(画像=GaudiLab/shutterstock.com)

幸せなお金美人が持っている「唯一の答え」とは

「お金」は美人になれる美容液(1)

この記事は久富有里加氏の著書『「お金」は美人になれる美容液 “憧れの私”になる♥美人のお金レッスン』(WAVE出版)の内容を抜粋したものになります。

※以下、書籍より抜粋

足りないのは知識じゃない

●「お金美人」には自分だけのモノサシがある

お金との付き合い方は、顔や雰囲気にはっきりと表れます。

せっかくお金を増やしても、自分の顔や雰囲気、パートナーシップが台無しになってしまうような人にはなりたくないですよね。総合的な「お金美人」とは、お金に困ることなく、いつも満たされ、幸せで、まわりの人からも愛され続ける人のことです。

総合的な「お金美人」に必要な定義のひとつは、「お金をよく知っている」ということ。それは、毎日みんなが使っているお金のことではなくて、「自分自身のお金」のことがわかっている、ということです。

みなさんは「お金」と聞いてどんなイメージを持ちますか? 給料のことを考え たり、銀行の通帳をイメージする人もいるかもしれません。でも本来の「お金」というものは、そのもの自体に価値があるのではなく、自分が欲しいものと交換するツールとして生まれました。

お金は、いつでもどこでも、欲しいものが手に入れられるツールとしてスタートしたのです。

ですが、今ではお金やそれにまつわるサービスがどんどん進化し、お金そのものに価値があるという概念が当たり前の世界になってきました。そのため「欲しいものと交換できるツール」という意味合いが薄れてしまいました。もしかするとみなさんも、物の価値を無意識に「お金の値段」ではかっていませんか?

お金は本来、ただの紙にすぎません。振り回されると、幸せなお金持ちには一生なれないのです。

その反面、幸せな「お金美人」は、お金ではなく「自分自身の価値」を基準にして物事を考えたり、行動したりしています。

●ダイヤモンドとチューリップ、どっちが高い?

昔々の話です。チューリップの花をはじめて見た人たちが、そのあまりの美しさに熱狂していきました。当初チューリップの球根は、花屋さんだけが買っていたのですが、しだいに花屋さん以外の一般の人も買うようになり、球根売り場にはどんどん人が増え、行列するようにまでなりました。

すると、一つたった100円だった球根が高くても売れるようになり、価格が上昇していき、一つ200円、1000円、10000円とどんどんつり上がり、家一軒と交換できるほどにまでなっていきました。珍しい種類の球根は、ダイヤモンドなどの宝石よりも高価なものになってしまったのです。

こうなると、さあ大変です。みんながよってたかってチューリップが欲しくなり、仕事をやめてチューリップを栽培する人まででてきました。

せっかくつくったチューリップの球根を泥棒にとられては困るので、夜はチューリップ畑に見張り番をつける人まであらわれました。

でも冷静になって考えてみると、それはただの球根です。

ある日、一人の男性がいつものように球根を手に入れ、それを高く売ろうとしたところ、買ってくれる人がだれ一人いなかったのです。

もう、どの家にもチューリップの球根がたくさんあって、十分だったんですね。球根が売れなかったという話はすぐに町中に広まり、球根をたくさん手にしてニコニコしていた人たちは大騒ぎです。

だれもが球根を売ろうとしたのですが、もう買ってくれる人はいません。最終的にチューリップの球根は、ただ美しい花を咲かせるだけとなりました。

その結果、お金、家、仕事を失ってしまった人がたくさんでてしまいました。

これは世界で一番古い「お金と価値の話」といわれていて、1637年にオランダ で起きた実話です。

まさかチューリップの球根に、そんな価値を見いだすことはないだろうと思う人もいると思います。でもこの話から考えてほしいのは、物には「これが絶対正解!」という値段はないということです。

物には、トマトならこれくらい、パソコンならこれくらいという、「これくらいが適正価格でしょう」というある程度の目安がありますが、じつはほとんどの場合、私たちの欲しい・欲しくないという価値基準で決められているのです。

●自分の「好き」が唯一の答え

チューリップバブルのように、お金に振り回されない幸せな「お金美人」になるためには、自分自身をよく知って「自分サイズのモノサシ」を見つけることです。

たとえば、私は海が大好きで、また、時間にとらわれずに自由なスタイルで仕事をしたいと思い、会社員を卒業しました。

暮らし方の理想というのは人それぞれで、自分の仕事に誇りを持っており一流企業でのキャリアを大切にしたい人、田舎でハーブや野菜を育てながらのんびりとすごしたい人、休みの日は好きな映画をたくさん見たり、家でごろごろリラックスしてすごしたい人など、たくさんのライフスタイルがあるはずです。

それは、どれが正解で、どれが不正解というものではありません。

どれが、自分にぴったりくるものなのか。つまり、どれが「自分の好き」なのかが唯一の答えとなります。

幸せな「お金美人」というのは、お金をたくさん持っている人のことではありません。この自分の「これが好き!」というモノサシで測った「自分サイズの幸せ」をしっかりとわかっていて、それに見合うお金を持っている、またはつくろうとしている人なのです。

世の中にお金は無尽蔵にありますが、世の中の価値のモノサシで決められた高い値段のものが、自分にぴったり合うとは限りません。

もちろん、品質のよいものは値段が高いということは多いですが、値段が高いものの中には、先ほどのチューリップバブルのように、希少性、つまりレアだから高いというものや、人気度、つまりみんなが欲しいという理由だけで価格が高くなっているものもあります。でも、いくらお金持ちになっても、年齢を重ねても、きっと「自分の好き」は変わらないはずです。

「お金美人」になるには、値段ではなく、自分の「これがいい!」という価値基準をモノサシにすること。

価値を決めるのは“”あなた”自身です。

もし値段の高い安いだけで物やサービスの価値を考えると、チューリップバブルのように、生涯お金に振り回されてしまいます。

「自分のお金基準をきちんと知ることで、人はもっと幸せになれる」

私はそう考えています。

幸せ, お金 (画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

久富有里加(ひさとみ・ゆりか)
ファイナンシャルプランナー/トータルマネーアドバイザー。株式会社マネネCOO。1986年東京生まれ。新卒で大和証券(株)へ入社し、計算が苦手ながらも社内表彰を連続受賞。その後、欧米型の独立系アドバイザーの普及に尽力する楽天証券(株)に転職し、システムや商品の企画等に携わり楽天賞を受賞。(株)キッズラインを経て、2016年にブログ『美人投資』を立ち上げ、独立。2018年より株式会社マネネCOO。

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