(写真=fizkes/Shutterstock.com)

マイホームの購入、夫婦で意見がぶつかってまとまらない……解決するには?

約半数の夫婦がもめた経験あり

マイホームの購入を夫婦で話し始めたら、「なかなか意見がまとまらない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。お互いに理想とする住まいのイメージがあったり、住みたい場所があったり、「みんなはどうやって解決しているの?」と頭を抱えることもあるかもしれません。

そこで今回は、マイホームを選ぶときに夫婦でもめることはどのようなことか。また、もめたときの解決策についてご紹介します。これから購入を検討するという方も、ぜひ参考にしてください。

住宅購入時は約半数の夫婦がもめる?

マイホーム, 購入 (写真=wavebreakmedia/Shutterstock.com)

不動産・住宅サイト「SUUMO(スーモ)」が、10年以内にマイホームを購入した既婚女性400人を対象に行った購入調査によると、家を選ぶときにもめた人は、全体の約50%を占めていて、2人に1人は、夫婦間でもめた経験を持っているようです。

同じ趣味を持っていたり、同じ趣向を持っていたり、「夫婦はどこか似てくるもの」とも言われますが、マイホームへの理想像が最初から同じとはいかないようですね。

夫婦がもめるポイントは?

マイホーム, 購入 (写真=Watchara Ritjan/Shutterstock.com)

では、実際にどのようなことで夫婦はもめるのでしょうか。いくつかポイントをご紹介します。

・購入するべきかどうか

そろそろマイホームを……と考え始めると、「購入が得か、賃貸が得か」と改めて検討することがあります。マイホームは大きな買い物なので、「本当に購入しても良いのか?」という迷いが夫婦のどちらかに生まれて、話が前向きにならないこともあるでしょう。

・間取りで意見がぶつかる

間取りで意見がぶつかることは、よくあることかもしれません。特に、間取りを考え始めた当初は、夫も妻もとりあえず理想をたくさん出し合うでしょう。自分だけの書斎がほしいと主張する夫に対して、妻は自分だけの家事室がほしいと主張するなど、お互いに譲れない点があると、もめてしまいがちです。

・購入のタイミング

そもそも、家を購入するタイミングについて、意見が分かれることがあります。例えば、早くマイホームを購入したい夫と、もう少し頭金を貯めてからゆとりを持って購入したい妻というように、夫婦が必ずしも同じタイミングでマイホームを購入したいと考えるわけではないようです。

・予算

予算も、よくあるもめごとの一つ。夫婦のどちらかが家計の実務を握っている場合、お金の事情に詳しい側がサイフの口を簡単には開かない傾向があるかもしれません。子供がまだ小さいうちは、将来的に増えてくる教育費も想定しておかなければならず、先行きが心配になるのでしょう。住宅ローンと教育費が重なるなど、資金計画に不安を感じるのかもしれません。

・どこに住むか

どこに住むかで、夫婦の意見が分かれることもあります。マイホームの場所を決めるのに、何を基準とするかは、実際とても難しいものです。

職場への通勤を主体とする場合、共働きならどちらの職場との関係を優先するかで、意見が分かれがちです。夫婦ともに通勤しやすい場所を求めるのが難しいケースでは、どちらを優先して選ぶか話し合いが必要になります。

また、実家との距離でもめることもあります。お互いに自分の実家に近いところに住みたい、反対に相手側の実家に近いのは避けたいなど、さまざまな事情があるでしょう。

気軽に頼れる実家が近くにあると、休みの日に少しだけ子供を預けたり、幼稚園のお迎えを頼んだり、意外と助かるものです。できれば自分の実家の近くにしたいと思っても、夫婦で意見がまとまらないことはよくあります。

・住宅設備のグレード

キッチンやユニットバスなど、マイホームの設備グレードへのこだわりは妻の方が強い傾向があります。特に、キッチンに関しては、女性目線ならではの使い勝手にこだわりを持っている人も多く、「このキッチン仕様だけは譲れない」と、最後まで夫婦の意見が合わないケースがあります。

一方、夫はお風呂に興味を持つ人が多い傾向があり、「ジェットバスをつけたい」「入浴中に野球が見られるようにデジタルTVを付けたい」など、バスタイムをゆったりと楽しむための装備にこだわりが強いようです。

少数意見でも意外と気になるポイント

マイホーム, 購入 (写真=Sunny studio/Shutterstock.com)

もめる原因としては少数派となりますが、意外と気になるポイントをご紹介しましょう。

・親の部屋を確保するか

将来的に、どちらかの親を引き取ることになるかもしれないという想定で、マイホームを考えるケースです。親の部屋を確保すべきかどうか、簡単に結論を出すことは難しいでしょう。

両親ともに健康でも、いつかは面倒をみるべきタイミングが訪れます。そのときに、引き取って同居する可能性はゼロではないでしょう。しかし、部屋を一つ多く確保するということは、購入価格にも反映されます。今すぐに使わない部屋を早いうちから確保する必要があるかどうか、夫婦でしっかり話し合わなくてはいけません。

・教育環境を重視するか

子供のための教育環境を重視して住む場所を考えることがあります。「あの学校は評判がいい」「あの学校はスポーツが盛ん」など、悩むことがあるでしょう。夫婦の片方だけが教育環境に熱心というケースでは、なかなか結論が出ないことがあります。

夫婦でもめたときの解決策は?

マイホーム, 購入 (写真=ESB Professional/Shutterstock.com)

もしも夫婦でもめたとき、みなさんはどのように解決しているのでしょうか。

・とことん話し合う

やはり、とことん話し合うことが解決への近道のようです。お互いに納得ができるまで、良いことも悪いことも出し合って、いろいろな側面から考えて話し合うことが、後悔しないマイホームを手にするコツとなっているようです。

・お互いに譲歩しあう

とことん話し合うことは重要ですが、いつまでも平行線をたどっていては解決することはできませんよね。話し合いをしながらも、お互いが歩み寄ることも必要なようです。例えば、夫婦それぞれの要望を半分ずつ取り入れる、妥協できる点を見つけるなど、譲り合うポイントを明確にすることが早期の解決につながります。

・第三者にアドバイスを求める

マイホーム購入を経験した友人や知人、または、不動産会社など住宅のプロといった第三者にアドバイスを求めて解決する方法があります。経験者だから分かることや、豊富な実績を持つプロだから予測できることなど、先輩たちの話は参考になるでしょう。

ただし、友人や知人、プロからのアドバイスはあくまでも参考程度にしておきましょう。実際に住むのは自分たちです。いろいろな人たちの言葉を聞きながら、最終的には自分たちで決断することが大切です。

もめる事は悪いことではない

マイホーム, 購入 (写真=fizkes/Shutterstock.com)

もめることなく、スムーズに進むことが一番ですが、夫婦の意見が違うことは珍しくはありません。むしろ、もめることで相手の希望を知ることができ、より深い話し合いができます。

一番避けたいことは、仕事が忙しい、子育てで時間がとれないなどの理由で、とことん話し合わないケースです。しっかりと考えて導き出した答えであれば後悔は少なくなりますが、よく考えずに出した答えは、後のもめごとを引き起こす要因にもなり得ます。意見の対立を無理に避けずに、お互いを理解し合いましょう。

マイホームは大きな買い物であることを認識しよう

マイホーム, 購入 (写真=kurhan/Shutterstock.com)

マイホームは一生に一度かもしれない、とても大きな買い物です。夫婦でも、育ってきた環境はそれぞれ違うため、住まいに対しての考え方が違っていても不思議ではありません。妥協するにしても、納得できる話し合いをすることが重要なポイントです。

夫婦にとって資産ともなる大事な住まいですから、後悔しないように最適な解決方法を選択したいものです。

【こちらの記事もおすすめ】
世帯年収800万円の共働き夫婦が4000万円のマイホーム購入を断念した理由
相談するなら「大手」か「地元」か?マイホーム購入で不動産会社を選ぶポイント
住宅ローンは年収の何倍がいいの?年収別に調べてみた

▲最新記事はTOPページから

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集