(画像=Pixel-Shot/shutterstock.com)

誰でもカンタンに貯め体質になる「90日貯金プログラム」とは?

20代から知っておきたいお金のルール1

この記事は横山光昭氏の著書『20代から知っておきたいお金のルール』(高橋書店)の内容を抜粋したものになります。(※本記事のデータなどは2012年12月時点のものです)

※以下、書籍より抜粋

支出は「消費」「浪費」「投資」に分けて考える

●お金が貯まる人は使い方のバランスがとれている

お金には「消費」「浪費」「投資」の三つの使い道があります。

「消費」とは、生活に必要なものの購入や使用料全般。

「浪費」とは、生活に不要なもの、今を楽しむだけのものの購入など、いわゆる無駄遣い。

「投資」とは、将来の自分に有効な、生産性の高い使い方のことです。

投資信託や資産運用だけでなく、読書や資格取得のための学習で必要なお金も投資といえるでしょう。貯金もここに入ります。

今後減らしていくべきなのが「浪費」と「消費の過剰な部分」です。

お金を使うときには、そのつど「消費」「浪費」「投資」のどれにあたるのかを考えてみてください。

最初は判断が難しいかもしれませんが、しば らく続けていると慣れてきます。

大切なのは自分の軸を持つこと。

「交際費は浪費」のように費目で分けるのではなく、「今晩の飲み会は何となく参加しただけだから浪費かな」「今度の旅行は語学力を磨くためだから投資」のように自己判断することで貯金体質がつくられるのです。

これを「見える化」するため、家計簿を活用しましょう。

家計簿の目的は、お金の細かな出入りの記録というより、お金の使い方や流れを把握し生かすことです。

自分が何にいくら使っているのか、どんな使い方をしがちなのか気づかせることが重要なのです。

「友達ととったランチは食費?それとも交際費?」と費目にこだわるのは無意味です。

真面目な人ほど陥りがちで、細かく記録しようとすると、すぐに息切れしてしまいます。

「消費」「浪費」「投資」の3項目だけにおおざっぱに分けるくらいで十分なのです。

家計簿を使って1か月のお金の使い方を「消費」「浪費」「投資」に分けたら、それを集計して割合を出してみてください。

理想の割合は、消費70:浪費5:投資25です。

家計簿をつけるのが面倒な人は、「消費」「浪費」「投資」の三つの箱を用意しておきレシートやメモを分け、月末に集計する方法がおすすめです。

16.7%の法則でまずは年収の半分を貯める

●貯金は「額」でなく「割合」で考えよう

相談に来られる方の半数以上は「貯蓄ゼロ」です。

どの方も貯蓄がないことに危機感を抱き「いくらを目標に貯めたらいいでしょうか」「理想的な貯金額はいくらですか」などと質問されます。私はそこで「まずは年収の半分を貯めましょう」とすすめています。

なぜ年収の半分かというと、失業や事故・病気など不測の事態にも対応できる、貯めておくべき最低限の金額だからです。

年収は人それぞれですが、仮に今、突然収入が途絶えたときに、生活水準をいきなりは落とすのは難しいでしょう。

そのため金額にかかわらず、年収の半分は貯めておくべきと考えるからです。

その際に便利な数字が16.7%です。これは、毎月の手取り収入に対し、16.7%を貯めれば3年後に年収の半額を貯められるという法則です。

たとえば手取り月収20万円なら、毎月3万3400円を貯金に回します。これを3年続けると「3万3400円×36か月」で、120万2400円。年収(240万円)の半分が貯まる計算です。

消費70:浪費5:投資25の割合の話をしましたが、投資25%のうちの16.7%を貯金に回し、8.3%は自己投資にあてるのが理想なのです。

とはいえ、状況しだいでは、この理想の割合も厳しいかもしれません。

ただ、これから本腰を入れて貯金するなら、先入観を持たずに、16.7%を目指すところから始めてみましょう。しばらくやってみてどうしても無理だったら、目標を引き下げてもかまいません。

大事なのは、誰にとっても理想的な16.7%のラインを試すことです。たとえうまくいかなくても自分の貯金レベル(貯金力)が見えることによって、より具体的な目標を立てることができるはずです。

90日で貯金体質をつくるプログラムを実行

●絶対リバウンドしない横山式貯金プログラム

貯金体質になるために実行していただきたいのが「90日貯金プログラム」です。どんな人でも貯められる仕組みとして開発しました。

必死になって頑張るのではなく、しぜんと貯まるのがこの仕組みの特徴です。

このプログラムで、一生ものの貯金力を身につけていきましょう。

実行期間の90日には理由があります。

90日なら変化を実感しやすく、また思うように貯められない時期があっても挽回しやすいからです。

期間を決めずに「300万円貯める!」と目標を定めても、現状とギャップがありすぎて挫折しやすいもの。

逆に30日程度の短期間では、出費が多いと目標金額が貯められず、モチベーションが下がってしまいます。

スタートは、まとまった収入のある日。つまり給料日です。

ゴールは、3か月後の給料日前日です。ですから、きっちり90日でなくてもかまいません。

ここで大切なのは、目標をしっかりと意識することです。

「お金を貯めて旅行できたらいいなぁ」くらいの漫然とした目標ではなく、「来年の夏までに30万円貯めてイギリスに行く!」と明確に決めるのです。

貯金できる人は皆、目標が現実的で、強い意志を持っています。

貯金プログラムのスタート時には、ぜひ明確な目標を設定しましょう。

家計簿とともに夢ノートをつける

●貯金プログラムを始めるにあたって

それではさっそく、貯金プログラムを始めましょう。最初にすることは

1.目標、願望を具体的にする
2.家計簿と夢ノートを用意する
3.貯金用口座と貯金箱を用意する
4.気がかりなことを書き出す

の四つです。

1.目標や願望を具体的にする

まずは、これからの90日間で成し遂げたいことを具体的にあげます。

「10万円貯める」「消・浪・投の割合を今の80:10:10から75:5:20にあらためる」「週4回の飲酒を週2回以下に減らす」「休日の朝に1時間のジョギングをする」のように具体的な目標を設けましょう。

2.家計簿と夢ノートを用意する

1.であげた目標と夢を自由に書くのが「夢ノート」です。お金の流れをメモする家計簿とともに用意します。

夢ノートと家計簿を合わせて一冊にしてもかまいません。

家計簿は今やパソコンでもつけられますが、おすすめは手書きです。

仕事先から帰宅するたびにパソコンをいちいち立ち上げるのでは、だんだんおっくうになって、けっきょく続かないことが多いからです。

3.貯金用口座と貯金箱を用意する

少額でも、日々お金を貯めていく習慣をつけるため、貯金用口座の他に貯金箱も用意します。

銀行に預金するまでもない小銭は貯金箱に入れましょう。インスタントコーヒーの空き瓶などで十分です。

貯金用口座は、このプログラムで貯めたぶんだけを入れます。

効果を実感するため、これまでの貯金とは区別しましょう。

4.気がかりなことを書き出す

「何のため?」と思われるかもしれません。

「仕事の効率が下がっているからデスクまわりを整理しよう」「近ごろ肌が荒れやすいから、しっかり休もう」といった、心のモヤモヤや、不安を夢ノートに書き出してみてください。

問題点をはっきりさせると、貯金が増えると同時に、これらの不安が一つ一つ消化されていくのです。

次ページに、1週間分の家計簿と夢ノートの目標を書くワークシートをご用意しました。

横山式の貯金プログラムで記入する家計簿は消費・浪費・投資に分けて金額をメモする程度の簡単なもの。金額だけでなく、その日の気分や思ったことを2~3行ほど書きます。

これを参考に、オリジナルの「家計簿+夢ノート」をつくってみてはいかがでしょうか。

Webサイトより※クリックするとAmazonに飛びます

横山光昭(よこやま・みつあき)
家計再生コンサルタント。株式会社マイエフピー代表取締役。『年収200万円からの貯金生活宣言(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』など著書多数。webで日本経済新聞社、ダイヤモンド社、総合情報サイト「All About」の連載を後悔するとともに、メルマガ「貯めて増やす 横山式実践型メルマガ2.0」も講談社「現代ビジネス」で配信。

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