(写真=tanja-vashchuk/Shutterstock.com)

副業収入は月5000円未満が半数 働く女性の副業実態アンケート

働く女性の副業と家計簿のつけ方をのぞいてみよう

日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(以下、日本FP協会)は、20〜50代の働く女性を対象に、2017年に続いて2回目となる「くらしとお金に関する調査2018」を実施しました。女性1200名への質問のうち、今回は「副業と家計簿のつけ方」についてのアンケート結果を見ていきましょう。

参考:日本FP協会 調べ「働く女性のくらしとお金に関する調査2018」                   

副業の収入、1カ月で5000円未満が半数

「老後まで安心できるような『つよい家計』には何が必要?」でもご紹介したとおり、同調査からは、働く女性の20%近くが副業をして少しでも収入を増やそうとしている実態が分かりました。では、副業で得られる収入は実際どのくらいなのでしょう。

▽「副業で、1ヶ月にどのくらいの収入があるか」
●現在副業を行っている人(233人)に質問
5000円未満 51.1%
5000円〜1万円未満 20.6%
1万円〜3万円未満 13.7%
3万円〜5万円未満 6.9%
5万円以上 7.7%

半数以上の女性が、副業収入を5000円未満と回答しています。少しでも収入を増やしたいと、多くの女性たちが副業を実施しているものの、実際の収入額は厳しいようですね。平均でも2万円を割り込んでいます。

副業でもっとも稼いでいる40代

くらしとお金に関する調査, 働く女性 (写真=jakkapan/Shutterstock.com)

副業で得られる1カ月あたりの平均収入額を年代別・雇用形態別に見てみると、興味深い数字が出てきました。

▽副業での年代別月収ランキング
第4位 20代(71人)1万2641円
第3位 30代(81人)1万7160円
第2位 50代(36人)2万3681円
第1位 40代(45人)3万3278円

副業で最も稼いでいるのは40代、次いで50代という結果となっています。この世代が平均収入額を引き上げているわけですね。

副業ですから、40代、50代になるとこの世代は若い世代に比べて、多少育児が一段落し、副業により熱心に取り組める時間的余裕ができるためか、もしくは経験豊富なため副業収入の単価が高いのかもしれません。

▽副業での就業形態別月収ランキング
第3位 アルバイト・パートタイム(77人)1万2305円
第2位 派遣社員・契約社員(46人)1万6902円
第1位 正規社員・職員(93人)2万8602円

働く女性の約20%が副業をしていることはすでにご紹介しましたが、同調査では、派遣社員・契約社員の副業率が平均を上回る約30%であることも分かっています。一方、アルバイト・パートタイム、正規社員・職員が副業をしている割合は平均以下でした。

ところが、副業収入が最も多いのは正規社員・職員で、平均2万円を上回る約2万9000円という結果でした。副業に最も熱心な派遣社員・契約社員は、残念ながら約1万7000円と平均額を下回っています。

副業の目標月収平均5.2万円

▽「副業で、1ヶ月にどのくらいの収入を得たいか」
●これから副業に取り組みたい人(275人)に質問
5000円未満 6.2%
5000円〜1万円未満 7.6%
1万円〜3万円未満 23.3%
3万円〜5万円未満 34.9%
5万円〜10万円未満 17.1%
10万円〜15万円未満 5.5%
15万円〜20万円未満 1.8%
20万円〜25万円未満 1.5%
25万円〜30万円未満 0.7%
30万円以上 1.5%

割合が最も高かったのは3万円〜5万円未満で、3人に1人が希望しています。また、目標額の平均は5万2164円となりました。現在、副業をしている女性たちの実際の平均収入額が1万9903円でしたから、これは2.6倍の金額ということになります。

副業の目標月収は5.2万円、しかし実際は2万円という、シビアな実態が分かります。副業で収入を増やそうとしても、なかなか思うようにはならないということでしょうか。

家計簿、意外に多いアナログ派

くらしとお金に関する調査, 働く女性 (写真=milatas/Shutterstock.com)

「老後まで安心できるような『つよい家計』にするために必要だと思うこと」を尋ねた問いに対して、生活の余裕や貯蓄を増やすために3人に1人の女性が「家計簿」をつけていることは、前回ご紹介しました。また、4人に1人の女性が、これから(もしくは引き続き)家計簿をつけることで貯蓄を増やしたいと回答しています。

スマホやパソコンの普及率が高い現在、家計簿のつけ方も昔ながらの家計簿帳からスマホアプリまでさまざまです。では、実際に家計簿をつけている人はどのような方法をとっているのでしょうか?

▽「家計簿のつけ方」
●家計簿をつけている人(406人)に質問
第3位 スマホ(家計簿アプリ) 20.4%
第2位 パソコン(表計算ソフトや家計簿専用ソフト) 32.3%
第1位 手書き (普通のノートや家計簿帳) 58.1%

実に家計簿を付けている女性の約60%が、手書きで家計簿をつけていると回答しています。これを年代別にすると、世代ごとの特徴が見えてきました。

▽20代 (100人)
第5位 家計簿専用ソフトに記入 7.0%
第4位 パソコンの表計算ソフト(エクセルなど)に記入 17.0%
第3位 家計簿帳に記入 21.0%
第2位 ノート(普通の)に記入 34.0%
第1位 スマホの家計簿アプリ 37.0%

▽30代 (110人)
第5位 家計簿専用ソフトに記入 7.3%
第4位 パソコンの表計算ソフト(エクセルなど)に記入 20.0%
第3位 スマホの家計簿アプリ 24.5%
第2位 ノート(普通の)に記入 28.2%
第1位 家計簿帳に記入 29.1%

▽40代 (105人)
第5位 スマホの家計簿アプリ 9.5%
第4位 家計簿専用ソフトに記入 11.4%
第3位 パソコンの表計算ソフト(エクセルなど)に記入 27.6%
第2位 ノート(普通の)に記入 28.6%
第1位 家計簿帳に記入 30.5%

▽50代 (91人)
第5位 家計簿専用ソフトに記入 5.5%
第4位 スマホの家計簿アプリ 9.9%
第3位 家計簿帳に記入 30.8%
第3位 ノート(普通の)に記入 30.8%
第1位 パソコンの表計算ソフト(エクセルなど)に記入 34.1%

これらをまとめると

  • 20代はスマホ派がほかの世代に比べて約40%ともっとも多く、パソコン派が少ない
  • 30代は約60%が手書き派で、スマホ派は20代に次いで多い
  • 40代も手書き派が約60%と多いが、パソコン派も約40%いる
  • 50代はほかの世代に比べてパソコンの表計算ソフトを使っている人が多く、その割合は3人に1人以上

ということが分かります。どの世代も共通してアナログ派が主流ですが、20~30代はスマホ派が多く、40~50代はパソコン派が多いといえますね。

次回は、女性のライフイベントにかかる費用についてご紹介していきます。

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