(写真=Moustache Girl/Shutterstock.com)

「貯金できない女子」の駆け込み寺

年収はそこそこ高いのに、なぜか貯金がゼロ、または非常に少ないという女子がいます。

そんな、困ったさんにファイナンシャル・プランナー(FP)の筆者がアドバイスした事例を紹介します。

貯金できないS子の事例

大手企業に勤める独身のS子さん。一言でいえば「お金があればあるだけ使ってしまうタイプ」です。順調にキャリアを積み年収は700万円あるのですが、月末にはほとんど残らず、貯金もまったく貯まっていません。

好きなブランドがあり服飾費も多め。また、英会話やヨガ、お菓子作り教室など、自己投資にもお金がかかってしまっています。

なぜ彼女は貯金できないのか?

「お金があればあるだけ使ってしまうタイプ」が苦手なことは貯金です。そして、なぜか臨時出費が多いのも特徴で、「今月は○○があったから……」と、結局残っていません。

臨時出費を予測できていないため、月に何回も銀行にお金をおろしに行っているのが、Sさんが貯蓄できていない原因の一つでした。

脱・貯金ゼロ。第一歩は「臨時出費を先取り」

想定外の出費で貯蓄を減らさないためには「臨時出費用の貯金」を先取りしておくことです。冠婚葬祭費、年払いの保険料などもボーナスからの捻出はしないようにしましょう。Sさんには、臨時出費用と純粋な貯蓄用に、2つの口座を新たに作ってもらいました。

先取り貯蓄に活用したのは、まずは勤務先の財形貯蓄です。毎月給与天引きで一定額が定期預金に積み立てられます。Sさんは貯蓄の目的が限定されない「一般財形貯蓄」を選びました。1年経過後は払い戻しできます。

もう一つは、銀行の自動積立定期預金です。指定した日に、指定した金額が給与振り込み口座から定期預金に自動的に振り替えられます。Sさんの場合は、給与振り込み日の翌日に引き落とし日を設定しました。積み立て開始から半年経過した後は、自由に払い戻しができます。

お金が貯まるのは楽しい

Sさんは「先取り貯金」を始めたことで、口座には貯金が差し引かれた金額だけが残るため、その範囲で生活することになり、使い込んでしまうこともなくなりました。

自分にも当てはまるところがあると思った方はいますか?もしよろしければ、この方法で「お金が貯まる楽しさ」をぜひ体感していただきたいと思います。

文・深川美幸(ファイナンシャル・プランナー)

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