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#02 憧れのエルメスを手に入れるための投資 3つのステップ
ブランド物を手に、もっと美人になろう
32歳、既婚、子なし 直美さん(仮名)の夢
エルメスのバッグがほしいですが、そのバッグを持つための靴も洋服がないです。でも持っていくところもないか……。
ブランド物は欲しければ欲しいでいい!
エルメスのバッグ、素敵ですよね。憧れる気持ちわかります。でも、そのバッグだけが浮いてしまうのではないか、どうせ持ってくとこもないし、という心配もよくわかる。
ただ私はブランド物が欲しければ欲しいでいいと考えています。自分の本音を溜め込んで、嘘をついて生き続けるのはむなしい。無理に流行やまわりの意見と合わせる必要はないけれど、自分の生活スタイルに合わないからといって諦める必要はありません。我慢は美徳のように語られるけど、少しでも背伸びをしなければ、いつまでも同じ生活の繰り返しです。
私だったら憧れの名品を手にするためにこうするかな。
1. まずお試しする
もし私が欲しいブランド品があるなら、まずお試しします。実際に物を見に行ったときにワクワクするかどうか。肌にふれたときの質感、重み、すべてを感じてみる。それから長く付き合えるかどうか、またそれは市場の価値に振り回された「欲しい」ではないかを考えます。
2. 値段を調べて計画を立てる
それから実際にその値段を知って目的にします。これが意外とできていない人が多い。値段がわからなくてただ「欲しい」と願っているだけで手に入れることは難しいです。そうではなく、ゴールから逆算し、具体的な計画を立てること。いつまでに買うのか、そのためにどうお金を貯めて増やしていくのか。こんなことを考えて、貯めて、増やして、買う、のサイクルを作るためのプランニングをします。
3. デパート積立を利用する
ブランド品を買うときにおすすめなのがデパート積立です。デパート積立とは、決まったデパートに毎月お金を積み立てておくことで1年後にボーナス金がついてくるというものです。このお金はそのデパートで使えるお金になるので貯金とは異なるのですが、買いたいものが決まっている場合はとてもお得なシステムです。
デパートによってボーナス金がつく仕組みはちょっとずつ違うものの、スタンダードなのは12カ月間継続してお金を積み立てると1カ月分の金額のボーナスがつくというものです。例えば、1カ月に3万円を積み立てておけば、1年後に貯まった36万円に加えてボーナス金の3万円がプラスになり、39万円のお買い物ができるようになるのです。これを使って計画的に「お金を貯める→増やす→使う」のサイクルを作ってみるのもいいでしょう。
お金は「使う→貯める→増やす」のサイクルで
「大きな金額のお買い物でお金がなくなるのが怖い」という方もいます。そんな時は、お金は「使う→貯める→増やす」のサイクルがあると考えてみてください。日本人は貯金好きでお金を貯めこむ傾向がありますが、ただ貯めるだけでは人生は豊かになりません。
人生を豊かにするために大切なのは、お金を上手く使うこと、そして夢を叶えることです。「使う→貯める→増やす」のサイクルを上手に作ることができれば確実に自己実現能力がアップします。
ブランド品は資産になる
ちなみにブランド品をはじめ、本物のダイヤモンドやゴールドは、名品であればそれ自体が資産になります。特に限定品や廃盤などは希少価値があり、私が愛用している祖母から譲り受けたシャネルのバッグは、もう同じ型が販売されていないので、今では購入したとき以上の価値があります。
もしこれから先、何か資産になるものを買いたいと思うのなら、ジュエリーだったら、ゴールドかプラチナをオススメします。シルバーは劣化しやすく、ケアもなかなか難しい。色石の場合、たとえばターコイズやルビーのようなものより、ダイヤモンドのほうがいいかもしれない。色石は、本物か偽物かがわかりにくく、流行もあるので、お金にしようとしても値段がつかないことも多いですから。
エルメスのための投資でいい
(写真=ishkov sergey/Shutterstock.com)
私はずっとプラダが好き。
色とりどりのバッグや商品が並ぶショップでじっくりと選んで、リボンがほどこされた白い箱を手にしたときの感覚。新品のバッグにクッションとして詰められた紙と、ギャランティーカードを取り出す。最初は硬い革も、時間と共にじっくりと私のかたちになっていく。それは体験という豊かさなのです。
キュンとするブランド物やジュエリーだって、考え方次第で投資になります。ブランド品の本来の姿は、その品質と信頼。ステータスや見せびらかしのために買うのではなく、長く大切に使えて、ときめきを感じられるものならば、ぜひ手にしてほしいのです。名品が一つあるワクワクが自信につながり、資産にもなる。美人は、自分自身の価値基準でお金と付き合い、資産を増やしていくのです。
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