(画像=mirtmirt/shutterstock.com)

誰でもラクラク株投資 「チャート」と「出来高」で売買タイミングをチェックする

10万円から始める!誰でもラクラク株投資生活2

この記事は横山利香氏の著書『10万円から始める!誰でもラクラク株投資生活』(タツミムック)の内容を抜粋したものになります。

・『10万円から始める!誰でもラクラク株投資生活』シリーズ
(1)「株で利益を得るしくみ」をきちんと理解しよう
(2)誰でもラクラク株投資 「チャート」と「出来高」で売買タイミングをチェックする

チャートで売買タイミングを考える

●上がり下がりの流れをチェック

「最高益の決算だから株を買ったのに、なぜか値下がりしてしまった!」
「決算が悪かったから株を売ったのに、株価が値上がりしてしまった!」

株式投資を始めると、株価の動きに一喜一憂することが多くあります。

景気が良好で株式市場が上昇している時であれば、適当に株を売り買いして儲けられる場合もあるかもしれません。

しかし、いつも儲かるわけではありません。

一般的に、企業の業績が良好であれば株価は上昇すると考えられます。しかし、株価は将来の企業業績や景気などを織り込んで動く「先行指標」です。

足元の業績や景気を参考に投資をしていては、常に後手後手に回ってしまいかねません。

そこで、株を購入する時や売却する時に活用するのが「テクニカル分析」です。

テクニカル分析では、過去の株価の動きなどをグラフで表示した「チャート」を参考にして、株価が今後上がるのか、それとも下がるのかを分析します。

会社四季報を使って企業の業績を分析するファンダメンタルズ分析は、中長期の株価動向を考える際に役立ちますが、株価は人気や材料、思惑などさまざまな要因で日々動きます。

時には、世界的な金融危機が発生することもあります。

できるだけ損失が発生する事態を少なくしたいですから、リスクを管理するという視点でも、株価の動きをチャートで分析する必要があります。

●場面でチャートを使い分ける

株価の動きを表したチャートは、大きくわけて2つに分けられます。

株価の方向性、いわゆるトレンドを表す「トレンド系のテクニカル指標」と、株価の過熱感を表す「オシレーター系のテクニカル指標」です。

株価が上昇(もしくは下落)基調にあるのかを確認する場合には、トレンド系のテクニカル指標を利用します。

一方、株価が売られすぎ(もしくは買われすぎ)かを分析する場合には、オシレーター系のテクニカル指標を利用します。

利用する場面が異なっていますので、使い方を間違えないようにしましょう。

出来高の動きで相場の勢いを見る

●売買が成立した株数を表す

株を買いたい人と株を売りたい人がいて、株の取引が成立します。

1つの銘柄を取引した人が、一定期間にどれだけいたのかを表したものが「出来高(もしくは売買高)」になります。

出来高がどれだけ増えているのかを見ることで、どれだけ勢いがあるのかを分析できます。

一般的に、株価が値上がりしている時には、「まだまだ上がるだろう」と考える投資家が増えて、買い意欲が旺盛な状態になります。

買い意欲が旺盛になれば、株の取引数がどんどん増え、結果として出来高は増加します。

出来高が増大している時は商いが活況である、つまり地合いが良いと考えられます。

反対に、株価が値下がりしている時には、「もっと下がるかもしれないなあ」と不安に思う投資家が増えて、取引を控え始めます。

株の取引を控える投資家が増えると、買い意欲はますます後退した状態になり、結果として出来高は減少します。出来高が少なくなった状態のことを、閑散であると言います。

●株価と出来高の関係を見る

株価と出来高の関係には、次の3つのケースがあります。

1.出来高が株価に先行するケース
2.出来高と株価が同時並行するケース
3.出来高が株価に遅行するケース

株価が長期にわたって低迷している時に、少しずつ出来高が増え始めて上昇に転じる場合があります。また、株価がじりじりと値下がりしていく時に、出来高が少しずつ減少していく場合があります。

どちらも時間をかけている場合が多く、1のケースや3のケースで見られることがあります。

また、3のケースには、それまでの株価の動きから変化するタイミング、いわゆるチャートパターンをブレイクするタイミングがあり、出来高は大きくなります。

たとえば、株価が暴落すると「安値水準になったのではないか」と考える投資家が増え始め、出来高を伴って株価が下げ止まることがあります。

株価が出来高を伴って底を打つ状況のことを「セリングクライマックス(セリクラ)」と言います。

Webサイトより※クリックするとAmazonに飛びます

横山利香(よこやま・りか)
ファイナンシャルプランナー、国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)、相続士。株式投資や不動産投資等、資産運用や投資をテーマに執筆、講演活動を行う。おもな著書に『「株」で着実に資産を10倍にふやした私の方法』(ダイヤモンド社)、『月2000円から!誰でもカンタン投資生活』(辰巳出版)等がある。会社四季報オンライン(東洋経済新報社)で『横山利香のスイングトレード日記』を連載中。

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集