(写真=REDPIXEL.PL/Shutterstock.com)

贅沢なんかじゃない!貯金が続けられるなら家事外注はアリ

今回、FP Cafe「みんなのマネー相談」に投稿された相談は「家事を外注して良いのかなど、支出が贅沢過ぎないか悩んでいます。公務員でも医者でもないのに贅沢過ぎますか?」というもの。

ファイナンシャルプランナーの中村芳子さんが、ズバリ「一定の貯金を続けられるなら、家事はバンバン外注してOK」とアドバイスしています。 一緒に相談内容を見ていきましょう。

※ FP Cafeとは、あなたの思いに共感し、理想とする人生を実現するまで、共に歩んでくれる「伴走者」が見つかるサービスです。数十名の女性ファイナンシャルプランナーが在籍しています。

▼相談者プロフィール

年齢:夫 34歳、相談者 30歳、子供2歳、第二子出産予定
職業:夫婦ともに正社員
住居:持ち家(3年前に新築購入)
貯金:700万円(子供用 200万円、夫婦二人の貯金 500万円)
年収:夫 420万円、相談者420万円(時短勤務中は3分の2)
月の支出:18〜20万円
[内訳] 家賃4.5万円、光熱費1万円、食費(外食込) 6〜8万円、通信費1万円、ガソリン代(通勤費込)1万円、夫婦のお小遣い2万円、趣味費5000円、交際費ほぼゼロ

今回の相談内容(岐阜県 30代 kuma_33さんからの投稿)

●家事を外注して良いのかなど、支出が贅沢過ぎないか悩んでいます

私は家事が苦手で、掃除も片付けも洗濯も料理なにもかも嫌いです。

人より時間もかかります。

正直、今の会社で働くこと、子育てだけをしていきたいくらいです。

料理にはこだわりがあり、『国産』しか使いたくないため、外食は少しなのに食費がかさんでいます(高島屋とか、コープで買います) 自炊ですが、食材が高価なのと、上手く材料を活用出来る料理のスキルが無いので食費を削るのが難しくいつも失敗です。

洗濯は、自分でアイロンかけたくない(アイロン持っていない)ので季節が変わると洗濯屋さんに丸投げ。

整理収納は苦手なので、第一子の育休中に外注(家全体頼んで5万円くらい?)

出来れば、今後も1〜3年に1回、整理収納を有料で手伝って貰い、国産の美味しい食品を買い続け、更に掃除はルンバを買って、年に2〜3回業者さんに家中の掃除をお願いして、アイロンの無い生活を続けたい…。

仕事と子育てで毎日を終えたい。子供の以外は、お弁当なんて作れないから、今まで通り、会社のお昼は社食(350〜600円)で済ませたい。

なんて思ってしまいます。

公務員でも医者でもないのに贅沢過ぎますか…?

家事をしていたら、ストレスで働けなくなってしまいそうです。

今は子育てが楽しくて、子供との時間を楽しみに働いています。

ファイナンシャルプランナー中村芳子さんのアドバイス

●一定の貯金を続けられるなら、家事はバンバン外注してOK

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの中村芳子です。

「家事が苦手で、掃除も片付けも洗濯も料理なにもかも嫌いです」という率直な告白をありがとうございます。でも、コープや高島屋で食材を買うので高くつく、とあるので、料理はそれほど嫌いではなさそうですね。お子さんの弁当も作っておられるようだし。

実は私も同じです。掃除も洗濯も片付けも嫌いで苦手。アイロンをかけなくては着られない服は、まず買いません。夫のワイシャツはノーアイロンシャツのみ。料理だけは、自分が食べたい、家族に食べさせたい健康にいいシンプルなものなら、作るのは苦ではありません。

kuma_33さんへの答えは、とても簡単です。

一定の貯金を続けられるなら、家事はバンバン外注してください。

私は子どもが生まれたとき、ベビー用品にはお金は使わず(もらい物やレンタルですませ)、まず食洗機を買いました。産休明けで仕事に復帰してすぐ、月に2回のお掃除サービスを頼みました。仕事が忙しい時は、それにプラスして家政婦さんに週1回きてもらい、洗濯や片付けをお願いしました。おかげで、共働きながら子どもとの時間は十分に確保できたと思います。

食洗機とおそうじサービスはいまもずーっと使っていて快適です。ルンバも悪くありませんが、キッチン、お風呂、トイレなどの水まわりはやってもらえないので、お掃除サービスをお勧めします。

年に数回の大掃除を頼むより、月1、2回くらい定期サービスの方がずっといいですよ。数年前に買われた自宅の持ちもよくなります。

たくさんの働く女性が、既婚未婚にかかわらず、外の仕事と家の仕事で忙殺されて「へとへと」になっているのをたくさん見かけます。 家事を外注する経済力は十分にあるのに、「家事を外注するなんて女性として失格だ」という思いが、本人の中にあるようです。もちろん、そういう保守的な考えを持つ外野もいますが、そういう親や職場の上司などは無視。いちばんの障壁は、女性の心の中にあります。

家事の外注でできた時間を、子どものため、夫婦のため、自分のために使えば、暮らしも気持ちもずっと豊かになります。情報を集め、いろいろ試して自分に家族にいちばん合う、外注の方法を見つけ出してください。

時短勤務の間は、収入が少なめなので、貯金は二人の手取り年収の5%以上が目標。フルタイム復帰後は10%〜15%が目安です。家事を外注しつつ貯金を確保する支出プランを立ててください。

ただし、ひとつだけ気になったことがあります。

「子どもの習い事は平均的な家庭よりお金をかけたい」

習い事は月謝の金額では計れません。子どもが保育園のうちは、習い事よりも家族で一緒に過ごす時間を優先させることをおすすめします。

多くの保育園ペアレンツが「幼稚園キッズはたくさん習い事をしているから」と罪悪感解消のために我が子に習い事をさせているのを見ています。子どもは親と一緒に過ごしたいのに。

習い事は子が小学校に上がってから、本人の興味や才能をよく鑑みて、(金額にこだわらず)楽しめることをやらせられるといいですね。

では、子どもと家族と一緒の幸せな時間を、たっぷりとお楽しみください。

中村 芳子
(有)アルファアンドアソシエイツ代表
日本の女性ファイナンシャルプランナーの第1号。お金の著書20冊以上。むずかしいお金のことをやさしく解説するのが得意。辛口だが優しいアドバイスに定評がある。現在は、女性とカップル、外国人のお金の相談に力を入れている。証券会社、銀行などのアドバイザーもつとめる。著書は「いま、働く女子がやっておくべきお金のこと」(青春出版社)「結婚したら、やっておくべきお金のこと」「20代のいま、やっておくべきお金のこと」(ダイヤモンド社)、「いま、働く女子がやっておくべきお金のこと」(青春出版社)など多数。FP Cafe登録パートナー

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