますが、実は一概にそうとは言えません。

●リスクは数値化して考えよう!

投資において、リスクとは値動きの大きさのことを指します。もし同じリターンなら、できるだけ小さい値動きの方が良いですよね。値動きの大きさは「標準偏差」という数値で表されます。

例えば、以下の値動きをした2つのファンドがあるとします。

つみたてNISA,特徴,アクティブファンド (図=DAILY ANDS編集部作成)

この2ファンドは同じリターンですが、BファンドはAファンドと比べ荒い値動きとなっており、Bファンドの方が標準偏差の数値が大きいですね。

このように、値動きの大きさは標準偏差という数値に反映されます。値動きの小さい銘柄に投資したいときはこの数値を参考にすれば良いのです。

この数値は投資信託比較サイトやネット証券ホームページで公開されています。ぜひ参考にしてください。

●リスクをインデックスファンドと比較!

運用期間が5年以上ある「三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスF」と標準偏差を比較してみましょう。これはTOPIXと連動するインデックスファンドで、つみたてNISA対象銘柄です。

この銘柄の過去5年標準偏差は14.91でした。国内株式型アクティブファンド6銘柄と比較すると、「大和住銀DC国内株式ファンド(15.66)」と「ニッセイ日本株ファンド(15.47)」の2銘柄のみ上回り、他の銘柄はすべて下回りました。

最もリターンが大きかったひふみプラスの標準偏差は13.63であり、ハイリターン=ハイリスクの構図が崩れています。これは効率的な運用ができている1つの証といえるでしょう。

なお、最も低リスクだった「結い2101」の標準偏差は6.91でした。

アクティブファンドはハイリスクというイメージがありますが、一概にそうとは言えないという結果になりました。

つみたてNISAのアクティブファンドは好成績!

つみたてNISA,特徴,アクティブファンド (写真=Rostislav_Sedlacek/Shutterstock.com)

つみたてNISA対象のアクティブファンドは、リターン面はもちろんリスク面でも優秀な銘柄がそろっています。 投資対象として考えてみてはいかがでしょうか。

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