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メゾネットマンションの住み心地は?向いている人って?メリット・デメリットを紹介

ロフト付きマンションとの違いも解説します。

戸建て感覚で住める「メゾネットマンション」をご存知でしょうか。部屋の中に階段があり、階層がある空間構成のマンションです。テレビドラマのセットにもよく登場しています。

なんとなく良さそうな気がするけれど、実際の住み心地はどうなの?と迷っている人もいるのではないででしょうか。そこで今回は、メゾネットマンションとはどのようなものか、メリット・デメリットやおすすめしたい人などを紹介します。お部屋探しの際、ぜひ参考にしてみてください。

メゾネットマンションとは

メゾネット,マンション, メリット, デメリット (写真=united photo studio/Shutterstock.com)

一般的なマンションといえば、水回りも個室も同じ階にあるワンフロアになっていることが多いですが、メゾネットマンションは戸建てのように、上と下に生活空間があることが大きな特徴です。2LDKや3LDKなどファミリー世帯が暮らせる個室が多いタイプもあり、戸建て感覚で住むことができます。他にも1LDKなどシングル向けのタイプもあります。

ロフト付きマンションとの違い

メゾネット,マンション, メリット, デメリット (写真=alexandre zveiger/Shutterstock.com)

階段があって、1階や2階がある空間構成がメゾネットマンションの特徴ですが、似ている空間構成には「ロフト」があります。ロフトとメゾネットには、どのような違いがあるのでしょうか。

・面積の違い

ロフトは原則的に、居室部分の面積の1/2未満までと規定されています。例えば、6畳のワンルームにロフトがある場合、ロフト空間は布団を広げたスペースとプラスα程度が一般的ではないでしょうか。一方、メゾネットの場合、面積の上限は特になく、2階の空間を自由に利用することができます。

・天井の高さの違い

ロフトは原則的に天井の高さが最大1.4mまでと規定されています。生活空間ではなく、小屋裏収納などで利用するという考え方のため、高さは低く抑えられています。一方、メゾネットは、生活空間として普通に利用する考え方のため、天井高の規定はありません。※建築基準法での一般的な制限がある場合を除きます。

・ロフトは床面積に含まれないことも

ロフトは、広さと高さに一定の制限があり、普通の居室としての利用では考えられてはいません。そのため、一般的な床面積に含まれないケースが多いようです。物件情報で記載される床面積(坪数)にロフトを含むかどうかは、不動産会社によるので確認したほうがよいでしょう。

ロフトとメゾネットは、上の階層がある点で似ているイメージがありますが、実際には部屋の用途としての捉え方が大きく違っています。

メゾネットマンションのメリット

メゾネット,マンション, メリット, デメリット (写真=Photographee.eu/Shutterstock.com)

階層になっていることが特徴のメゾネットマンションには、どのようなメリットがあるでしょうか。

・戸建てに近い生活空間

戸建てに近い感覚で住めることが、大きなメリットの一つと言えます。1階は水回りとLDK、2階は各個室やフリールームなど、ほぼ戸建てに近い生活動線で暮らすことができます。

・広がりを感じる

階段を介して上下の空間がつながることで、階段付近には「吹き抜け」空間が生まれます。ワンフロアだけの生活空間とは違い、吹き抜けを介して高さによる広がりを感じることができるでしょう。

・プライベートな空間を作りやすい

リビングなど家族が集まる場所と、個室や寝室などとが階層で分かれることにより、プライベート空間が作りやすい環境です。家族とくつろぐ場所、個室で集中する場所など、気分転換もしやすくなります。

・明るさを確保できる

一般的なワンフロアマンションの場合、個室の部屋に大きな窓を確保するのは難しいですが、メゾネットマンションは、1階と2階でそれぞれ窓を確保することができるため、ワンフロアよりも明るさを確保しやすい環境になります。

・風が通りやすい

窓を多く確保できることで、明るさとともに風の通りが良くなることも期待できます。いつでも快適な室内環境であるためには換気も重要なポイントになります。

メゾネットマンションのデメリット

メゾネット,マンション, メリット, デメリット (写真=Photographee.eu/Shutterstock.com)

一方で、メゾネットマンションには、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

・階段の上り下りが面倒

階段を通じて階層があることはメリットでもありますが、階段の上り下りが面倒な人にはデメリットに映るでしょう。ワンフロアの生活空間なら、同じ階ですべての行動ができるのに、「階段を使うなんて面倒!」と感じるかもしれません。

・小さな子供や高齢者には負担がある

階段の上り下りは、小さな子供や高齢者には負担になることが考えられます。個室がすべて2階になるなど、階段を上ることが必要な間取りはデメリットとなるかもしれません。

・冷暖房費が高くなる可能性がある

生活空間が1階と2階に分かれていることで、各空間での空調が必要となり、冷暖房費が高くなることが考えられます。家族の使い方や広さ、間取りによっても違いはありますが、各階の温度管理が必要となる可能性は高いです。

・階段部分がデッドスペースになる

ワンフロアにはない階段があることで、階段エリアはデッドスペースとなるでしょう。リビングに階段がある場合、階段の分だけ狭くなることは避けられません。

・掃除が面倒に感じることも

ワンフロアを掃除する場合なら、一気に掃除機をかけることができますが、メゾネットの場合はそうはいきません。1階と2階でそれぞれ掃除機をかける必要があるため、掃除機の移動、階段部分の掃除など手間がかかると感じることがあるかもしれません。

また、自動で掃除をしてくれる「お掃除ロボット」を使っている場合、1階か2階どちらかの空間しか対応できないでしょう。

メゾネットマンションがおすすめの人とは?

メゾネット,マンション, メリット, デメリット (写真=Monkey Business Images/Shutterstock.com)

このようにメリットとデメリットがありますが、メリットを生かして暮らすには、どのような人におすすめか紹介しましょう。

・戸建て感覚の暮らし方が好み

ワンフロアで構成される一般的なマンションの間取りではなく、戸建てに近い感覚での暮らしが好みの人におすすめです。「本当は戸建てに憧れているけれど、条件の良い土地を探すと予算オーバーになる……」という方は、メゾネットマンションを選択肢に入れてもよいでしょう。

・プライベート空間が欲しい人

ワンフロアマンションは、すべてが同じ階にあることで動線はとても便利ですが、家族全員が同じ階に居ることで、プライベートを保つのは難しくなります。部屋の前の廊下を家族が通ることが気になる人もいるでしょう。メゾネットマンションは、家族が集まる場所、一人で寛ぐ場所と、階層を分けることができるため、自分だけの時間を確保したいという場合にも向いています。

・階下への音漏れを気にする人

1階で過ごすときには下の階への音が気になるかもしれませんが、生活空間が2階にもあるため、子供が2階で遊んでいるときには、外部への音漏れを気にすることはありません。伸び伸びと子供を遊ばせたいと考えている人にはおすすめの生活スタイルと言えるでしょう。

メゾネットマンションでシェアハウス

メゾネット,マンション, メリット, デメリット (写真=Antonio Guillem/Shutterstock.com)

メゾネットマンションは、友人とのシェアハウスや恋人との同棲生活にも活用できると考えられます。

・お互いのプライバシーを保てる

水回りやリビングと、各個室が階層で分かれているため、お互いのプライバシーを保ちやすい環境があります。起床時間や帰宅時間、就寝時間が違うなど生活スタイルが多少違っていても、階層があると音も漏れにくく気兼ねなく暮らしやすくなります。

一緒に料理を作ってワイワイできる時間と、個室で自分の趣味の時間を持つなど、オンオフの切り替えがしやすいでしょう。

・ケンカ中でも暮らしやすい

もしケンカしてしまっても、ほどよく距離感があるため、気まずいながらも時間を過ごすことができるでしょう。恋人とのケンカは、そのあとどうすべきが悩ましくなるものですよね。お互いの一つ一つの行動に敏感になり、音を立てるにも神経を使います。

そんなときでもメゾネットマンションなら、階層が違うことで直接顔を合わせることを避けられます。とはいえ、仲直りは必要です。早く普段の生活ができるように、個室のプライベート空間で、仲直りの方法をじっくり考えるのもいいでしょう。

マンションライフの楽しみ方が広がる

メゾネット,マンション, メリット, デメリット (写真=kozirsky/Shutterstock.com)

メゾネットマンションはプライベート性が高いことや、戸建て感覚でマンションライフを楽しみたいという人たちの注目を集めています。物件としてはそれほど多くはありませんが、部屋探しをしている人は、実際に下見をして空間の使い方などを確認してみるとよいでしょう。

下見をするときは、暮らしやすい動線となっているか、階段が家族の負担にならないかなど、ライフスタイルに合わせてシミュレーションすることをおすすめします。これまでとは違ったマンションライフを楽しみたいという方は、ぜひ検討してみてください。

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