(写真=Mocha)

生命保険と地震保険の「保険料控除」で税金を取り戻す方法

『税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法』より

この記事は2016年7月に出版された『税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法』(河出書房新社)からの内容を抜粋したものになります。

※以下、書籍より抜粋

生命保険料控除を活用して税金を取り戻す

サラリーマンの年末調整のうち、代表的な控除が「生命保険料控除」です。「給与所得者の保険料控除申告書」に記入し、保険会社から送られてくる年末調整の保険料控除証明書を添えて、会社に提出します。

生命保険料控除は、加入している保険の種類や加入した年によって、若干ですが取り扱いが異なるため注意が必要です。

まず、2011年(平成23)以前に契約した人は、最高で一般の生命保険5万円、個人年金保険料5万円の合計10万円の控除を受けることができます。 そして、2012年(平成24)以降に契約した人は、介護医療保険料が加わっているため、最高で一般の生命保険料4万円、個人年金保険料4万円、介護医療保険料4万円の合計12万円の控除が受けられます。

ただし、個人年金保険の場合、控除の対象となるのは「保険の支払い期間が10年以上であること」「年金の受け取り開始の年齢が60歳以上で、その後、10年以上支給が受けられること」など、要件が決まっています。

また、介護医療保険についても「契約期間が5年以上でなければならない」などの要件があるので、加入するさいには、控除が対象になる要件の保険なのかを、よく確認することが大切です。

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地震保険料控除を活用して税金を取り戻す

かつて、生命保険料控除と並ぶサラリーマンの代表的な控除に「損害保険料控除」がありました。現在は、それに代わって「地震保険料控除」が創設されています。

地震保険料控除は、地震、噴火、津波を原因とする火災、損壊のための損害保険に加入している場合に受けることができる控除です。

基本的に地震保険は火災保険のなかに含まれているケースがほとんどなので、支払った火災保険料の金額の一部が対象になります。火災保険に加入していても、地震保険に加入していない場合は対象にならないので注意が必要です。

控除額は5万円を上限とした支払額の全額です。たとえば、年間4万8000円の地震保険に加入した場合は、4万8000円全額が控除されます。いっぽう、年間8万円の地震保険に加入した場合は、上限である5万円の控除となります。ちなみに、住民税については最高2万5000円が控除されます。

また、長期損害保険については、経過措置(特定の法律や制度などが、新たな法律や制度に移行する過程で発生する不利益を減らすために取られる一時的な措置)で控除ができるようになります。

ただし、このとき対象になる保険は「保険期間が10年以上で満期返戻金のある損害保険契約」で、「2006年(平成18)12月31日までに契約した場合」かつ、「2007年(平成19)1月1日以後に保険料が変更となる異動がない場合」とされています。

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『税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法』頼藤太希・高山一恵 著

保険料控除,生命保険,地震保険,税金 『税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法』(河出書房新社)

多くの人にとって、税金は「納めている」とか「払わされている」というイメージが強く、「税金を減らして、お金を貯める」イメージは、なかなか湧きにくいもの。
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頼藤 太希
(株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント
慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性のための、一生涯の「お金の相談パートナー」が見つかる場『FP Cafe』を運営。メディアなどで投資に関するコラム執筆、書籍の執筆・監修、講演など日本人のマネーリテラシー向上に努めている。著書は「やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方」(きんざい)、「税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法」(河出書房新社)など多数。日本証券アナリスト協会検定会員。ファイナンシャルプランナー(AFP)。

高山 一恵
(株)Money&You取締役/ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級FP技能士
慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。全国で講演・執筆活動・相談業務を行い女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。著書は「年収400万円からの不動産投資で着実に稼ぐ秘訣」(河出書房新社)、「やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方」(きんざい)など多数。FP Cafe運営者

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