(画像=surflover/shutterstock.com)

あの大富豪にも街で会える?日本で会えない富裕層に会える国とは

シンガポールで見た日本の未来理想図(1)

この記事は花輪陽子氏の著書『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』(講談社+α新書)の内容を抜粋したものになります。

※以下、書籍より抜粋

シンガポール在住の大富豪

シンガポールには、有名な大富豪達がたくさん住んでいます。

例を挙げると、世界的な投資家ジム・ロジャーズ氏、長者番付でも上位にランクインされるフェイスブックの共同創業者であるエドゥアルド・サベリン氏、スペインのサッカーチーム・バレンシアのオーナーとして有名なシンガポールの投資家のピーター・リム氏などがいます。

「フォーブス」の長者番付に名を連ねる大富豪の職業は、不動産、投資家、石油取引、銀行業などが目立ちます。

長者番付のトップは不動産デベロッパー業を営むファーイーストオーガニゼーションの子息達で、なんと約1兆円もの資産を保有しています。

一方で日本では、ファーストリテイリングの柳井正氏は2兆210億円、ソフトバンクの孫正義氏は2兆930億円、サントリーホールディングスの佐治信忠氏は1兆8850億円の資産を保有していると、2018年度版の長者番付には掲載されています。

つまり、彼らはシンガポールの長者番付トップ以上の資産を保有しているのです。

日本の長者番付上位は、企業の経営者が名を連ねています。

日本のメディアはあまり日本のお金持ちのことを報道せず、イメージからかシンガポールの富裕層を取り上げる傾向にありますが、日本の富裕層のほうが実は多くの資産を保有しています。

これは、経済成長が鈍化しているとはいえ、まだ日本が世界ナンバー3のGDPを誇っているためです。

こうした一部の富裕層の影響やバブル時代の印象もあり、シンガポーリアンからすると、日本人は現在もお金を持っていると思われているのです。

シンガポールに住む著名な富裕層の日本人には、エイベックスグループ代表取締役社長CEOの松浦勝人氏と妻の畑田亜希氏、村上ファンド事件で有名になった村上世彰氏、医師と結婚後にシンガポールに移住したフリーアナウンサーの中野美奈子氏などがいます。

一時期世間を騒がせた投資好きのタレント・松居一代氏も、シンガポールに住んでいたことがあるようです。

シンガポールは街やコミュニティが小さいので、一般人でも、パーティやカフェなどで著名人を見かける機会が多くあります。

「日本で騒がれているあの人は、シンガポールにいるのね」といったように、日本ではあまり出会うことのない人にも出会える機会があり、面白いです。

例えば、マレーシアの空港で暗殺された金正男氏もよくシンガポールに出没していたようで、SNSに彼と一緒にいる写真を上げていた若い女性もいました(事件後、女性のSNSアカウントは閉じられました)。

ジム・ロジャーズ氏を街中で見かけた友人もいますし、日本の元タレントやグラビアアイドルなども見かけます。

中華系や欧米系の人も多く、それぞれ外見がよく似ているので見分けるのは大変ですが、街中で人を観察していると、簡単に大富豪に出会えそうです。

私は以前テレビの街頭ロケで、銀座の街中にいる人達のお財布の中身を数時間チェックしたことがあります。

その時は、所持金を一番多く持っていた人でも20万円程度でした。しかし、シンガポールでは長財布に溢れるほどの100ドル札の束を入れている人をたびたび見かけますし、1000ドル札(約16万円)を持ち歩く人もいます。

お札を1枚ずつ、手裏剣のように投げて店員に拾わせていた中華系の人を見た時は驚きました。そういったことは、動画の中の世界だけで起きることだと思っていたからです。

また、彼らの買い物は即決で、大量に買います。

カジノのVIPルームも中華系が溢れ、ギャンブル好きも多いです。

女優のように美人な中国人のママ友も、「妊娠前はマリーナベイサンズと言えばカジノに行っていて、バカラを楽しんでいたのよ。今は子供も小さいし、買い物くらいね」と言っていて驚きました。

日本のお金持ちはひっそりと隠れている印象ですが、中華系のお金持ちは勝ち気で派手な人が多く、その違いに驚かされます。

有名人, シンガポール, 富裕層 (画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます

花輪陽子(はなわ・ようこ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者。1978年、三重県生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、外資系投資銀行に入社。退職後、FPとして独立。2015年から生活の拠点をシンガポールに移し、東京とシンガポールでセミナー講師など幅広い活動を行う。『夫婦で貯める1億円!』(ダイヤモンド社)など著書多数。日本FP協会「くらしとお金の FP相談室」2011年度相談員。

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