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自分基準を明確にすればお金は増える 自分軸はこう作ろう

やさしすぎるあなたがお金持ちになる生き方(4)

この記事は吉武大輔氏の著書『やさしすぎるあなたがお金持ちになる生き方』(フォレスト出版)の内容を抜粋したものになります。

・『やさしすぎるあなたがお金持ちになる生き方』シリーズ
(1)大金持ちになった後に気づく「最も大切なこと」
(2)「労働収入で1000万」はこんなに難しい——時間とお金を得るために必要なポイント
(3)やりたいことだけをしてお金持ちになるために最も大事な心構えとは?
(4)自分基準を明確にすればお金は増える 自分軸はこう作ろう

自分の基準を明確にする

豊かさとは心の状態であり、金額の大きさよりも、感情的に満たされて日々を生きていることを大切にする人もいます。

必要以上のお金を追い求めて盲目的に生きるのではなく、今この瞬間も豊かさを感じながら、未来をつくるための基準を明確にしていきましょう。

自分の基準を明確にするための問いが、こちらです。

● 何を大切にしながら、人生を生きていきたいのか?

● 月に何日働いて、月に何日休みたいのか? 

● 朝起きてから寝るまでの理想の過ごし方はどんなものか?

● 仕事を通じて、どんな感情や体験が欲しいのか?

● 仕事を通じて、どんな人たちと付き合っていきたいのか?

● そのような暮らしをするには、いくらの収入が必要なのか?

● 真の財産を増やし続けるにはどのように生きればいいか?

人生における自分が大切にしたいことを明確にしたうえで、身の丈に合った時間とお金、感情のバランスを整えることから始め、少しずつ時間とお金を受けとる器を大きくしていくと、感情的にも経済的にも安定した暮らしを実現することができます。

数値は因数分解して考える

基準を考える際には、数字のことを考える必要があります。

数字と聞くだけで、苦手意識を持つ方もいるので、数字のイメージをつかむための簡単な方法をお伝えします。

それは、「数字を因数分解して考える」ということです。

たとえば年収1000万円になりたいと思ったら、漠然とイメージするだけでなく、因数分解してみましょう。

※イメージをつかむための計算式なので、税金などの考慮は省きます。

年収1000万円ということは、12か月で割ると、月収約83万円です。

毎月83万円の収入を得ることができれば年収1000万円になるので、さらに月収83万円を因数分解して、月収83万円を得るために、いくつの収入源を確保するのかを考えます。

1つの事業で83万円を得てもいいし、2つの事業で約42万円ずつの収入、もしくは3つの事業で約28万円ずつ、ということも可能です。

自分が1つのことに集中したほうがうまくいくタイプなのか、それとも複数に分散したほうがいいのかを考えて、収入の柱(ポートフォリオ)をつくっていきます。

・83万円× 1事業= 83万円
・42万円× 2事業= 84万円
・28万円× 3事業= 84万円
・21万円× 4事業= 84万円
・17万円× 5事業= 85万円 etc

漠然と収入を上げることや、1つの事業で目標を達成しようとするのではなく、どんな事業や投資で、いくらずつの収入を得たいのかをイメージすると、何にどのくらいのお金と時間を投資すればいいのかが見えてきます。

たとえば、自営業でマッサージの仕事をしている人が、月に100万円の売上を上げたいのであれば、100万円を因数分解します。

1回1万円の施術であれば、月に100人で100万円です。

「月に100人は無理だ、できても50人が限界」と思うのであれば、施術の単価を2万円にする必要があります。

月に50人の施術をするには、1日平均1~2人を毎日施術するほうがいいのか、それとも、月の半分を休みにして1日3~4人を施術する毎月15日間の稼働がいいのかなどと、働き方も自分の理想のライフスタイルに合わせて決めることができます。

「私はマッサージが好きだから、毎日施術をしていたい」という人であれば、半月も休みが続くと勘が鈍ってしまい、早く施術がしたいと思うかもしれません。

逆に、「15日間で集中したほうが、残りの時間を勉強や余暇に使えるからそのほうが合っている」という人であれば、どうしたら2万円の単価で1日3~4人の施術ができるのかを考えます。

盲目的に売上を上げようとする前にゴールをイメージすることが大切です。

算数レベルの簡単な計算で構わないので、自分の具体的なライフスタイルと数字を照らし合わせていきましょう。

思い込みから目覚める

ここで少し、世の中を俯瞰(ふかん)して見ていきたいと思います。

現代は大量生産・大量消費の時代です。この風潮に対して徐々に違和感や限界を感じ始めている人が増えているように感じますが、いまだ多くのメディアは人々に購買意欲を駆り立てるような情報を発信しています。

「お金よりも大切なことは何ですか?それを大切にしていますか?」というメッセージよりも、「お金を稼ぎましょう。お金さえあれば、豊かな暮らしができますよ」と言ったほうが、世の中にお金の流通が生まれるからです。

「まだあなたの生活は不足していますよ。このままでは大変ですよ。周りの人はこんなことをしていますよ。みんなと一緒のほうが安心ですよ」という、恐れに訴えかける情報発信に、気づかないうちに洗脳されています。

たとえば、情報番組で紹介されるテーマを並べてみると、1月は「お年玉商戦」、2月は「バレンタインデー」、3月は「ひな祭り」、4月は「お花見」、5月は「ゴールデンウイーク」など、お金を使う催しが盛りだくさんで、最近では「ハロウィン」や「孫の日」まで出てきました。

「孫の日」というのは、おじいちゃんおばあちゃんが孫にプレゼントを買ってあげる日のことで、高齢者の財布を緩めることを目的にしたマーケティング戦略であることは俯瞰すればわかりますが、無意識にお金を使うように思い込まされていることに、なかなか気づくことができません。

本当に自分が納得したうえでお金を使うのならいいのですが、自分の本当に欲しい感情に関係ないお金を使うことになってしまうと、本質的には満たされない状況が続いてしまいます。

人生で最もお金を使うことになる夢のマイホームも、ローンを払い終わる頃には資産価値がほぼゼロになりますが、やはり欲しいという気持ちを無意識に求めるように思い込まされていて、ローンのために一生涯働き続けなければならない足かせを自分の意思ではめてしまっています。

冷静に考えれば、今から日本は人口が減って空き家が増えていくにもかかわらず、新築の物件が増え続けているのは、新築を建て続けなければ成り立たない経済の仕組みがあるからです。

私たちは気づかないうちに、本来、人の人生を豊かにするはずの経済の仕組みそのものを継続するために生きるという矛盾に陥っているのかもしれません。

「自分の人生において何が大切なのか」「何が自分の喜びなのか」「何にお金や時間を投資していくのか」を理解し、人生の軸を持って生きていくことが大事なのです。

・ポイント
1)あなたの理想のライフスタイルを、精神面と現実面の両方から書き出してみましょう
2)理想のライフスタイルを過ごすための理想の収入を、因数分解してみましょう
3)あなたは、今後の人生において、何にお金と時間を投資していきますか?

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吉武大輔(よしたけ・だいすけ)
やさしいお金持ちをつくる専門家MBA(経営学修士)、7つの習慣®アカデミー協会 認定ファシリテーター、IMAGINE INC.最高経営責任者(CEO)、株式会社ones holdings取締役会長、株式会社Alchemy International取締役、株式会社Community ConsultingJapan相談役。

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