(写真=PIXTA)

確定申告への理解はお金持ちの第一歩!「しなければいけない人」「した方がいい人」

OLさん向けにわかりやすく解説します

会社員なら税金のことは年末調整で済みますから、30代になっても確定申告をしたことがないという方は多くいらっしゃいます。しかし、ときには「確定申告をしたほうが得」ということもあるわけです。

今回は年末調整と確定申告の違いや確定申告が必要なのはどんなときかをお伝えします。あなたのはじめての確定申告にお役立て下さい。

年末調整と確定申告の違いとは?

まずは年末調整と確定申告の違いについてです。

●年末調整は「簡易版の確定申告」

そもそも「納税の義務」は全ての国民にあります。稼いだお金の一部は税金として国に納めなければなりません。そして本来、納税額は自分で計算して申告するものとなっています。

しかし、このルールを全ての人に当てはめては国民も税務署も大変です。そこで双方の手間を少なくするために考案されたのが、会社員の税金を企業が代わりに計算して納税する「年末調整」なのです。

とはいえ、会社員と一言にいっても状況は人によってさまざまです。このため「一定の範囲までなら年末調整でいいけれど、それを超える人は確定申告をしてね」というルールになったとされています。

●確定申告は自分で納税額を申告する

確定申告とは年末調整とは違って自分で支払うべき税金額を計算して、税務署に申告する手続きのことです。確定申告書の作成方法はいくつかあり、国税庁webサイト「確定申告書等作成コーナー」に必要事項を入力する方法や、パソコンの専用ソフトで作成する方法、必要書類を税務署に持参する方法などがあります。オンラインで書類を作成した場合、e-Taxで送信するか、印刷して郵送するなどして書類を提出します。初めてで書類の作成に自信がない方は税務署へ直接行って担当者に相談しながら申告書を作成し、提出するのがおすすめです。

確定申告の時期は、法律で2月16日~3月15日となっています。(土日は原則税務署がお休みなので、2019年は実質2月18日~3月15日)

年末調整していても確定申告したほうがいい2つのケース

確定申告,年末調整,違い (写真=PIXTA)

年末調整をしているから確定申告はしなくてOK、と思うかもしれませんが、次のような方は年末調整が終わっていても、確定申告をした方が得をする可能性があります。

●各種控除(医療費控除、住宅ローン控除など)を利用できる

確定申告をした方が得になるケースとは、「年末調整で処理できない控除(税金計算する際に経費にできるお金)」がある場合です。具体的には以下が挙げられます。

・医療費控除:病院に行った、薬を買った場合
・雑損控除 :災害や盗難などに遭った場合
・寄付金控除:ふるさと納税を行った場合

●特に確定申告した方がいいケース

上記の控除とは種類が異なりますが、以下の場合は「特に大きな得」になるので、確定申告をすることを強くお勧めします。

・住宅ローン控除:家を買った場合(税額控除といい、直接税金を減らせる)
・損失の繰越控除:投資で損をした場合(以後3年、利益と相殺できる)

DAILY ANDS読者の方なら、きっと何かに投資をしているかもしれませんし、あるいは目下検討中かもしれませんね。投資と税金・確定申告はセットと考えておきましょう。投資とあわせて確定申告もしっかり勉強し、損すらも得にできるようにしていきましょう。

会社員でも確定申告をしなければいけない3つのケース

先程は確定申告を「した方がいい」ケースをお伝えしました。この段落では会社員でも確定申告を「しなければいけない」ケースを紹介します。

●転職、退職をした

転職や退職をしたときにも、確定申告が必要になることがあります。例えば、退職して次の仕事が見つかっていない場合には、そもそも年末調整をしてくれる会社がありません。年内に次が見つかったとしても、前後の働き方(例えば、事業所得にあたる保険外交員など)によっては確定申告が必要です。

●年収が2000万円を超える

年収が2000万円を超える会社員も、確定申告が必要になります。当てはまる女性は少ないかもしれませんが、投資などでこの水準を目指しているなら、早くから確定申告に慣れておくのも良いかもしれませんね。また、定年を迎えて年金生活になっても確定申告は必要となります。

●給与以外の収入が年20万円を超える

最近では「副業」をする女性も増えつつあります。その収入が年20万円を超える場合も確定申告が必要です。ほったらかしにしていると、税務署から会社に電話がきて副業がバレてしまうということもありますので、副業禁止の会社に勤めている女性は、特に気をつけておきましょう。

確定申告への理解はお金持ちへの第一歩!

確定申告や年末調整、税金への理解は、得を生みだし、損を防ぐことにもつながっていきます。「お金持ちほど税金を気にする」のは知られていることですが、たとえ最初は小さな損得であっても、積み重なればいずれは大きな損得にふくれあがります。ぜひ確定申告への理解を深めて、お金持ちになれるよう舵を切っていきましょう。

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