(写真=Moustache Girl/Shutterstock.com)

「男をナメていた」自立系女子が起業も婚活も失敗しかけた 理由

女性が起業する際の注意点

こんにちは、婚活FP(ファイナンシャル・プランナー)山本です。

最近では「女性の起業家」が、本当に増えた印象がありますね。

これも女性の社会進出が増えた結果である一方、男性が頼りにならず、頼るのは危険と考える女性も増えたのが原因のようです。しかし女性の起業は、男性のとは少し事情が違うかもしれませんよ。

そこで今回は、「起業にも婚活にも失敗しかけた女性」の実話をお伝えします。

あなたの婚活、そして起業にお役立て下さいませ。

報われない会社はイヤ!野心家な女性

あるところに、30代前半の独身女性、絵里香さん(仮名:エリカ)がいました。

絵里香さんは中堅企業に勤め、年収約400万円を稼いでいました。しかし、努力を重ねても報われない会社に嫌気が差し、20代後半の頃から少しずつ起業に向けて準備をしてきました。

30代でようやく準備が整い、会社に辞表を提出。絵里香さんは、念願の独立を果たしました。そして、会社の代表者として、色んな人と接することに大変な喜びを感じていました。

ただ……実は筆者は、少し心配もしていました。なぜなら、絵里香さんは「うまくいかなかったら、男性に助けてもらうから大丈夫」と考えていたからです。つまり、男性との結婚をセーフティーネットと考えていたわけです。理屈の上では、確かにそれも可能ではありますが。

中々軌道に乗らない中……更なる誤算

絵里香さんは、経営を軌道に乗せるため努力を重ねました。一人でも多くの人に会い、宣伝にも力を入れ、考えつく限りの努力を重ねていたように思います。しかし、それでもやはり起業は難しいもの。一年たっても経営不振のままでした。

そして、解決の糸口が見えない状況は、次第に絵里香さんの心情を変えてしまいます。

まだそれなりに資金は残っていたものの、絵里香さんは早めに余裕を手に入れようと、この頃から少しずつ仕事とは別に、婚活モードで男性と会うようになりました。

たくさんの男性が会ってくれましたが……なんと、全然モテません。複数の男性と交際もできたのですが、皆「結婚」の言葉を出すと離れていったのです。

20代でモテた女性にありがちな傾向

起業, 婚活, 失敗 (写真=PIXTA)

絵里香さんは実に容姿の良い女性で、20代の頃は頻繁に飲み会に誘われ、そのたびに男性にモテていました。ところが当時の絵里香さんにとって、大抵の男性はさえないように感じられ、交際は長続きしませんでした。

余談ですが、これは自立心の強い女性によく見られる傾向です。目標や努力が感じられない男性を相手にすると、どうしてもイライラするようです……。自立心の強い女性は、つい男性にも攻撃的になってしまうため、思い当たる方は少し気を付けた方がよいでしょう。

さて、絵里香さんは、婚活パーティーにも参加するようになったのですが、年収の高い男性のみを狙い、そして相手にされないことが続きました。起業も婚活も、どちらもなかなかうまくいかない状況に、彼女は本当に苦しみました。

「婚活にも手を出したことが、余計に手元資金を失うスピードを速めてしまった」と、絵里香さんは少し後悔していました。婚活にはお金が必要ですからね。

貯金を失い廃業、再就職を経て結婚へ!

結局、絵里香さんの会社は3年も続かず、廃業となりました。

唯一の救いは、絵里香さんは約800万円の貯金を元手に起業しており、銀行などからの借金がなかった点です。冷めた目で見れば、絵里香さんの起業は「貯金を失っただけ」でした。そしてその後、幸運にも独立を一種の経験とみなしてくれた会社に再就職することができました。

しかも、絵里香さんの幸運はそれにとどまりませんでした。なんと、再就職先の同僚の独身男性から、入社間もない頃、デートに誘われたのです。

過去の絵里香さんなら断っていたかもしれませんが、その時の絵里香さんはお誘いを歓迎し、2人の関係は交際に発展。再就職してから約半年後、2人は結婚することになりました。

現在、絵里香さんは40歳が目前の年齢であり、長女も誕生しています。過去の野心はすっかり失ったようで、もう二度と独立は考えていないそうです。

ただ、失敗を経験したからこそ今の幸せがあると考え、後悔はないと言います。さらに、副業や投資を勉強中とのことですから、もともとの起業家精神や自立心は健在なのかもしれません。

「会社員の方がリスク」という考え方

正社員として会社に勤めている女性にはイメージしにくいかもしれませんが、派遣社員や契約社員などいわゆる「非正規雇用」で働いている女性には、絵里香さんの気持ちに共感できるのではないでしょうか。「今後の見通しが立たない恐怖」は、本当につらいものです。

一般的には、独立にリスクを感じるケースが多いのですが、中には「会社員の方がリスク」と考えて独立する方も一定数います。近年では、長時間労働や職場のさまざまなハラスメントも問題視されていますし、不安はひとしおかもしれません。

絵里香さんには相応の野心と実力がありましたから、決して独立が間違っていたとも思いません。とはいえ、独立は簡単ではありません。以前には、独立に失敗した男性の話 もお伝えしましたが、これが最も多い「独立の結果」かもしれません。

絵里香さんの「誤算」とは?

絵里香さんの誤算は過去にはモテていたので、望めば簡単に結婚できると思っていたことです。「誤算」によって一気に心の余裕を失い、その結果、本業も婚活もうまくいかなかったのだと思います。

絵里香さんは、こんなことを言っていました。

「正直、若い頃は男性をナメていました。そして独立中、多くの男性にフラれ、本当に後悔しました。もう誰からも好かれず、結婚できないかもと感じた時は言い表せない恐怖でしたね」 セーフティーネットが機能しない……できればイメージしたくない現実ですね。以前の記事で「お見合いおばさんの一言で生まれ変わった女性」の話を お伝えしましたが、強く現実を思い知ると、人は途端に謙虚になるのかもしれません。周りへの感謝を忘れず、心を入れ替えることで、未来は変わってきます。

男性も年収の低い女性と結婚したくない

起業, 婚活, 失敗 (写真=PIXTA)

今回の話を不思議に思った読者もいるのではないでしょうか。容姿の魅力的な絵里香さんはなぜ、独立中に結婚できなかったのでしょう?

実は……どうやらここに、男女の意識差が潜んでいるようです。

厳しいようですが、最近の婚活現場では、男性も女性に相応の年収を求める傾向にあります。その結果、年収の低い女性を避ける傾向にあり、売り上げが少ない自営業者はなおさら避けられるのが実情です。

男性でも稼ぎにくい時代ですから、言ってみれば「女性と似た感覚」で結婚相手を選んでいます。

飲み会でモテることと結婚できることは別

これはよく言われていることですが、男性にとって「飲み会」と「婚活(結婚)」は、まったくの別物です。どんなに飲み会でモテる女性であっても、そこで出会った男性と結婚できるとは限りません。中には、単にカラダ目当ての男性もいますから注意しましょう。

ちなみにこの理屈は、どうやら絵里香さんのように「過去にモテた経験がある女性」ほどに、理解しにくいようです。いくつになっても男性が寄ってくる女性はいるものですが、冷静に見れば、寄ってくる男性の「質」は少しずつ下がっているはずです。

女性が起業と結婚を両立するための3つの方法

起業, 婚活, 失敗 (写真=Khakimullin Aleksandr/Shutterstock.com)

仮に、あなたが絵里香さんのように、起業と結婚を両立させたいと考えた場合、どうすればいいのでしょうか。

数々の女性起業家を見てきた筆者からすると、大きく3つの方法が考えられます。

1:事前に男性と話し合った上で結婚してから起業
2:先に結婚して、数年後に夫を説得して起業
3:起業し、経営を軌道に乗せてから結婚

3以外は男性にとってリスクが大きいので、「それでも結婚したい」と相手に思われるうちが勝負といえます。また、男性に起業を打ち明けるタイミングには配慮が必要です。不意打ちのように突然ではなく、大なり小なり最初から野心を打ち明け、それでも選んでくれた男性と結婚するとよいでしょう。

なお、起業はリスクがある反面、年収上昇の余地は十分にあります。逆に、会社に勤める場合はリスクが少ないものの、年収の上昇は期待しづらいかもしれません。それだけに、「勤め人と起業家のカップル」は、バランスが良いともいえるかもしれませんよ。

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