年収が1.7倍変わる! 働く女性のための「経済学入門」ワークショップ 〜資産運用からキャリアアップまで〜

【崔真淑さんと学ぶ】年収が1.7倍変わる!「経済学力」アップ講座開催・後編

Moneylist崔真淑さんワークショップ予告編・後編

「人に優しくしたい女性に来てほしい」

マクロエコノミスト崔真淑さんは10月27日(土)に開催する「経済学力アップ」をテーマにしたワークショップを前に、働く女性へこんな風に参加を呼び掛けています。

なぜ今、大人の女性にとって「経済学力」のアップが急務なのか、人に優しくするのになぜ「経済学力」が必要なのか、崔さんに伺いました。

【前編はこちら】
「経済学が分かると選択力がアップする」ってどういうこと?

「賢い女はモテない」時代は終わった

崔真淑, ワークショップ, マネリスト (写真=森口新太郎撮影)

ーーこれまで、経済学を学ぶ女性は少なかったのが、ここ2、3年で変わっていると前編でお話いただきました。この2、3年で変わったのはなぜでしょう?

2015年、コーポレートガバナンス・コードが制定されたことが大きいと思います。上場企業は金融庁と東京証券取引所が作ったコーポレートに従いましょうと。コーポレートガバナンス・コードが何を言っているかというと、女性取締役比率を上げることや女性管理職比率を上げること、多様性を広げることなどです。

コーポレートガバナンス・コードを制定することにしたのはアベノミクスです。女性の労働者を増やさないと日本はこれからやっていけないと気づいたんですね。

女性管理職や女性取締役が増えることになって、女性ももっと勉強しないといけないことになり、さまざまな勉強の場に女性がいることも普通になってきたのだと思います。

自信がなくなったら「インポスター症候群」だと思おう

崔真淑, ワークショップ, マネリスト (写真=森口新太郎撮影)

ーー男社会について私が一つ思っているのは、女性をシャットアウトしていた男性社会もある一方で、女性自身も男性社会にあまり積極的に入っていかなかったことも問題なのではないかと思います。

インポスター症候群ってご存知でしょうか? インポスター症候群は「詐欺師症候群」という意味があるのですが、日本に限らず、世界全体を見渡しても女性は自分に対する自己評価がやたら低いんですよ。給与交渉にしても女性が弱気になって、給料が下がると言われています。多分、和を重んじるというか、男性は縦社会ですが女性は横のつながりが大切なので、交渉するんじゃなくて謙虚に行く。

なので、私も消極的になりそうなときは「これはインポスター症候群だ!」と意識して、強気で、うざいぐらい交渉しようと思っています。(笑)もう、意識するしかないんですよね。

「経済学力」があると、会社の弱点も見える!?

崔真淑, ワークショップ, マネリスト (写真=森口新太郎撮影)

ーーなるほど。うまく交渉ができないときは「自分は交渉が下手くそだ」と落ち込まずに、「インポスター症候群だ!」って思えばいいんですね。ちょっと気が楽になります。

しかも、交渉相手はそのことがわかっているんですよ。「ごめんね、今苦しいから」って言えば、交渉下手な人は引いてくれる、と。

ーー何それ、ずるい!

私たちは経済の知識を知ることで何ができるかっていうと、例えばこれは上場企業に限った話ですが、財務資料の一つでも見られるようになると、会社に対して「これはおかしい」と言えるようになるんです。会社って、取締役会とか、社長さんたちがいろんなことを全て決めますよね。そして社員や株主にはいいことしか言わない。でも、会計のことが分かると、「ちょっとおかしいんじゃない?」とか「こういう役員構成で本当に透明性のある商売ができるの?」とか、疑問に思えるようになります。

経済学の話は、マンション価格の先行きが分かるわけでもないし、株価の動きも分かるわけでもない。でも、経済がどういうメカニズムで動いているのかを知って、自分で自発的に学ぶための学び方をお伝えしたいと思っています。

ーー自発的に学ぶ方法って具体的にはどういうことですか?

教科書的な答えで言うと、経済新聞を読んだり、DAILY ANDSの記事を読んだりするのがいいと思います。さらにいいのはTwitterやFacebookなどのSNSで自分の意見をどんどん発信することです。記事を読んで、自分がどう思うかをどんどん書いていくと、その記録がたまっていく。過去に自分がどんなことに注目したのかを振り返ってみると、「私、成長したな」とか「あの時、こんなこと書いていたんだ」っていうのも分かるようになります。

経済を学んで「おかん力」もアップ

崔真淑, ワークショップ, マネリスト (写真=森口新太郎撮影)

ーー10月27日、ワークショップ当日はどんな人に来てもらいたいですか?

そうですね、自分に自信をつけたい人、そして人に優しくしたい人、でしょうか。

年を重ねた女性の魅力って、優しさじゃないかと思っています。「おかん力」と言ってもいいかもしれません。

ーー「おかん力」!?

「おかん力」も行き過ぎるとダメンズを育ててしまうので気をつけないといけないのですが。(笑)「おかん力」って優しさだと思うんですよね。そして優しさはどこから生まれるかというと、私は余裕からしか出てこないと思っていて、余裕は何から出てくるかと言うと、自分に対する自信です。では、自信はどこから湧いてくるかというと、いろんな知見であるとか、物事を知っているとか、自分はこういう仕事をできるんだっていう部分です。そういう自信があると、人にも優しくなれるかなと思います。

ーー確かに、自分に確固たる自信のある人は他人を攻撃したり、マウンティングしたりしないと思います。

私が学び続けるのも、単に自分が生きていくためだけじゃなく、自分に自信があったら多分、他人のことを攻撃しないし、もっと優しい自分でいられるかなって思う部分も大きいんです。博士課程に通いだして、勉強自体は本当に苦しい時もあるんですけど、でも、やっぱりちゃんと学んでおくと、誰かに攻撃されても相手にしないでおこうって思える自分が少し出てきました。そうなれたのは、未来に向かって自分が進んでいるっていう確信があるからだと思います。

優しくなるためにも勉強して、自分の軸を作っていきましょう。

スキルアップして、ご縁に恵まれよう

崔真淑, ワークショップ, マネリスト (写真=森口新太郎撮影)

ーー最後に、ワークショップに来る人へ一言。

最後に「同類婚」の話もしましょうか。これは、世界的ベストセラー『LIFE SHIFT』著者の1人リンダ・グラットン先生のお話なのですが、昔は「玉の輿」という言葉があったじゃないですか?でも、今はそれがどんどん減ってきているのだそうです。医師なら医師同士で結婚するというように、自分の社会的な学びや知見、所属が同じ人、同類同士が結婚することがすごく増えてきている。それが経済格差の固定化の一つの要因になっているのだそうです。

自分がスキルアップしたら、それだけ同じようにスキルを持ったしっかりした人との縁があるかもしれない。人は自分を写す鏡とはよく言われますが、本当にそう思うので、(経済学力アップ講座は)そういったいろんなことにも役立てるのではないかなと思います。

ーーありがとうございました!これから経済学力をアップしていくのが楽しみになりました。

ワークショップは10月27日開催!

崔真淑, ワークショップ, マネリスト

崔さんを講師にお招きした「会いに行けるお金の専門家 Moneylistワークショップ#01」は10月27日(土)、東京都のZUUオフィスにて開催されます。生活に身近な話題から、職場の人間関係やキャリアアップに役立つ内容の「経済学」について、崔さんと話し合いながら学んでいきます。

崔真淑, ワークショップ, マネリスト

参加者には、崔さんが推薦する経済学の入門書もプレゼント♪ 懇親会では軽食をいただきながら、働く女性たちとの懇親を深めていきましょう。

2つの参加方法

①Facebookイベントページの「参加予定」ボタンを押す(参加費は当日払い)
>Facebookイベントページはこちら

②Peatixのイベントページで参加を申し込む(会員登録が必要です。事前決済と当日払いを選べます)

今回、お話を伺ったのは

崔 真淑(さい・ますみ)さん
マクロエコノミスト。2008年に神戸大を卒業し、大和証券SMBC金融証券研究所(現:大和証券)に入社。当時最年少の女性アナリストとして、NHKなどの主要メディアで経済解説者に抜擢される。12年に独立、経済学を軸に、経済ニュース解説、マクロ経済・資本市場分析を得意とするマクロエコノミスト・コンサルタントとして活動。若年層の経済・金融リテラシー向上のため、東京証券取引所のPRコンサルティングなども手がける。13年からは日経CNBCに最年少の経済解説委員として出演中。16年一橋大学大学院(MBAin Finance)修了。17年4月からは一橋大学大学院イノベーション研究センターに所属し、組織のインセンティブ設計と資本市場の関連性についての研究を行う。2018年より一橋大学大学院博士課程後期課程にて、資本市場活性化のための研究を行っている。

Moneylist(マネリスト)とは?

人生100年時代を生き抜くためには、お金を上手にコントロールする「マネー力」は欠かせません。このワークショップシリーズでは働く女性のための投資メディアDAILY ANDSが資産形成のプロを「Moneylist(マネリスト)」と名付けて講師として招き、女性がさらに羽ばたくために必要な知識や教養を教えていただきます。身につければ資産額が「億」を超えたとしてもおかしくないような、一生モノの「マネー力」を身につけましょう!

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