(写真=GaudiLab/Shutterstock.com)

なぜ短期的な目標は「ハードルを低く」したほうがよいのか?

「しない女」ほど恋も仕事もお金も時間もうまく回りだす(3)

この記事は一色由美子氏の著書『ニューヨーク・ミリオネアのルール「しない女」ほど恋も仕事もお金も時間もうまく回りだす』(KADOKAWA)の内容を抜粋したものになります。

・「しない女」シリーズ
(1)「生きた投資」とは、「一流」にお金を使うこと
(2)「自分ファースト」だからこそ周りも幸せにできる理由
(3)なぜ短期的な目標は「ハードルを低く」したほうがよいのか?

※以下、書籍より抜粋

目標をあいまいにしない

・「計画のない目標は、ただの願い事にすぎない」

フランスの作家で『星の王子様』の作者、サン・テグジュペリの言葉です。

作家でありながらパイロットとしても活躍した彼。常識の枠にとらわれず、やりたいことをあきらめなかったその姿勢が、この一言に集約されているように思います。

・目標が具体的でなければ計画は立てられない

目標に合った計画を立てるのは、意外と簡単ではありません。

まず計画を立てる前に、目標を具体的にイメージすることが必要です。

「いい仕事にめぐり会いたい」と言っても、どういう仕事がいい仕事なのか、人によってまったく違います。「素敵な女性になりたい」と言っても、どんな女性が素敵なのか具体的なイメージがなければ、せっかくの努力も空回り。

”引き寄せの法則”とよく言いますが、ただ望みを願うのではなく、”キャリアアップして部長になりたい””転職してこんな仕事につきたい”などのように、望みがかなった自分の姿を具体的に想像しなければ、何も引き寄せられません。

そして、目標が具体的になったら、それに合わせた計画を立てます。ここで注意しないといけないのは、目標と計画のミスマッチです。

・目標と計画が入れ替わってしまうケース

数年前ですが、あるお客様から転職のご相談を受けました。

大学卒業後すぐに介護職についた女性で、ご希望の不動産業界は畑違い。そこで、仕事の合間を縫って勉強し、宅建や建築士などの資格を取得されました。

でも、大手不動産会社の転職試験を受けても結果はどこも不採用。新卒でない人を採用する場合は実務経験が必要だからという理由でした。

不動産業界で働くことが目標なら、まずは入りやすい小さな不動産会社で経験を積むのが近道で、資格取得はそのための計画にすぎません。

それなのに、”まずは資格がないと”と資格を取ることが目標になってしまった。こうした目標と計画の取り違えは、彼女に限らずとてもよく聞きます。

資格を取得したにもかかわらず、それを活かした仕事につけない「資格難民」は多く、なかには資格の勉強に集中するために前の仕事をやめてしまい、無職になってしまうケースもあるそうです。

運良く転職に成功したとしても、業界にはその資格を持っている人がたくさんいて、その中の一人になっただけのことです。

資格はその先の仕事の切り札にはならないので、自分を差別化するために別のスキルや個性が必要になります。

ニューヨークのジュリアード音楽院は、世界で最も有名な音楽大学のひとつと言われ、合格率はたったの7%。それでも卒業生のすべてが音楽家として活躍しているわけではないと聞くと、学歴や資格取得だけを目標にするのはリスクが高すぎると実感できるでしょう。

・計画が厳しすぎるケース

もっと身近で短期的な目標でも、計画が大切なことは同じです。

たとえば、夏に向けてダイエットを決心する場合も、漠然と「痩せたいな」ではなく「このビキニを着る」など具体的な結果をイメージしてください。

短期的な目標に対する計画は、”これができればベスト”と高く設定するのではなく、”これならできそう”という、ややゆるめに設定するのがポイントです。

たとえば、毎朝筋トレして、毎晩夕食後にウォーキング、3食必ずカロリー計算をする、といった計画はおすすめできません。飲み会が入ったり、雨でウォーキングできない日があれば、続けられなくなってあきらめがちだからです。

トイレに立ったらスクワットを10回、駅や会社では階段を使う、晴れた日はできるだけ1駅分歩く、といった無理のない計画を立て、その代わり必ずそれを守るために美しいモデルさんの写真を部屋に貼る。そのほうが長く続けられ、結果的に目標を達成できる確率が高いでしょう。

また、1駅分歩かなかった日はその代わりに筋トレをする、飲み会でたくさん食べてしまった翌日だけは食事のカロリーを計算する、など、ゴールに続く道をいくつか用意しておくのも、目標達成の近道になるはずです。

ニューヨーク・ミリオネアのルール「しない女」ほど恋も仕事もお金も時間もうまく回りだす (画像=Webサイトより ※クリックするとAmazonに飛びます)

一色由美子(いっしき・ゆみこ)
イメージコンサルタント。Y Style New York&Tokyo代表。(社)日本アンチエイジング・ダイエット協会理事長。日本アンチエイジング歯科学会理事。イネス・リグロン監修「World Class Beauty Academy」外部講師。東京女子大学卒業後、就職、結婚、出産を経て2002年にニューヨークへ。ドミニク・イズベック氏に師事。「Y Style New York」を立ち上げ、ミリオネアやエグゼクティブのコンサルティングを担当。2011年に帰国後、サロンをオープン。

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