(写真=PIXTA)

FPが本当におすすめしたい投資信託の選び方はコレ!

はじめての投資信託で押さえておきたいポイント

値動きの異なる金融商品にちょっとずつ分散投資ができる「投資信託」は、初心者にもうれしい金融商品の1つです。しかし、日本国内では6000本以上の投資信託が販売されています。

いざ投資信託で資産運用をはじめようとしたとき、数ある商品の中から、何を基準にどう選んだら良いのか分からない、という方も多いでしょう。

そんなとき、金融機関の窓口でいわれる「おすすめ」や証券会社などによる「人気ランキング上位」の投資信託を購入してしまう、ということもあるかもしれません。しかし、「おすすめ」や「人気ランキング」の中には「ワナ」が潜んでいる可能性も……。

この記事では、そんな「投資信託のワナ」に陥らないための選び方について解説します。

投資信託選びで押さえておきたいポイント

投資信託, 証券会社, 選び方, ポイント (写真=nelik/Shutterstock.com)

投資信託選びもポイントを押さえておけば、じつはそれほど難しくありません。特徴やポイントをチェックして自分に合った投資信託を探しましょう。

投資信託は、購入するときに「購入時手数料(販売手数料)」、保有している間の「信託報酬」、売却するときには「信託財産留保額」といった3つの手数料が発生します。手数料が投資信託を選ぶときの大きなポイントの1つです。

●購入時手数料は無料(ノーロード)のものを選ぶ

投資信託を購入するときに発生する「購入時手数料(販売手数料)」は、同じ投資信託でも、金融機関によって手数料が異なります。また、最近では、「ノーロード」とよばれ、購入時手数料(販売手数料)が無料のものも増えてきました。投資信託選びの際には、この「購入時手数料」を必ずチェックするようにしましょう。

●信託報酬はできるだけ低いものを

信託報酬は、投資信託を保有している間、年率をもとに毎日差し引かれる手数料です。そのため、ちょっとした手数料の差が運用成績に大きく影響することもありますので、できるだけ信託報酬の低いものを選ぶようにすると良いでしょう。

また、信託財産留保額は、解約時のペナルティとして投資信託に残すもので、運用会社や販売会社に払うものではありませんが、信託財産留保額のない投資信託もあります。

投資信託購入には、証券会社選びも大切なポイント

投資信託, 証券会社, 選び方, ポイント (写真=SAHACHATZ/Shutterstock.com)

資産運用をはじめるには、まず証券会社の口座を開設する必要があります。手数料や取り扱っている商品・サービスは証券会社によって異なりますので、金融商品を購入するにあたって証券会社選びも大切なポイントです。ここではどのような点に注意して証券会社選びをすればいいのか、ポイントをお伝えします。

●店舗型証券会社かネット証券会社か

・店舗型証券会社の特徴
大手の証券会社などの店舗窓口で、個別に担当者がつき、直接アドバイスを受けながら、口座開設から商品選び・取引までできる証券会社です。投資経験がない人にとっては、金融商品に対する知識がほとんどないため、いろいろと相談ができるというメリットがあります。その反面、手数料はかなり割高になります。また、ネット証券会社にはない、「口座開設手数料」・「口座維持費」など口座を持っているだけでかかる手数料もあります。

取引の際は、店舗の窓口での注文となるため、窓口の営業時間内に出向かないといけないため、時間も手間もかかります。

・ネット証券会社の特徴
口座開設から商品選び・取引まですべてインターネットで24時間いつでもできます。店舗もなく担当者もいないため、手数料が店舗型と比較して圧倒的に安くなります。しかし、担当者がいないとはいっても、証券会社によっては、フリーダイヤルでのコールセンターもあり、サポートも充実しています。一方で、インターネットでの取引になるため、パソコンやスマートフォンでの操作が苦手な人にとっては不向きと言えるでしょう。

・店舗型証券会社とネット証券会社どっちがいい?
それぞれに一長一短はありますが、証券会社選びの大きなポイントでもある「手数料」を見るとネット証券会社に軍配が上がります。手数料が高いということは、投資信託を購入した時点ですでに大きなハンデを背負ってのスタートになるため、手数料が低く抑えられるというのは大きなメリットと言えます。

ネット証券のデメリットはWeb上での操作が必要な点ですが、基本的な知識や操作方法などは、ネット証券のコールセンターでも十分に対応してくれます。少額からコツコツと投資をはじめてみたい人にとってはネット証券がおすすめと言えるでしょう。

●取り扱っている投資信託が豊富かどうか

証券会社選びのポイントとして、手数料に加えて、取り扱い商品がどのくらい充実しているかも大事になってきます。もし、自分が買ってみたいと考えている投資信託がある場合は、証券会社のホームページなどで取り扱いをしているか確認してみると良いでしょう。

●情報コンテンツが充実しているかどうか

それぞれの証券会社によって、投資家向けに行っているサービスはさまざまなので、自分に合ったサービスが提供されているかどうかもチェックしましょう。

例えば、証券会社に所属するアナリストが執筆しているコラムが読みやすいかどうかも重要なポイント。その他にも、会社四季報、モーニングスターなど外部情報サイトから提供される情報をどの程度無料で見られるか、なども証券会社を選ぶ上でポイントとなります。無料で初心者向けセミナーを開催している証券会社もありますので、そういったサービスを利用しながら勉強していくのも良いでしょう。

●お得なポイント制度やキャンペーンがあるか

手数料や取扱商品を比較した上で、さらにその中で迷う証券会社がいくつかある場合には、ポイントやキャンペーンなどを選択の基準に入れてみるのも良いでしょう。

例えば、新たに証券会社で口座を開く人向けに、キャッシュバックや一定期間、手数料が無料になるなどのキャンペーンを実施している証券会社も多くあります。また、証券口座と銀行口座を同時に開設して連携することにより、銀行口座の優遇金利が適用されたり、投資信託を購入することでポイントが付与され、そのポイントをお得に活用できたりするなど、各社さまざまなサービスがありますので、自分のライフスタイルや好みに合わせて選んでみるのもおすすめです。

FPが本当におすすめしたい投資信託とは?

投資信託, 証券会社, 選び方, ポイント (写真=yayha/Shutterstock.com)

投資経験はないけど、まずははじめてみたい、という人には、購入時手数料が無料(ノーロード)で、投資信託を保有している間ずっとかかる信託報酬が低いインデックスファンドがおすすめです。

インデックスファンドとは、日経平均株価やトピックス、NYダウなどの指数(インデックス)と同じ値動きをするように運用されている投資信託のことです。インデックスファンドの主な種類を解説します。

●日本経済に投資したい

日本の代表的な指数(インデックス)といえば「日経平均株価」と「TOPIX(トピックス、東証株価指数)」です。投資経験のない人でもニュースなどで一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ほかにも代表的な指数はありますが、まずはこの日本を代表する指数(インデックス)に連動する投資信託を購入することで日本経済に投資をすることができます。

●先進国経済に投資したい

日本国内だけでなく、海外にも目を向けたい人は先進国経済に投資をするのもよいでしょう。

先進国経済に連動する指数には、日本を除いた先進国22か国で構成された「SMCIコクサイ・インデックス」などがあります。先進国の中でも特にアメリカ経済に投資をするなら、「NYダウ平均株価」「S&P500」などがあります。

先進国の指数に連動する投資信託を購入して、日本だけでなく世界の先進国にも分散投資してみましょう。

●新興国経済にも投資したい

新興国を応援したい、という人向けに、新興国経済に連動する投資信託もあります。新興国株式を対象とする株価指数には「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」などがあり、分散投資先の1つとして購入してみるのもよいでしょう。

新興国は経済成長率が高いため、大きなリターンが期待できる一方、まだまだ政治的にも経済的にも不安定でもあり、値動きも不安定になりがちです。リスクをしっかり理解し、はじめのうちは全体の投資額の中での割合を低くしてみてはいかがでしょう。

何を買ったらいいかわからないけどまずはじめてみたい人は

投資信託, 証券会社, 選び方, ポイント (写真=sutham/Shutterstock.com)

日本、先進国、新興国を分散投資先としてあげましたが、どのような配分で購入したらいいのかよく分からない、という人も多いのではないでしょうか。そんなときは、まずは「バランス型」の投資信託からはじめてみるのも良いでしょう。

「バランス型」は、日本・先進国・新興国の株式や債券などのさまざまな投資対象に、あらかじめ決められた割合で投資して運用されている投資信託です。

メリットは、さまざま資産クラスに分散されているため、手軽に分散投資ができること。さらに、運用していくうちに相場の変動により資産配分が変わってきたとき、あらかじめ決められた割合に、再配分をしてくれるため、手間がかかりません。

手間がかからない分、信託報酬が高めになっている傾向にありますが、最近では、インデックスファンドとそれほど変わらない手数料のものも出てきています。バランス型を購入する際には手数料を比較してみましょう。

一般投資家目線の投資信託ランキングも参考に

投資信託, 証券会社, 選び方, ポイント (写真=kenchiro168/Shutterstock.com)

毎年1月に「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」が発表されます。これは、ブログを書いている投信ブロガーたちが、一般投資家の目線で本当に良いと思える投資信託に投票をした結果、選ばれた投資信託を発表し、表彰するイベントです。

「証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちの手でより良い投資環境を作っていこう!」という趣旨で、投資ブロガーのボランティアによって運営されていますが、恒例行事として定着し、年々注目されるようになってきました。

証券会社など金融機関が発表しているランキングと違い、私たち一般投資家の目線で選ばれた投資信託ということで、購入時手数料が無料(ノーロード)のものや、信託報酬が低いものが上位にランキングされていますので、参考にしてみるのも良いかもしれません。

口座を開設する証券会社選びや、購入する投資信託の商品を選ぶ際には、たくさんあって迷ってしまうこともあるかと思いますが、シンプルにポイントを押さえながら、自分に合った証券会社や投資信託で資産運用をはじめましょう。

【こちらの記事もおすすめ】
積立投資信託とは?メリット、デメリットから投資先4選まで
投資信託で失敗しやすい3つのポイントとは?注意点をやさしく解説
はじめての積立投資。投資信託は「たくさん」持つといいのでしょうか?

▲最新記事はTOPページから

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集