新年の目標が見つかる! 働く女性のための 「資産計画づくり」ワークショップ

【大槻奈那さんと学ぶ】夢を叶えるための資産計画づくりワークショップ・後編

Moneylist大槻奈那さんワークショップ予告編・後編

「お金を持つ女性は生意気にならないように気をつけないといけない」

マネックス証券チーフ・アナリスト兼マネックス・ユニバーシティ長の大槻奈那さんは12月7日(金)に開催する資産計画づくりワークショップを前に、働く女性へこんな風に呼びかけています。

近年、女性向けマネーセミナーやキャリアアップセミナーは目白押し。そんな中にあって、「生意気になってはいけない」とはどういうこと?そして、女性がキャリアアップするために大切なこととは?大槻さんに伺いました。

【前編はこちら】
Moneylist大槻奈那さんワークショップ予告編・前編

お金の勉強をするときは、生意気にならないように

マネックス証券, 大槻奈那, インタビュー, ワークショップ

ーーインタビューの前編で、女性にはお金について相談できる人がいない理由として、お金の知識の話し方に問題があるのではないか、とお話されていました。その中で「生意気にならないように話さないといけない」と伺いましたが、具体的にどういうことでしょうか?

なぜ男性の前でそこ(女性が投資の話題をすること)が引かれちゃうかっていうのを、いろいろ考えたんですけど、一番ドン引きされちゃうのは、相手にプラスにならない話をしちゃうことなんじゃないですかね。

ーーうっ……身に覚えがあるかも……(グサッ)。

要は、自慢して終わりじゃダメなわけです。「私ってこんなにお金がある」っていう話をしても、結婚でもしない限りそのお金は相手のものにはならないので面白くない。また、一番注意しなきゃいけないと思うのが、「私、こんなことを知っています」って言うときに、それがアドホックなネタで二度と使えないような話題だったり、内容が間違っていたりすると、相手は聞いても面白くもないし、二度目がないと思うんです。これは合コンだけではなく、仕事のミーティングでも一緒です。

女性は「女性である」というだけで1回目のミーティングには呼ばれやすいですが、2回目以降があるかどうかは、興味深いと思っていただけるかどうかです。「興味深い話」とは何かというと、聞いている方が何かに使えるってことだと思うんですね。

大切なのは「正攻法」じゃなく「リアル」

マネックス証券, 大槻奈那, インタビュー, ワークショップ

ーー勉強になります……。

先日、ある偉い方とのミーティングがあったんですよ。そういうときに、正攻法で話をしても相手の方が知識も経験もあるし、頭もいい。そのときに、少し興味を持って「ほお」と言ってくださったのはどんなネタかというと、最近、自国優先主義で保護主義的になってきていますよねと。その中で、「いつの間にか女性リーダーがすごく少なくなっていませんか?」と言うと、「確かに」となりました。

その場にいる方は、もしかしたらこの話題を「政治で解決できないなら民間がイニシアチブをとっていくべきじゃないでしょうか」などと別の会合で使えるかもしれないわけです。

もし自分がアパレルで働いているとしたら、「最近言われているほどインバウンドの人が来ていないんですよね」だけだと面白くないかもしれないけれど、それに加えて「よく観察してみると特に高齢者の方が減っているんですよ」など現場にいる人にしか分からないリアルな事例を言えるといいですよね。

マウンティングをしないコツは「質問系」

マネックス証券, 大槻奈那, インタビュー, ワークショップ

ーー相手のためになる話を、というのは非常によく分かります。でも……金融や経済のワークショップに行ってスキルアップしてしまうと、どうしても人に話したくなるというか、自慢したくなっちゃうと思うんです。それってマウンティングになると思うのでよくないのは分かるのですが……。

悩ましいですよね。話した方がもちろんいいんですよ。話した方が記憶は定着するし、より深く考えられるので。問題は話し方ですよね。女性の場合、私は「質問系」がいいと思っています。

以前、ある企業の社外取締役の女性が「ちょっと口を出しすぎる」ということで社長から嫌われ始めた、と耳にしたことがありました。そのときに思ったのは、ひょっとしたら、意見を言うときにも相手に尋ねる形にしたほうが、相手の気持ちがよくなるかもしれない、と。

例えば、「この数字を見ると、こっちの方が伸びている感じがするんですが、何かコツとかあるんでしょうか?」と尋ねて、暗に悪い方の問題を引き出すとか。これは男女関係なく大切なことかもしれませんね。

ーー「大槻さんが生意気になっちゃいけない」と気付いたきっかけって、失礼ながらもしかして、ご自身にそういう経験があったんですか?

あります、あります。自分自身もあるし、周囲の女性を見ていて気付くこともあります。一番気がついたのは、自分が目立ったり、自分を売り込んだりする女性に会ったときかな。ある会合に女性を連れていったら、会合の後に先方からその女性について「一生懸命セールスをされるので困ります」と言われたことがあって。思い返すと、会合でもそのようなシーンは結構ありましたし、そうすると、場を乱すことにもなりますよね。そういうので気付きました。

相手のためになる話をしよう

マネックス証券, 大槻奈那, インタビュー, ワークショップ

ーー相手のためになる話をするには、日頃どんな努力をしたら良いですか?

まずはベーシックな知識を得ておくことですよね。自分が見聞きしているような現場のリアルなネタは会う方にとってはプラスなんですけど、それが時流と合っているかどうかを知らないと、言い方が全然違うと思うんですね。

例えば、インバウンドのお客さんが来ないということを伝えるにしても、「最近よく見られる傾向かもしれないですけど、インバウンド減っているんですよね」と言えるかどうか。その言い方ができるかどうかで「この人はそもそもベースとなる知識がないんじゃないか」などと思われてしまうんです。

ーー一流のビジネスパーソンの方はニュースに追いつくためにすごく努力をしているので、同じ努力をしていない人ってすぐ分かっちゃうんですかね。

それもあると思います。

女性は寂しさに負けないよう、将来像を描こう

マネックス証券, 大槻奈那, インタビュー, ワークショップ

ーーやっぱりもっと努力しなきゃな、という気になりました。ただ、女性って「ガシガシ頑張っていたり、意識高かったりするのはかっこ悪い」という風潮があるような気がしています。頑張っている人、意識高い人、結構たくさんいると思うんですけど。

たくさんいますよ。そこの分かれ目はどこなんでしょうね。恋愛や結婚に左右される部分も多いような気がします。どこに幸せを見つけるかによって、「この人と一緒にいたい」っていう今日明日のことを優先してしまうと、できなくなることって結構多いかもしれない。ただ、自分をアップグレードしてからの方がいい人に会える……そんな気もします。

ーー大槻さんはずっと第一線で活躍されてきたと思うのですが、仕事とプライベートの兼ね合いはどのようにしてきましたか?

兼ね合いは……ある程度、わがままをしてきちゃった気はしますよ。勉強や留学などを優先できる人を選んでしまったような気がしないでもないかな。

ーーそこは「てしまった」なんですか?

どうでしょうか。(笑)私にはもう一つ黒歴史がありまして……。友人に、ビリオネアといいますか、そういう”玉の輿”に乗っている人がいるのですが、「いいなぁ」と思う反面、私はそういう方とはデートをしても1回で終わってしまったんですね。なぜかというと、自分のわがままを優先してくれる人はそういう人ではないんですよね。

ーー分かります!私も自分のわがままを優先してくれる人がいいです。でも、相手を支える方が自分にとってのプライオリティが高かったら、”玉の輿"も幸せですよね。

兼ね合いは人それぞれですよね。今回のワークショップに来てくださる人は、新年に向けてお金のことを学びたいという、自分自身で何かをやっていきたいと思う人でしょうから、そういう方にはやっぱり、少なくとも若い頃は自分を優先した方がいいような気がしますけどね。

結婚はよく「女性は寂しさに負け、男性は性欲に負ける」なんて言われますけれども、ぜひ寂しさに負けないように、まずは自分の将来像を描くことから始めてほしいですね。

ーーありがとうございました!12月7日、夢を叶えるための資産計画を作ることを楽しみにしています!

ワークショップは12月7日(金)開催!

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大槻さんを講師にお招きした「会いに行けるお金の専門家 Moneylistワークショップ#02」は12月7日(金)18時半から、東京都のマネックス証券にて開催されます。テーマは「夢を叶える資産計画づくり」。2019年のスタートダッシュをよりよいものにできるよう、資産形成のプロである大槻さんに教わりながら資産計画書を作ります。

当日は懇親会も実施。大槻さんにキャリアアップのコツや2019年の金融市場の動向などを聞きながら、楽しい時間を過ごしましょう。

お申込みはPeatixより。

今回、お話を伺ったのは

大槻 奈那(おおつき・なな)さん
マネックス証券チーフ・アナリスト兼マネックス・ユニバーシティ長 東京大学卒、ロンドン・ビジネス・スクールでMBA取得。スタンダート&プアーズ、UBS、メルリンチなどの金融機関でリサーチ業務に従事、各種メディアのアナリスト・ランキングで高い評価を得てきた。2016年1月より、マネックス証券のチーフ・アナリストとして国内外の金融市場やマクロ環境などを分析する。現在、名古屋商科大学大学院教授、二松学舎大学国際政治経済学部の客員教授を兼務。テレビ東京「ニュースモーニングサテライト」など、メディアへの出演も多数。

Moneylist(マネリスト)とは?

人生100年時代を生き抜くためには、お金を上手にコントロールする「マネー力」は欠かせません。このワークショップシリーズでは働く女性のための投資メディアDAILY ANDSが資産形成のプロを「Moneylist(マネリスト)」と名付けて講師として招き、女性がさらに羽ばたくために必要な知識や教養を教えていただきます。身につければ資産額が「億」を超えたとしてもおかしくないような、一生モノの「マネー力」を身につけましょう!

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