(画像=Mangostar/shutterstock.com)

お金を増やそうと思ったら決めるべき「最も大切なこと」

「お金」は美人になれる美容液(3)

この記事は久富有里加氏の著書『「お金」は美人になれる美容液 “憧れの私”になる♥美人のお金レッスン』(WAVE出版)の内容を抜粋したものになります。

【『「お金」は美人になれる美容液』シリーズ】
(1)幸せなお金美人が持っている「唯一の答え」とは
(2)本当の幸せは「インスタ映え」しない お金を掛けずにリッチになる考え方とは
(3)お金を増やそうと思ったときに決めておきたい「最も大切なこと」

※以下、書籍より抜粋

これからのお金の世界を知っておく

●「お金美人」はゴールを意識する

お金のことで、覚えていてほしいルールがあります。

それは「お金の世界にはゴールがないこと」。

私たちは、これまでお金を身近な存在として付き合ってきました。

おそらく小学生くらいではじめてお年玉をもらい、自分でお金を使うという経験をしたところからスタートしているのではないでしょうか。

「私」と「お金」の関係は、もう何十年と続いてきたはずですが、お金自体に「ここで終了です」というゴールがないことを意識したことはありますか?

じつは「投資」も同じで、ゴールが決まっていないものがほとんどなのです。

「満期」といって、いつまでに終了するか、明確になっているものもありますが、それはごく一部。

なので、お金を増やしたいから投資をしたいと考えたときは、このゴールを明確にすることが大切です。

本やドラマなどで、お金に溺れているお金持ちのシーンを見たことがあるでしょう。そうならないためには、「自分のゴール」と「未来のお金との付き合い方」を決めておくことが、とても重要になります。

もしこのゴールを設定していないと、無尽蔵にあるお金に飲み込まれて、お金主導の人生になってしまいます。

●投資は株のことだけじゃない

「投資」というと、株などの投資商品をイメージする人が多いでしょうか。

でも、金融商品にお金を投じることだけではありません。

たとえば、自分にお金を投じる「自己投資」だって、立派な投資の一つです。

なにか資格を取得してできることを増やしたり、新しい仕事をはじめて収入を増やしたりすることも、立派な投資です。

私たちがお金を増やす手段は、じつは三つあるのです。

一つめは「働くこと」。

仕事をして給料をもらう、なにか商品をつくって提供して対価をもらう……。

働くことでお金を増やす方法を考えるのは、立派な投資の一つです。

二つめは「資産運用」。

お金や資産が働いて、お金を増やしていく方法です。投資と聞いて、イメージする人が多いのがこれです。

三つめは「節約」。

かかるお金を少なくすることで、余裕があるお金を生みだすこと。ただし、新たにお金を生みだすということではないので、節約だけで実質的にお金を増やすということは難しいでしょう。

つまり、「働くこと」と「資産運用」を見直すことで、新しいお金が生まれます。

●好きな仕事を続けるのも投資

ここでお金を増やす手段の一つ、「働くこと」を、もう少し考えてみましょう。

これからの時代は、お金だけでなく、私たちの働き方も変化するタイミングだといわれています。

パソコンやスマートフォンなどのIT技術が大きく進歩し、これまで人がコツコツと行っていた仕事を、ロボットが代わって機械的にやるようになってきました。

すでに、スーパーのレジにいた人たちの代わりに自動清算システムが置かれ、ロボットが街中で接客しています。

知能面でも、ロボットにまかせられる時代が遠くない未来にやってきそうです。

それに加えて、私たちの生きている時間、つまり寿命はどんどん延びていて、日本人女性の平均寿命は87.14歳、男性は80 .98歳。健康寿命も延びています。

少し前までは、女性は結婚して子育てを終え、しばらくしたら老後の生活が何年かあり、天国に行くというスタイルが基本でした。

今は女性も仕事をしていて、結婚して育児や家事、それに介護もこなして、老後の生活がとても長い人が増えるようになりました。

女性に求められる役割がとても増えたといわれますが、逆に考えてみると、生き方もたくさんの選択肢の中から選べるようになっています。

でも、なにも考えずにいたら、もしかしたらロボットに今の仕事を奪われてしまうかもしれません。

長く生きるということは、その分だけお金も必要になるということです。ということは、これからの時代は、できるだけ仕事を続けて、お金をもらい続けなければならないということです。

定年まで働くのはイメージしづらいかもしれませんが、もし仕事が楽しいものなら、おばあちゃんになっても、できればやり続けたいと思いますよね。

そのために、今からずっと働き続けるイメージが持てるような仕事を見つけておくことが、将来のお金につながります。

また、正社員として会社に所属して働き続けるという今までのスタイルのほかにも、もっと自由な新しい働き方がたくさん生まれてくるでしょう。

なぜなら、会社ではいつ自分の仕事や役割がなくなってしまうかわからないからです。

とくに時代の変わり目の現代では、ブランドを持ち安心と思われていた大企業でも、流行についていけず、赤字に転落したり倒産してしまったりすることも多々あります。

正社員や、会社に所属しているということが安心とはならないのです。

すでに私のまわりにも、どこの会社にも席を置かず、フリーランスとして自由に働く人が増えてきました。デザイナー、フォトグラファー、営業を専門に行う人、エンジニア、研修コーチなど、職種はさまざまです。

好きな仕事を続けられるように準備をする。

これも、今からできる大切な投資の一つです。

●世界の「お金美人」の教育は?

「お金のゴール」を決めるということは、 海外ではとても一般的な考え方です。 

というのも、イギリスやアメリカ、ほ かにオーストラリアやタイなどでも、お金は学校で習う科目になっているからです。お金について中立な立場である学校の 先生が、一から教えてくれるのです。

国によって教育内容はさまざまですが、2007年から「お金」を義務教育にしたイギリスでは、7~9歳で、仕事と職業、簡単なお金の計算、チャリティの役割などを勉強。

9~11歳で、信用、借入、貯蓄の違いから保険、退職後の必要なお金までを学んでいます。

アメリカの小学生向けの教科書では、お金のしくみを知る前に、まず自分はなにが欲しいのか、どんな人生を理想とするのかをイメージするワークからはじめています。

なので、お金や投資を考えるときに、まず自分自身のゴールを決めることが大切だと、幼いころに理解しているのです。

理想とする人生を歩むために、お金だけではなく、自分が好きなこと、仕事や人とのつながり、学びなどをトータルで考える授業をしている学校もあります。   日本では残念ながら、まだお金が義務教育の科目にはなっていません。でも、もしかすると近い将来、そんな日がくるのかもしれません。

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久富有里加(ひさとみ・ゆりか)
ファイナンシャルプランナー/トータルマネーアドバイザー。株式会社マネネCOO。1986年東京生まれ。新卒で大和証券(株)へ入社し、計算が苦手ながらも社内表彰を連続受賞。その後、欧米型の独立系アドバイザーの普及に尽力する楽天証券(株)に転職し、システムや商品の企画等に携わり楽天賞を受賞。(株)キッズラインを経て、2016年にブログ『美人投資』を立ち上げ、独立。2018年より株式会社マネネCOO。

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