(画像=MAD.vertise/shutterstock.com)

「労働収入で1000万」はこんなに難しい——時間とお金を得るために必要なポイント

やさしすぎるあなたがお金持ちになる生き方(2)

この記事は吉武大輔氏の著書『やさしすぎるあなたがお金持ちになる生き方』(フォレスト出版)の内容を抜粋したものになります。

・『やさしすぎるあなたがお金持ちになる生き方』シリーズ
(1)大金持ちになった後に気づく「最も大切なこと」
(2)「労働収入で1000万」はこんなに難しい——時間とお金を得るために必要なポイント

自分の価値を発揮できなければ、豊かになれない

私たちはお金が欲しいと思った時、働くことを通じて収入を得ることが一般的です。

けれども、お金と時間の両方を得るには、単に働くだけでは難しいことを知っておく必要があります。

ここで、収入を得るための代表的な 3 つの方法を見ていきましょう。

1.労働収入:労働力をお金に変えること。サラリーマン、OL、フリーターなど
2.事業収入:価値をお金に変えること。自営業者、経営者など
3.権利収入:資産や権利をお金に変えること。ビジネスオーナー、投資家など

1.の労働収入は、サラリーマンやOL、フリーターなど、雇用されている人たちが該当し、組織に属し、働くことによって収入を得る方法です。

2.の事業収入は、事業をしている人が該当し、自分の才能によって社会的価値を生み出すことができなければどれだけ労働しても収入は上がりませんが、価値を最適な形で顧客に届けることができれば、労働収入の何倍?何十倍もの収入を得ることが可能な方法です。

3.の権利収入は、ビジネスオーナーや投資家などが該当し、資産や権利(不動産や株券、知的所有権など)を運用することによってお金を増やしていく方法です。

この3つを聞くと、多くの人は権利収入が望ましいと思うかもしれませんが、自分にあった収入を得る方法は、生き方や価値観によってさまざまです。

たとえば、自分が焙煎(ばいせん)した珈琲をお客様の目の前で提供することが喜びである人は、いくら収入が増えても現場を離れることはありません。

逆に私の仲間には、権利収入を得てしまったがゆえに、日々やることがなくなって退屈になってしまい、もう一度就職をして、その後新たな事業を立ち上げた人もいます。

働くことの本質はお金を得ることではなく、理想の人生を生きていくための自己表現と、自分が社会に対して貢献できることのバランスが整っていることであるため、私はどの収入形態を選んでも構わないと思っています。

ですが、お金も時間もバランスよく得る感情使いになるためには、「労働収入だけでは難しい」ということを理解しておく必要があるので、時給で働く人を例にあげてみましょう。

たとえば、時給900円で1日8時間、1か月に20日働いている人がいるとします。

〔計算〕900円×8時間×20日=月収 14万4000円
※イメージをつかむための計算式なので、時間外労働による割増し賃金や税金などの考慮は省きます。

これでは、ひとり暮らしの人が生活するギリギリの収入かもしれません。

そこで、収入を増やすために時給の高い仕事に転職し、かつ働く時間も長くすることにしました。

次の職場は、時給1200円、1日10時間で、1か月に26日働いたとします。

〔計算〕1200円×10時間×26日=月収 31万2000円

収入は2倍以上になりましたが、休みは週1回、毎日10時間働くことになります。

もし、アルバイトで年収1000万円を達成したければ、時給1500円、毎日20時間労働、休みなしで1年間働くことができれば、月収90万円、年収1080万円です。

〔計算〕1500円×20時間×30日×12か月=年収1080万円

このように、自分の価値を自分で決めることができない労働収入(挑戦者)では、お金と時間の余裕を両立させることが難しいことがわかります。

お金と時間を得るには、まず自ら事業を起こしていく「勇者の道」を選択していくことが必要です。

勇者は仕事をするのではなく、仕事をつくる

挑戦者のステージで組織に雇われるメリットは、お金を稼ぐために必要な開発・製造・販売・管理・ビジネスモデル設計や、社会保障や福利厚生などを組織が用意してくれていることにより、自分は守られながら、担当業務に専念できることです。

つまり、勇者として生きる時には、組織に所属していた時の常識や考え方が通用しないことを理解しておく必要があります。

組織に所属するメリットよりも、自分が生み出す価値のほうが高いという自信を持ち、自己価値を高め続けられる人が、勇者の道を歩み始めることができます。

最近は、雇われている状態でも成果次第で報酬を上げることができる成果報酬型の仕事も増えてきましたが、報酬のアップダウンが激しく、生活が安定するまでに時間がかかるというデメリットもあります。

勇者は「仕事をする」のではなく、「仕事をつくる」ことが最初の仕事になります。

自分の仕事を自分でつくることができなければ、持っている才能を活かすことができません。

「仕事をつくる」とは、自分の価値を明確にし、それを必要としてくれる人と出会い、価値とお金を交換するということです。

勇者の道を目指して、やりたいことを仕事にすることを目指す人たちがうまくいかない理由の1つに、「自分がワクワクしていても、誰もそれを求めていない」ということがあります。

たとえば「マッサージを仕事にしたい」と思い、お金も時間もかけて勉強したとしても、誰かが「あなたからマッサージを受けたい」と思わなければ、それは仕事ではなく、趣味になります。

勇者は、はじめは誰からも求められていない状態から、圧倒的な商品力やカリスマ性によって、相手が欲しくなるような事業や仕掛けをつくることによって、やりたいことを仕事にしていきます。

あなたがもし勇者の道を歩みたいのであれば、

・あなたはほかにはない、圧倒的な商品力、カリスマ性を持っているか?
・あなたのつくり出した価値にお金を払いたいと思う人に、思いを届ける手段はあるか?
・自分の思いやコンセプトに一貫性とメッセージ性はあるか?

について検証する必要があります。

駆け出しの勇者として歩み出した人たちの多くが悩むのは集客です。

勇者の集客の方法は、自分のビジョンに巻き込み、理想の未来を思い描かせ、その未来を実現できると訴えかけることが代表的ですが、勇者自身の自分軸が試されることが多く、駆け出しの時点ではまだその軸が確立していません。

時間をかけてぶれない軸をつくっていくことで集客は安定してきますが、もし、どれだけ自分軸をつくろうとしてもうまくいかない人は、別のやり方のほうが合っている可能性があることも覚えておいてください。

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吉武大輔(よしたけ・だいすけ)
やさしいお金持ちをつくる専門家MBA(経営学修士)、7つの習慣®アカデミー協会 認定ファシリテーター、IMAGINE INC.最高経営責任者(CEO)、株式会社ones holdings取締役会長、株式会社Alchemy International取締役、株式会社Community ConsultingJapan相談役。

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