(写真=Watchara Ritjan/Shutterstock.com)

がんや脳梗塞で収入減の時、住宅ローン返済に困らないためには?

団体信用生命保険と大病に備えられる保険とは

住宅ローンは長い期間付き合っていかなくてはならないので、途中で支払いが難しくなってしまったらと不安に感じている方多いと思います。

重病や死亡時に、ほとんど全ての金融機関で入らなければならないとされているのが「団体信用生命保険」です。

今回は、団体信用生命保険と、より保証が厚くガンなどの大病に備えられる保険について紹介していきます。

団体信用生命保険とは?

住宅ローンを申し込む際に入る、最も一般的な保険が「団体信用生命保険」です。

団体信用生命保険とは、高度障害と死亡時にローンの残債を肩代わりしてくれるもので、銀行が保険料を負担してくれる場合が多く、ローン利用者の負担はありません。

ただ、保証される範囲は狭く、病気による収入減への対策とはならないのでこれだけでは不安に感じる方が多いと思います。

団信体信用生命保険以外の保険とは?

団体信用生命保険だけでは不安と感じる方が多いので、各金融機関では収入減や病気、けがへの補償もある保険を用意しています。

一般的なのが、「3大疾病保険」、「8大疾病保険」の2種類です。

また、団体信用生命保険やこれら2つの保険は住宅ローンの残債を補償するための保険なので住宅ローンと合わせて加入するものになります。

住宅ローンに付帯する「3大疾病保険」

これ以降ご紹介するものが、がんなどの「病気等により収入が減った」時のための保険になり、自分自身に必要なものを選択する事が出来ます。また、保証が厚くなるのでローン利用者に保険料の負担があります。

まず、3大疾病保険は3大疾病である「がん、急性心筋梗塞、脳卒中」と医師から診断された場合に、ローンの返済を保証するものです。金融機関により、内容に差はありますががんの場合は医師の診断を受けた後のローンの返済は不要です。

急性心筋梗塞、脳卒中の場合は医師の診断を受け、その後働く事が出来ない期間が続くとローンの残債が保証されます。金融機関により、病気の種類によってすぐにローンの残債を保証してくれる場合と、そうではない場合があるので住宅ローン申し込み時に確認が必要です。

住宅ローンに付帯する「8大疾病保険」

8大疾病とは3大疾病に加え5つの生活習慣病「高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎」の事です。3大疾病保険に加えて、保険が適用される範囲が広くなります。

生活習慣病にかかった場合、すぐにローンの残債が保証される場合は少なく、医師の診断を受け、働く事ができない期間が1年程度続いた場合にローンの残債額が補償されます。

それまでの1年間は月ごとの返済額が月ごとに補償されます。

各保険を比較してみると

住宅ローン返済,団体信用生命保険,8大疾病保険 ※銀行により内容が異なります(画像=Mocha)

団体使用生命保険だけでなく、3大疾病保険や8大疾病保険のような厚い補償のあるものに入っておくことでがんなどの病気や、病気による収入減に備えておくことができます。

また、途中加入が出来ない場合もありますので、住宅ローンを申し込む際にどのような保険が用意されているのか確認しておきましょう。

田中 麻依
ファイナンシャルプランナー
学習院大学経済学部卒業後、銀行にて住宅ローンや無担保ローン等、個人のローン取次業務に5年間従事。現在は、別会社にて勤務しながら、これまでの経験・知識を活かし、個人として活動中。FP技能士2級、日商簿記2級、証券外務員1種。趣味は、フルート、セルフネイル、旅行。

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