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「マンションの購入に失敗した!」と独身女性が思う理由とは?

失敗事例を学んで想定外を防ごう

「自分好みの空間を満喫できる夢のマンション暮らし」を思い描いて住宅ローンを契約。マンションを購入したものの、その後「失敗した」「後悔した」という感想を持つ女性も一定数存在しているようです。彼女たちはなぜそのような気持ちになってしまったのでしょうか。

そこで今回は、女性のマンション購入者の中でも「独身女性」にスポットを当て、独身だったからこそ失敗したと感じる理由などについて紹介します。

家賃と同じ程度の住宅ローンなら返済できると考えていた

マンション購入, 失敗, 後悔 (写真=Rawpixel.com/Shutterstock.com)

自分だけの「城」が欲しくてたまらなくなり、思い切ってマンションを購入したという例は多いでしょう。しかし、頭金や住宅ローンの返済などの資金計画に少々無理をしてしまうと、その数年後にはマンションを所有していることが負担になり、今度は売却を考えるような事態になってしまう可能性もあります。

資金計画で失敗してしまう例は、賃貸の時の家賃と同じ程度の住宅ローンなら、無理なく返済できるという想定で購入してしまうことです。

確かに、毎月の住宅ローンの返済だけなら、家賃を支払うことが出来ていたのですから財布の中身はあまり変わらない印象ですね。しかし、マンションのような不動産を所有することで必要になる維持管理費や固定資産税が別に必要になってくるのです。

維持管理費は、例えば管理費や修繕積立金などという呼び名で、毎月2万円前後は必要とされています。マンションを所有している限りは基本的にはずっとかかる費用ですね。

固定資産税は、マンションばかりではなく、土地や戸建てなどの不動産に課税されるもので、毎年1月1日時点で該当の不動産を所有している人に対し春ごろ納税通知書が届きます。固定資産税は、所有している限り毎年かかり続ける税金です。

例えば、仮に固定資産税の計算の基礎となる評価額が1000万円とした場合、計算式は次のようになります。

マンション評価額1000万円×1.4%(税率)=14万円(固定資産税額)

新築の場合なら、5年間分については税額が2分の1になる軽減措置がありますので、14万円の半額である7万円になります。

このように、毎月の住宅ローンの支払いに無理を感じていなくとも、維持管理費や固定資産税などを毎月に換算すると約3万円も必要になってしまうのです。家賃で例えるなら、毎月7万円の物件に住んでいたのに、10万円の物件に引っ越したというわけです。収入が以前と変わらないなら、何かを切りつめなければ普通は負担が重くなりますね。

家賃と同等の住宅ローンなら安心とマンション購入をした人は、いずれ収入と支出のバランスがとれなくなり、「失敗した」と感じてしまうようです。住宅ローン以外の費用も含めての資金計画が必要ですね。

将来的にもおひとり様の予定だったはずが

マンション購入, 失敗, 後悔 (写真=sirirak kaewgorn/Shutterstock.com)

独身女性がマンション購入をするには、ある意味いろいろな「覚悟」がある場合が多いでしょう。不動産を所有するという社会的な責任感や、将来的にもおひとり様で生計を立てる決心などもあるかもしれません。

しかし、未来というものは「想定外」なことも起こりやすいものです。住宅ローンを契約して、年間にかかる税金や維持管理費も十分にまかなえる収入があるからおひとり様でも大丈夫と、1LDKや2DKの物件を購入した後、生涯のパートナーが出来てしまったという例は少なくありません。

この場合の「失敗」「後悔」の理由は、購入した物件がおひとり様用であったことです。例えば、2LDKや3LDKのマンションであったなら、住宅ローンや維持管理費もパートナーとともに負担を分かち合うこともできますよね。

しかし、1LDKや2DKの場合は、住宅ローンを完済するまでの間の家族構成の変化に対応するのは、とても難しいでしょう。

マンションを売却して住宅ローンを返済し、別の広い物件を検討するという方法などももちろんありますが、すぐに売却できるという保証があるわけではありません。

また、そのまま所有して賃貸にするという方法もありますが、常に入居者がいてくれるというわけでもありません。新しい入居者が現れるまでは家賃収入を見込めませんが、住宅ローンは返済しなくてはならず、負担が重くなりますね。

「想定外」のことが起きたらどうするか?ということは、マンション購入の時にはある程度計画しておくことが必要かもしれません。

ずっと働けると思っていたのに、急に仕事がなくなった

マンション購入, 失敗, 後悔 (写真=PR Image Factory/Shutterstock.com)

将来的にも安定した収入があると思っていたからマンションを購入したのに、いきなりの「リストラ宣言」を受けて仕事がなくなった!または収入が激減した!という理由でマンション購入を後悔した人も多いでしょう。

万全と考えられていたメガバンクでも一定の年齢以上は「リストラの危機」が訪れるようになっています。「もし仕事がなくなったら」ということを想定しておくことは、とても大事なことかもしれません。

また、会社での待遇が変わったり、部署が変わったりすることで、収入が減額になることもあり得ます。今も、将来も、同じ条件で働くことができるという保証はないかもしれないということを想定しておきましょう。

転職して職場へのアクセスが悪くなった

マンション購入, 失敗, 後悔 (写真=Maridav/Shutterstock.com)

マンション購入に踏み切ったのは「勤務地からのアクセスが良かったから」という理由だったのに、転職したらアクセスが悪くなって「後悔」した、という人も多いでしょう。

好条件の仕事や、自分のスキルをアップできる仕事を見つけたら、転職をするのは普通のことですよね。しかし、ここで問題が……。それは、前の職場ではアクセス抜群だったために選んだマンションが、新しい職場ではとんでもなくアクセスの悪い立地になってしまったというケースです。

少し遠くなる程度の変化なら、とくに困ることもないレベルですが、乗り換えが頻繁で通勤時間にかなり時間がかかってしまうということになる場合、なんともいえない気持ちになりますよね。

通勤のアクセス優先でマンションを購入すれば、このようなことも起こる可能性があるのです。物件を選ぶ際には、将来的に転職しても大丈夫な立地かどうかも、検討する項目のひとつとして考えてみることが必要かもしれません。

マンション環境が悪い、またはトラブルの多い場所だった

マンション購入, 失敗, 後悔 (写真=Vasin Lee/Shutterstock.com)

立地条件も良く、マンションのデザインもおしゃれだったから購入を決めたのに、「実はマンションの住人にトラブルメーカーがいた」という理由から「失敗した」と感じることもありますね。

一人暮らしの集合住宅では、環境はとっても大事です。マンションの住人にトラブルメーカーの人や素行に問題がありそうな住人がいたら、容易に引越しできないだけに一層不安になってしまいます。

また、昼と夜とでマンション周辺の環境が、がらりと印象が変わることはよくあります。例えば、日中はとても賑やかで明るい印象のマンション周辺が、夜になると街灯も少なく、人通りもまばらな危険な雰囲気になることも珍しいことではありません。

このようなことで後悔しないよう、マンション購入前の下見はもちろんですが、時間帯を変えて何度も確認することも大切ですね。住人の性別なども可能なら不動産会社に確認してみると良いかもしれません。

隣の部屋が民泊になっていた!

すぐ隣の部屋が民泊になり、不特定多数の外国人などが出入りするようになり、防犯上の不安から「失敗した」と感じる人もいるようです。

戸建てだけではなく、今は一般的なマンションなどでも民泊営業をしている人がいます。不動産のオーナーからすると、入居者がいない状態よりは少しでも収入が入るため、民泊を営業する傾向は多くなっています。

しかし、民泊は宿泊者の国や年齢、人数も毎回違っているため、見知らぬ人がマンションを出入りします。宿泊者なのか、不審者なのかは容易には分からないかもしれません。「一人暮らしなのに大丈夫だろうか」、いう不安が増してしまうのは当然のことですね。

民泊についてはまだまだ規制も整っていない面がありますが、マンション住人からの要望がある場合、民泊営業の停止の希望をお願いすることはできますので、もしも耐えきれない場合には管理会社に相談することは可能です。

投資物件として購入したけれど思うように運用できなかった

マンション購入, 失敗, 後悔 (写真=Brian A Jackson/Shutterstock.com)

投資用としてマンションを購入したのに、さっぱり入居者が決まらず不動産投資ローンの負担だけが続き「失敗した」と思う人も多いでしょう。

投資用不動産は、常に入居者がいてくれればそれなりに運用も期待できますが、入居者がまったく決まらないということもあるでしょう。家賃からの収入を得られなくても、ローンは返済しなくてはなりません。

ローンの支払いは自分の財布の中から、ということになり、気が付けば利益が出ていなかったということもあり得ます。

また、できるだけ入居してほしいと「家賃を値下げする」という方法をとる場合、入居者を得ることはできても、家賃収入でまかなうはずの不動産投資ローンや固定資産税が足りなくなるということも考えられます。

投資用のマンション購入の際には、運用できるかどうか、また、万が一しばらく入居者がつかなかった場合でも支払いに困ることがないかどうかをシミュレートすることが必要です。

せっかくの快適なマンション暮らしのはずが、いろいろな問題が発生してしまい、暮らしを楽しむどころではなくなってしまったら、とても残念ですよね。また、投資用物件として購入したのに、毎月赤字になるようでは本末転倒となってしまいます。

できるだけ失敗や後悔をしなくて済むように、資金のこと、仕事のこと、投資のことなど将来的な想定外なこともある程度は想像もしながらマンション購入の計画をしてみてはいかがでしょうか。

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