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お金を使えば使うほど「要らないもの」が見えてくるカラクリ

幸せなお金持ちになるすごいお金。(3)

この記事は和田裕美氏の著書『幸せなお金持ちになるすごいお金。』(SBクリエイティブ)の内容を抜粋したものになります。

・『幸せなお金持ちになるすごいお金。』シリーズ
(1)「イメージすれば叶う」はずなのに…なぜお金には通じにくいのか
(2)お金に困っている人が忘れている「ある感情」とは?
(3)お金を使えば使うほど「要らないもの」が見えてくるカラクリ

※以下、書籍より抜粋

お金を使う練習をする

・お金を使えばお金がわかる

実際にお金持ちになると、お金に対するネガティブな感情がすっかり消えて、値札も見ないで自分のために、「ああ、すてき」というときめきだけで、ブランド物でも、そうでない物も躊躇なく買うようになります。

高級車に気持ちよく乗ったり、プライベートジェットを所有したり、高価な絵画を購入したりする人もいます。

こういう人は、完全にお金についてポジティブに考えているため、お金が降ってくるようになっているんです。

こういう人には(かっこよく言うなら)「利他の精神」を持て!と言いたくなりますが、わたしたち人間はみな欲を抱えています。そして、その欲があるからがんばれる。

だからわたしは「私欲」を否定しません。

まずは、自分が満たされることをする。

ここの段階をしっかり経験した方がいいと、わたしは思っています。

わたしの知っているお金持ち(かつての会社のオーナーのユダヤ系の人)は、わたしがいた営業会社の前身の企業が売りに出されたとき、1000億円くらいをポンと出して、会社を買った人でした。

この人は世界中にワイナリーやホテルを持っている、先祖代々の大富豪。でも、時計は1000円くらいの安い物で、靴も服もぜんぜん高価なものを身につけない。そういうことに興味がなさそうだったんです。

究極的なことを言えば、買おうと思えばべつにいつでも買えるからなのだと思います。価値の高い物を知って、持って、体験した結果、だんだんどっちでもよくなったんだろうな、と、わたしはそのとき感じました。まあ、個人の趣味や価値観のちがいでもありますが。

彼を見ていて、お金を手にしたら、まずはお金を使う経験をしてみることが大事だと思いました。そうすればいずれは彼のように、お金に縛られなくなると思うんです。

高いワインってこんな味なんだ。
新幹線のグリーン車ってこんな広くて静かなんだ。
5万円以下の部屋がないホテルに泊まるってこういうことなんだ、こんなサービスを受けられるんだ。

いろいろと経験してはじめて「これはいる」「これはいらない」の判断ができると思います。

「3万円のフレンチのコースってどんな味なのかなあ」と想像して「いいなあ~」と永遠に思っているより、「こんな味なのか」と知ることがまず先なのです。

贅沢も経験値として持っておくというあたらしい認識を持って、「自分なんか」と遠慮せず、自分のためにお金をどんどん投資して欲しいんです。

お金という目に見えるものの世界でわたしたちが学べることは、目に見える世界ならではのものだと思います。だからこそ、お金を使うという体験を通して「お金ってこういうものなんだ」という認識を持って、その感覚をリアルに学ぶことが必要な段階もあるということです。

お金を持ったらたくさん贅沢して、いろいろ経験してみることで心が成長していけば、いつかは彼のように、

家なんてそんなに広くなくていい。
車は動けばいい。
ごちそうなんて毎日いらない。

という段階に変化していくんです。

そこにほんとうの「足るを知る」という意識が生まれてくる。

この段階を(どの程度かはべつにして)経験していくと「もっともっと」がなくなって「お金はあっても幸せ。なくても幸せ」になれる。

そういう人は、ごくごく自然に利他で幸せになれるんだと思います。

お金を持ってよし!
お金を自分に使ってよし!
贅沢もよし!

それらはすべて、経験の1つなんです。

・寄付をしてみる

よく街頭で、寄付を呼びかける人たちがいますよね?

お金がない、ない、ないと思っていると「こっちが欲しいくらいだよ」って素通りしてしまう人が多いけれど、たとえば犬猫好きの人が「震災で保護された身よりのないワンコとにゃんこを助けてください」って声を聞いたら、募金したくなることもあるかもしれないですよね。

でもそんなとき、財布に3万円が入っていても、1000円も募金しない人が多いのではないでしょうか(100円ということはあっても)。こういうとき、あえて1000円を募金箱に入れる経験をしてみて欲しいと思います。

寄付って、ハードルが高いですよね。

だって寄付って、なんの形も(まあ、シールくらいはもらえるかもしれないけど)ないものにお金を出すことだから、寄付したところで手元にはなにもやってこない。それなのに1000円ってどうでしょう?

べつに1000円くらい、ないわけじゃない。

1000円なくなっても、死ぬわけじゃないかもしれない。

でも1000円だって「失う」のは怖い。

なぜなら、払ったら「1000円なくなる」、「お金は使えば減る」と思っているから。

でもね、ちがうんです。

お金って、使えば増えるんです。

すぐにキャッシュとしては増えないかもしれないけれど、自分の経験、体験、そこから生まれる気づきに学びを得て、それが天国貯金になると、それはいつかほんとのお金になるんです。

だから、使ったら増えるんです。

「消費」ではなく「投資」としてそこからなにかを発見しようとか、学ぼうとか、成長しようと思った瞬間、使ったお金は必ず「増える」んです。

わたしは募金をよくしますが、おもしろいのが、100円募金したときと、お札を入れたときとで、「ありがとうございます!」の声がなんかちがう気がします。多く入れた方が、お礼の声が大きいというか(笑)。

これを経験したとき、「ああ、お金持ちって、こうやって多くの『ありがとう』をもらっているのかもしれないな」と気づいたんです。

100円もらっても1000円もらっても感謝して!という感じですが、やっぱり人は募金であっても、多くもらった方が高揚するものなんです。

お金は、人を高揚させることができる。

だからお金で人を操れるんだなあと、わずか900円の差で、わたしは学びました。

わたしは決してみなさんに「散財してくれ」なんて言っていません。ただ、体験して欲しいんです。

この世界で、学べるたくさんのことを手に入れるために体験する。

わたしも、体験したいと思っています。

欲ばりですが、できれば死ぬ直前まで(笑)。

この寄付の差額の900円も、普通に働いている人なら、人生を棒に振るような金額じゃないですよね?

それで体感できること、それで感じることを、何百円かで手に入れられるというのは、ほんとうに大きいです。

お金持ち (画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

和田裕美(わだ・ひろみ)
作家・営業コンサルタント。京都光華女子大学キャリア形成学科客員教授。京都生まれ。ベストセラー作家として、ビジネス書だけでなく、絵本や小説と幅広く執筆中。もともとは外資系教育会社でのフルコミッション営業で、お客様の98%から契約をいただき、世界142カ国中第2位の成績を収め、20代で女性初の支社長となった実績を持つ。その後和田裕美事務所株式会社を設立し、国内外でセミナーや講演を多数実施。

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