(写真=Nataliya Arzamasova/Shutterstock.com)

知らないと恥ずかしい!?金利、収益、利回りの違い

「金利」「利回り」「収益(リターン)」は、どれも資産運用でよく使われる言葉です。しかし、その違いを聞かれると、「あれっ?」となってしまいがちです。紛らわしい3つの違いを、ここでおさらいしておきましょう。

金利って何?

金利とは、預金や住宅ローンなど、お金を預けたり借りたりするときに使われる言葉で「利息」「利子」ともいいます。

種類としては、元本に対してのみ金利がつく「単利」と、支払われた金利も元本に組み入れ「元本+金利」が新元本となって次の期間は金利がつく「複利」の2種類です。同じ利率なら、単利より複利の方が早く増えます。

また、金利の利率は「年率」で表されるのが金融業界のルールです。そのため、短期間の定期預金などは注意が必要になります。例えば、「定期預金、金利3%!(3ヵ月もの)」と書かれている商品の場合、実際に受け取れる金利は実質0.75%(=3%÷12ヵ月×3ヵ月)のみです。4ヵ月以降は通常の低い金利に戻ることが多いため、しっかりと内容を確認しておきましょう。

収益(リターン)って何?

少しあいまいなのが「収益(リターン)」という言葉です。預貯金の場合、リターンは金利となりますが、投資信託の場合は分配金や値上がり益が当てはまります。

リターンと書かれていたら、「どの期間なのか」「何をリターンと言っているのか」をしっかり確認しましょう。また、あくまで過去のリターンのことを言っていることが多く、これからも続くことが約束されているわけではありません。

利回りって何?

投資した元本に対して「どれくらいの利益を得られるか」を1年あたりの割合で計算したもののことを利回りといいます。

例えば、「利率1%、10年満期」の債券を100万円購入し、10年後に103万円で売却したとします。この時、10年間の利益は13万円(利子10万円+値上り益3万円)になります。1年あたりの利益は平均すると13万円÷10年=1万3,000円となります。投資金額は100万円でしたので、1年あたりの利回りは1.3%(=1万3,000÷100万円×100)となります。

お金を増やす基本用語

これらの用語は金融商品を購入する時、何回も出てくる基本のき。慣れていないと頭がボーッとしてきて、知らない間に不要なものを購入していた……なんてことにもなりかねません。

何となく知っているつもりから脱却して、マネー力を上げていきましょう。

文・深川美幸(ファイナンシャルプランナー、CFP)

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