(画像=DeepMeaning/shutterstock.com)

ムダ使いはなぜ起こる?「考え方」だけでお金が貯まるようになる

お金の不安からいますぐ抜け出す方法1

この記事は大嶋信頼氏の著書『「お金の不安」からいますぐ抜け出す方法』(総合法令出版)の内容を抜粋したものになります。

※以下、書籍より抜粋

お金が貯まらない原因は〝脳の発作〟

ストレスが帯電して発作が起きる以前、会社勤めをしていた頃、私よりも仕事のできない同僚の給料が、私よりも高いということがわかりました。

そのとき、私の頭の中で「ビビビッ!」と電気が走りました。

顔が真っ青になって、「こんな会社辞めてやる!」と社長室に走っていきました。

普段は温厚な私が、社長の前で「なんで私の努力を認めてくれないんですか!」と怒鳴り、涙まで流してしまいます。

「うわ! なんでおれは泣いているんだ?」と自分ではまったく感情のコントロールができません。

そして、「私のことを認めてくれないんだったら、もう辞めさせてください!」と言って社長室から出てしまったのです。でも、しばらく歩いていたら怒りがおさまりました。

「あれ? なんであんなことを言っちゃったんだろう?」と血の気が引いて、急に吐き気が襲ってきます。

「ここで辞めても次の仕事なんて簡単に見つからないのに、どうしてあんな馬鹿なことを言ってしまったんだろう」とものすごく後悔しました。

このとき、私には何が起こっていたのでしょうか。

私たちの脳には普段から〝ストレス〟が電気のように帯電していて、ちょっとしたきっかけで「ビビビッ!」と「サージ電流(瞬間的に定常状態を超えて発生する大電流のこと)」が発生します。

この大きな電流によって〝脳の発作〟が起きてしまいます。

〝脳の発作〟が起きると、人は「破壊的な人格に変身!」となってしまいます。人間関係や仕事、それに、お金の流れなども自ら破壊してしまいます。

〝脳の発作〟というと少しわかりづらいかもしれませんが、「喘息の発作」というように、発作とは、ある症状が突然起こることです。

つまり、自分ではコントロールできません。

そして、発作がおさまったら変身が解けて、「なんであんなことをやっちゃったんだろう?」と後悔してしまうのです。

私の場合は「昔から家が貧乏」ということがありましたから、いつも「一生懸命に働いて節約もしてお金を貯めなければ」と考えていました。だから食事もなるべくお金をかけないように、お昼はパン、夜もパンにチーズというような生活でした。

「みんなは楽しそうに外食をしているのに、自分はこんなに惨めだ」「思うようにお金が使えない」と、〝怒りのストレス〟が常に脳に帯電していたのです。

その電気が、「あいつは仕事もしないくせに自分より給料が高い!」というきっかけで、「ビビビッ!」と流れます。

そうして発作が起きて「破壊的な人格に変身!」となって、自分の言動のコントロールができなくなってしまったのです。

脳の発作に気付く方法

このように、脳の発作が起きているときは「自分が発作を起こしている」という自覚が持てないのですが、一つだけ、「あ!発作を起こしているんだ!」と気付くことができる方法があります。

簡単に言えば、「自分は正しい!」と自信を持っているときは、「あ! この状態が発作なんだ!」と考えるということです。

自分は正しいと思い込んでしまうのは、発作で破壊的な人格に変身しているからです。

それに気付けば、「危ない! いらないものを買ってしまうところだった!」と無駄遣いを防ぐことができます。

「期間限定のバッグ」が店頭に置いてあって、「あれを買ったら仕事ができる人になれるかもしれない! 買うことが正しい!」と思ってしまったときは、「あれ? これって発作を起こしているのかも?」と疑ってみます。すると、「これが欲しい!」という気持ちがスッとおさまります。

「この前の損を取り戻すためにこれが必要!」というのも、脳の発作が起きているときの典型的な思考パターンです。これも「自分は正しい!」と思い込んでいることになるわけです。

多くの人は「モノを購入するための理由は自分で考えている」と思っています。

でも、実際は脳が発作を起こして破壊的な人格に変身しているから、目の前にあるものを欲しいと思ってしまうだけです。

そうしてほかの選択肢が見えなくなってしまって、いつの間にか破壊的な行動をしてしまうのです。

「いまこれを買わなきゃ!」というような焦る気持ちが出てきたときは「あ! 私も発作を起こしているんだ!」と考える。

これを続けていくと「記憶が知らないうちに抜けている」ということがなくなって、「お金が貯まってきた!」となっていくのです。

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大嶋信頼(おおしま・のぶより)
米国・私立アズベリー大学心理学部心理学科卒業。心理カウンセラー/株式会社インサイト・カウンセリング代表取締役。アルコール依存症専門病院、周愛利田クリニックに勤務する傍ら、東京都精神医学総合研究所の研修生として、また嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室非常勤職員として依存症に関する対応を学ぶ。嗜癖問題臨床研究所付属原宿相談室室長を経て、株式会社アイエフエフ代表取締役として勤務。心的外傷治療に新たな可能性を感じ、株式会社インサイト・カウンセリングを立ち上げる。ブリーフ・セラピーのFAP療法(Free from Anxiety Program)を開発し、トラウマのみならず多くの症例を治療している。カウンセリング歴25年、臨床経験のべ8万件以上。

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