年収が1.7倍変わる! 働く女性のための「経済学入門」ワークショップ 〜資産運用からキャリアアップまで〜

【崔真淑さんと学ぶ】年収が1.7倍変わる!「経済学力」アップ講座開催・前編

Moneylist崔真淑さんワークショップ予告編・前編

「経済学」ってどんなイメージがあるでしょうか。

カタそうとか、利己的とか、途中で眠たくなるとか……そもそもイメージが湧きづらい人も多いかもしれません。

マクロエコノミスト崔真淑さんは10月、経済学力アップをテーマにしたワークショップを開催するに当たり、経済学について「選ぶ力が身につく」と話します。

「経済学力」がなぜ選ぶ力に結びつくのでしょうか?

10月27日(土)のワークショップを前に、なぜ今、大人の女性にとって「経済学力」のアップが大切なのか、具体的にどのような「経済学力」が必要なのか、崔さんに伺いました。

今、女性が経済学を学ぶべき理由とは?

ーー今、女性が経済学を勉強した方がいい理由って何でしょうか?

今、これだけ日本の社会全体が女性の活躍を応援しています。ということは、「あなたが自由に選択することをサポートしますよ」って世の中全体が言ってくださっているようなものです。

ただ、女性にとって自由に選択できる社会になった一方で、足かせになっているのが自己責任です。お金に関することも、将来どうするのかも、あらゆることが自分の責任のもとで選択をしてもいいですよ、と言われてしまっています。そうなると、自由すぎて何から手をつけたらいいのか分からないんです。

行動経済学に「ジャムの法則」っていうのがあるんです。

選択肢が多いと選べなくなる「ジャムの法則」

崔真淑, ワークショップ, マネリスト (写真=森口新太郎撮影)

ーージャムの法則?

スーパーマーケットでジャムが何十種類も販売されていると、選択肢が多すぎて顧客は結局何も買えないという法則があるんです。じゃあ選択肢をどこまで狭めたらいいのかっていうと、7プラスマイナス2、つまり5〜9つと言われています。

同じように、社会が女性に対して自由を認める社会になってきたら、選択肢がありすぎて選べない。結局、何も行動しないか、誰かが何かをしているからそのまねをしよう、ってことになると思うんです。

ーーなるほど。個人的な感覚で言うと、選択肢がありすぎて「あれもこれもやりたくてどうしたらいいか分からない状態」であるような気もします。

ある意味、女性たちは諦めるべきものは何なのか、やっていくべきものは何なのかっていうことを、自分の時間やお金、満足度などいろんなことを考慮しながら自己責任で選択していかなければいけなくなっているんです。

自由すぎて何もできないんじゃなくて、お金や時間が限られている中で、何をどう選択して、自分をよりよく成長させるかっていうことを考えるための一つの指針になるから経済学を学んでほしいと思います。

なぜ、経済学が分かると「選択力」が上がるのか?

崔真淑, ワークショップ, マネリスト (写真=森口新太郎撮影)

ーーなぜ経済学を勉強すると「よりよい選択」ができるようになるんですか?

なぜ経済学がそんなことができるかというと、経済学ってそもそも、お金や時間など、制限された資源をどう最適に配分すれば、あなた個人や日本全体、世界全体がよくなるか、みんなが幸せになるか?っていうことを追求する学問なんですよね。

例えば、ニュースで「利上げ」「利下げ」という単語が出てくると思います。政府がどう利上げすれば、みんなが幸せになれるの?と考えるのが経済学なんですね。そして、それを考えるための議論の中に、あなた自信の幸せを追求するために使えるメソッドがたくさんあるんです。

例えば、ここにコーヒーとシャネルのバッグがあります。それぞれ1割値下げした時に、どっちの方がよりたくさん買われますか?

ーーえーと……自分だったらシャネルのバッグを買いたいから、シャネルのバッグ?

そうです。実は、世の中には値上げをしたり、値下げをしたりすることで、需要がすごく敏感に反応する商品と、そうでない商品があります。シャネルのバッグのような贅沢品は価格の変化に敏感な「弾力性が高い」商品です。一方、コーヒーのような必需品は、ものすごく値上がりしても必要だからある程度売れるし、ものすごく値下がりしても必要な数は限られているのでそこまでたくさんは売れない。価格の変化に対する「弾力性が低い」商品です。

こんな風に、物の価格を一つ決めるにしても、需要と供給はどんな風に変わるんだろうっていうことを考えるのが経済学の発想なんですね。

なぜ経済学を学ぶ女性は少ないのか?

崔真淑, ワークショップ, マネリスト (写真=森口新太郎撮影)

ーーこれくらい生活に密着していればわかりやすいのですが、女性で経済を学ぼうっていう人はなかなか少ないようにも思います。

理由は2つあると思います。1つはそもそも経済学を学ぶ女性が少ないので、行きにくい。もう1つは、あくまで仮説なのですが、男性の目を意識して経済のような理知的な話をするとモテなくなる、という意識があるのではないかと思います。男性の目を意識して、あんまり頭のいい女って嫌だなって思ったり、お金などの理知的な話をするとモテなくなるんじゃないかなと思ったり。

実際、私も大学院へ行くことにしたとき、「”出来過ぎ子”になっちゃうからますますモテなくなるよ」って周囲から言われました。(笑)

ーー「出来過ぎ子」!(笑)

「大学院に行って大丈夫?」「本当にもう一人で生きていかなきゃいけないよ」って。(笑)なのに、ここ2、3年でガラッと変わりました。

ーー「頭がよさそうな女はモテない」という風潮がここ2、3年で変わっているんですか!? どういうことでしょう?

後編:優しくなりたい大人の女性が「経済学力」を身につけるべき理由へ続く)

ワークショップは10月27日開催!

崔真淑, ワークショップ, マネリスト

崔さんを講師にお招きした「会いに行けるお金の専門家 Moneylistワークショップ#01」は10月27日(土)、東京都のZUUオフィスにて開催されます。経済学の基礎的な知識が身につくものから、職場の人間関係やキャリアアップに役立つものまで。働く女性に必要な「経済学」について、崔さんからフィードバックを受けながら学んでいくことができます。

崔真淑, ワークショップ, マネリスト

参加者には、崔さんが推薦する経済学の入門書もプレゼント♪ 懇親会では軽食をいただきながら、働く女性たちとの懇親を深めていきましょう。

2つの参加方法

①Facebookイベントページの「参加予定」ボタンを押す(参加費は当日払い)
>Facebookイベントページはこちら

②Peatixのイベントページで参加を申し込む(会員登録が必要です。事前決済と当日払いを選べます)

今回、お話を伺ったのは

崔 真淑(さい・ますみ)さん
マクロエコノミスト。2008年に神戸大を卒業し、大和証券SMBC金融証券研究所(現:大和証券)に入社。当時最年少の女性アナリストとして、NHKなどの主要メディアで経済解説者に抜擢される。12年に独立、経済学を軸に、経済ニュース解説、マクロ経済・資本市場分析を得意とするマクロエコノミスト・コンサルタントとして活動。若年層の経済・金融リテラシー向上のため、東京証券取引所のPRコンサルティングなども手がける。13年からは日経CNBCに最年少の経済解説委員として出演中。16年一橋大学大学院(MBAin Finance)修了。17年4月からは一橋大学大学院イノベーション研究センターに所属し、組織のインセンティブ設計と資本市場の関連性についての研究を行う。2018年より一橋大学大学院博士課程後期課程にて、資本市場活性化のための研究を行っている。

Moneylist(マネリスト)とは?

人生100年時代を生き抜くためには、お金を上手にコントロールする「マネー力」は欠かせません。このワークショップシリーズでは働く女性のための投資メディアDAILY ANDSが資産形成のプロを「Moneylist(マネリスト)」と名付けて講師として招き、女性がさらに羽ばたくために必要な知識や教養を教えていただきます。身につければ資産額が「億」を超えたとしてもおかしくないような、一生モノの「マネー力」を身につけましょう!

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