(写真=Vladeep/Shutterstock.com)

じつは知らない……確定申告とは?会社員でも必要になるのはどんなケース?

覚えてしまうと意外に簡単!

こんにちは、婚活FP(ファイナンシャル・プランナー)山本です。これまでずっと会社員という方にとって、確定申告は縁がないことの一つかもしれません。

確かに、税金のことは社内の年末調整で済みますが、確定申告について知っておいても損はないはずです。そこで今回は、確定申告の基本を分かりやすくお伝えします。初めての確定申告に、ぜひお役立て下さいませ。

確定申告とは?

imageTitle (写真=create jobs 51/Shutterstock.com)

そもそも、「すべての社会人は、儲けたら利益の一部を税金として国に納める」のが基本です。本来、確定申告を通して儲けた金額や経費、最終的な利益などを自己申告し、そのうえで税金を納めるのが原則になります。

会社員の場合、年末調整が基本と考えがちですが、むしろ年末調整は例外です。年末調整では、「画一的な処理」しかできないので、何か特別な事情があるときは、本来の方法である確定申告で税金を納めることになります。

・確定申告の種類

儲けの一部を税金として国に納めるわけですが、税金は「儲け方」によって「〇〇所得」などと分類され、それぞれ税金の計算方法が違います。例えば、会社員がもらう給料は「給与所得」となり、会社員が将来的にもらう年金は「雑所得」に当てはまります。

確定申告(書)は大きく分けて3種類あり、自分の儲けが何所得に当てはまる利益なのかで、使う書類が決まります。給料をもらっている方は「確定申告書A」を使いましょう。

・確定申告の流れについて

税金計算の流れを、単純に説明すると以下のようになります。

儲けた金額-かかった経費=利益
利益×税率=納めるべき税金額

嬉しいことに、最近では確定申告(税金計算)をパソコンでもできますので、ほんの少し勉強すれば初心者でも簡単にできます。よく分からないというときは、必要そうな書類を持って近くの税務署に行けば、職員の方が教えてくれるので、安心です。

確定申告が終わったら、不足分の税金を納めるか、すでに納めた税金を返してもらう流れになります。

確定申告をしなくてもいいのはどんなケース?

imageTitle (写真=Vitpho/Shutterstock.com)

確定申告をしなくてもいいのは、一言でいえば「何もせず、何も起こらなかった人」でしょうか。収入がゼロまたはほとんどない人、所得税がかからない人は原則納付しなくてよい人です。がんばって儲けた分は、確定申告が必要になります。少々理不尽に感じるかもしれませんが、「確定申告が必要な自分」にプライドを持ちましょう。

会社員で確定申告が必要になるのはどんなケース?

imageTitle (写真=THICHA SATAPITANON/Shutterstock.com)

簡単にいえば、画一的な年末調整では処理できないとき、確定申告が必要になります。中には「確定申告をしたくないから何もしない」という人もいますが、それでは生き残れません……。最低限の基本は覚えておきましょう。

・年末調整との違い

そもそも、税金の納付は確定申告が基本です。年末調整は、例外的に認められた「簡易版の確定申告」と言えます。このため、給料以外の収入や経費などがある場合、すべて確定申告が必要になるわけです。

・会社員でも確定申告が必要になるケース

一般的な会社員でも確定申告が必要になるのは、ざっくり言うと、以下のようなケースです。

  • 病院に行った、薬を買った(医療費控除)
  • 災害に遭った(雑損控除)
  • 寄付をした(寄付金控除)
  • 家を買った(住宅ローン控除)
  • 投資をした(申告分離課税)
  • 退職金が出た(分離課税)
  • 副業をした(事業所得・不動産所得・雑所得などのどれか)
  • 保険の満期金を受け取った(一時所得)

「給料以外のお金の出入りがあったとき」は、「税金や確定申告が必要かも……」と考えておくと良いでしょう。所得税ではありませんが、相続を受けたときにも相続税の確定申告が必要になります。

・ふるさと納税をすると確定申告が必要?

最近は「ふるさと納税」が人気ですが、先ほどの「寄付をした(寄付金控除)」が、これに当たります。ただ、ふるさと納税には「ワンストップ特例制度」があり、事前に申請しておけば、納税先が5自治体以内なら確定申告は不要です。

逆にいえば、ワンストップ特例制度を利用しない場合や、5自治体より多く寄付をした場合は、確定申告が必要です。どのみち確定申告が必要な方は、ついでにふるさと納税を試してみるのもアリかもしれませんね。

2019年の確定申告のスケジュール

imageTitle (写真=Brian A Jackson/Shutterstock.com)

2019年の確定申告は、2月18日(月)~3月15日(金)のあいだで行われます。この時期になってから確定申告の準備を始める人もいますが、初めての人は新年を迎えたら準備を始めたほうが、余裕があっていいかもしれません。

確定申告を知れば「できること」が広がる!

imageTitle (写真=boonchoke/Shutterstock.com)

確定申告に苦手意識があると、どうしても「確定申告が必要」というだけで尻込みしてしまうでしょう。でも、そこまで難しいものでもありませんし、確定申告をすれば「できること」が広がります。明るい未来を切り開いていくために、ぜひチャレンジしてみましょう。

【こちらの記事もおすすめ】
税理士に教わった「副業の確定申告」にまつわる6つの勘違い
確定申告への理解はお金持ちの第一歩!「しなければいけない人」「した方がいい人」
面倒くさいけど「きちんと確定申告する」ことで意外なメリットもある

▲最新記事はTOPページから

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集