(写真=Victoria Chudinova/Shutterstock.com)

「#怒っていい」時に観たい、かっこいい戦う女が登場する名作映画4選

世の中の理不尽に立ち向かうために

東京医科大学が入試で女性受験者を一律減点していた問題から「#私たちは女性差別に怒っていい」というムーブメントが広がりました。DAILY ANDS読者の方は、こういった問題やムーブメントについて、どのように感じていますか?

「怒っていい」と言われても、いざ怒りの感情をあらわにするのは、なかなか難しいものです。今回は、世の中の理不尽に立ち向かうために参考にしたい、かっこいい「戦う女」が登場する映画を紹介します。

大企業から3億ドル以上の和解金『エリン・ブロコビッチ』

ジュリア・ロバーツといえば、抜群のスタイルに、はじけるような笑顔というイメージですよね。多くのラブコメでヒロインを演じ、「あんな恋がしたい!」と女性の心をわしづかみにしてきました。そんなジュリア・ロバーツが、実在のシングルマザー、エリン・ブロコビッチを熱演し、アカデミー賞やゴールデングローブ賞など数々の主演女優賞を総なめにした名作です。

エリン・ブロコビッチは、ただのシングルマザーではありません。とにかく強くたくましい女性なのです。無職なのに交通事故に遭ってしまったジュリア・ロバーツが演じるエリン・ブロコビッチ。どんなことをしてでも仕事をして、稼がなければ子供を養っていけません。

そんなとき、ひょんなことから大企業が引き起こした水質汚染問題を知ることになります。戦う相手は大企業。エリンの武器は正義感と情熱のみ。歴史に残る巨額の和解金(なんと3億3300万ドル!)を得ることになったエリンの戦いぶりは必見です。

自らの手で幸せをつかむ『ジュリーと恋と靴工場』

戦う女!と聞くと、武器を持って立ち向かうアクション映画を思い浮かべるかもしれません。

『ジュリーと恋と靴工場』は、小粋でポップなフレンチミュージカル映画です。ポーリーヌ・エチエンヌが演じるジュリーは、正社員を目指して職探しをするものの、なかなかうまくいきません。仕事がうまくいかないときは、恋もうまくいかない!彼氏にも振られて、まさに踏んだり蹴ったり状態です。

そんなジュリーがやっとのことで、手に入れた高級靴メーカー工場での仕事。社員になるべく、頑張って働くぞ!と意気込むも、またまた不運が訪れます。コスト削減により工場を中国へ移す!という計画が出てきてしまうのです。

靴職人の女性たちはリストラ回避のためにパリ本社に乗り込み、社長に直訴します。技術もプライドも兼ね備えた女性たちが、自分たちのアイデンティティーを求める姿はたくましく、かっこいい。

主体性のないジュリーはその騒動に巻き込まれる形で参加するのですが、戦う女たちを通して、自ら考え行動し、自分の手で幸せをつかむべく動き始めます。この映画を観た後は、きっと赤い靴が欲しくなるはず!

戦う女, 映画, 私たちは女性差別に怒っていい (写真=Iuliia photographer/Shutterstock.com)

やっかみも半端ない『女神の見えざる手』

「ロビー活動」という言葉は、日本ではあまりなじみがありませんが、アメリカには実に3万人ものロビイストがいるといわれています。ジェシカ・チャステインが演じるのは、真っ赤な口紅とパリッとしたスーツ姿で、女性らしさとかっこよさを十二分に兼ね備えた主人公のエリザベス。プロのロビイストです。

今回のテーマは銃の規制法案。議員・政党・マスコミを操り、世論を動かし、法案を通すために働きまくります。

プロの中でもトップオブトップであるエリザベスの「先を読む力」はすべての人が武器にできるものではありません。誰もが持つことのできない武器だからこそ、映画の中だけでも「主人公になりきって」体感したい!と思える作品です。

エリザベスの能力がすごいからこそ、やっかみや周りからの攻撃も半端ない!過去のスキャンダルが暴かれ、事態は予測できない方向へ動くのですが、エリザベスはどうこのピンチを乗り越えていくのでしょうか?

男性至上主義者と戦う『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』

「全米女子テニスの現役チャンピオン VS 男子テニスの元世界チャンピオン」

そんな戦いがあったのをご存じですか?時代は1973年までさかのぼります。男女平等を求める声が出始めつつあった時代です。全米テニス協会が発表した女子の優勝賞金は、男子のたった8分の1。集客率も男子に劣らないのに、なぜこの数字なのか?エマ・ストーンが演じるテニス界の現女王ビリー・ジーン・キングは仲間の選手を集めて“女子テニス協会”を立ち上げます。

ビリー・ジーン・キング、仲間のテニス選手たち、そして敏腕ジャーナリストのグラディスのおかげで、スポンサーが見つかります。女子だけの選手権が無事開催されると、テニスファンだけでなく、世間の注目を集めていきます。味方が少ない中、実力のある女性たちが、それぞれの立場で能力を発揮していく姿がかっこいいのです。

そこに水をさしてくるのが、男性至上主義のゲス男、かつての世界王者ボビー・リッグス(スティーヴ・カレル)です。とにかく、このボビーをはじめ、男性陣の発言がまあ、今の時代だったら大変!というような差別発言ばかり。思わず、全員クビ!とその場で叫びたくなるほど。と同時に、ここまでじゃなくても「こういうこと言う人、いるよね~」と共感してしまう方も少なくないかと思います。

世界中のテニスファンが見守る中、運命のゲームが始まります。果たして、勝利の女神はどちらに微笑むのでしょうか……。

どうせ戦うなら、かっこよく戦いたい

仕事に趣味に、プライベートに……怒りを感じる瞬間は人それぞれ。映画に登場する戦う女性の姿から「上手に怒る」ヒントが見つかるかもしれませんよ。どうせ戦うなら、かっこよく戦いたい!

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