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減っても大丈夫?金融商品は「リスク」重視で選ぶ

ど素人がはじめる資産運用(1)

預貯金、保険、債券、株式、投資信託……。金融商品にどんなことを期待するかで、選択する商品は決まっていきます。ポイントは増えることよりも、減っても大丈夫かをまずは考えることのようです。

この記事は書籍『超ど素人がはじめる資産運用』(風呂内亜矢著/翔泳社)の内容を抜粋したものになります。

【『超ど素人がはじめる資産運用』シリーズ】
減っても大丈夫?金融商品は「リスク」重視で選ぶ
なぜ保険商品を「貯蓄目的」にしてはいけないのか?
長期的な資産運用にFXが向かない理由とは
保険かけすぎ?効果を2つに分けて考えてみる
株初心者なら20万円で「2〜3銘柄」を売買しよう

※以下、書籍より抜粋

リスクとリターンはセットである

●増えることもリスク

資産運用で使うリスクという言葉には、お金が増えたり減ったりする「振れ幅の大きさ」を示す意味があります。

増えることだけを期待できる商品はありません。増える可能性がある商品は、減る可能性もある商品なのです。

商品ごとや短い時間軸で見ると、増えたり減ったりを繰り返しますが、最終的には増えていくことを目指すのが、資産運用です。

●成長の期待とリスクも相関がある

増える可能性がある商品についてもう少し考えてみましょう。

例えば、株式には大型株と中小株と呼ばれるカテゴリーがあります。ざっくりと、大手と呼ばれる企業の銘柄が大型株、ベンチャー企業や規模が小さい企業の銘柄が中小株といったイメージです。

大手企業の株式は、心配性の人でも比較的安心して買えそうですね。一方で、まだ小さい会社には、これから株価が上がる余地は多く残されているように感じます。

債券でも似たことがいえて、みんなが安心して持ちやすい債券の利回りは低く、信頼度が低い銘柄は一般的には利回りが高くなります。

値が上がったり下がったりする振れ幅を大きく受け入れられる時ほど、利益が出る可能性は高くなります。この振れ幅(リスク)は、商品ごとに違います。リスクが高いものが悪くて低いものがよいのではなく、自分がとりたいと考えている分だけリスクをとる商品選びをすることが重要です。

金融商品には向き不向きがある

●預貯金で増やすことはできない

2018年1月現在、メガバンクの普通預金金利は0.001%。100万円を1年間預けておくと利息は10円、という低い水準になっています。預金してお金を増やすことには期待できないのです。

しかし、預貯金には、額面金額が保証(元本保証)されるメリットと、いざ必要となった時にすぐに引き出して使えるという大きなメリットがあります。

実は金融商品ごとに、得意としているところが異なります。金融商品を選ぶには、3つの特徴を知っておくと判断しやすくなります。

●すぐ使える、額面を守る、増やす

金融商品は、流動性、安全性、利殖性の3つの特徴について強いのか弱いのかを知っておくと、性格を捉えやすくなります。

流動性とは、すぐに使えることを指します。売れればすぐに現金化できる商品も流動性は高いといえます。

安全性とは、元本が割れにくい特徴を指します。

利殖性とは、資産を増やせる可能性の高さを示します。

預貯金は利殖性は低いですが、すぐに使えて元本保証という点では、流動性や安全性が高いといえます。

株式の場合、資産を増やせる期待があるため利殖性は高いですが、元本が割れる可能性も大いにあるため安全性があるとはいえません。売買してすぐに現金化できるという点では、流動性はそれなりにあります。

自分が期待している効果を得意としている金融商品を選べるかどうかが、非常に重要なポイントです。

【『超ど素人がはじめる資産運用』はこちらから】
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風呂内亜矢
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。CFP認定者。26歳の時、貯金80万円しか持っていないにもかかわらず、マンションを衝動買いしたことをきっかけに貯蓄、資産運用をスタートする。株式、外貨預金、投資信託などを行い、夫婦で4部屋のマンションを保有して賃料収入も得ている。テレビ、新聞、雑誌、書籍を通して、お金に関する情報を発信している。

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