(写真=Syda Productions/Shutterstock.com)

引っ越し費用を安くするための5つのコツ

引っ越しの繁忙期は年3回!

日本人の生涯の引っ越しの回数の平均はどのくらいかご存知ですか?

答えは男性4.5回、女性が4.0回だそうです(国立社会保障・人口問題研究所「人口移動(生涯移動回数)」)。転勤が多い人を除いて、そう頻繁に引っ越す機会はありません。

今年の春の引っ越しは、ドライバー不足や定休日を設けた大手の業者の影響で、値上げや希望のタイミングで引っ越しできない「引っ越し難民」が発生しています。

今回は、大きな費用がかかる引っ越しのコストを抑え、おトクするにコツをさぐります。

引っ越しの繁忙期は年3回ある

引っ越しの繁忙期は、年に数回あります。まず、3月中旬から4月上旬です。3月の月末と4月はじめは特に料金がかさみます。それから、9月後半から10月上旬です。さらに、マイホーム購入などでお正月前に転居したいといった年末の時期がピーク時です。

繁忙期と閑散期では、費用が2倍近く違うこともあり、大きな差があります。

引っ越しの料金相場は時期によって変動するため、繁忙期を避けると安く引っ越すことができます。

引っ越し費用を安くするための5つのコツ

(1) 安い業者を見つける

ネットで必要項目を入力すると、上位数社を選んでくれるサイトがあります。また、引っ越し先の賃貸物件の不動産会社が提携している業者の場合、割引するケースがあります。

実は、引っ越しには定価が定められているわけではなく、業者で人件費・トラック料金・オプション料金などの料金設定が違います。ですから、複数の業者の見積りを比較すると、数万円単位で料金が変わることがあります。

しかし、安さだけで業者を選んで、仕事の質がイマイチでは困ります。業者には引っ越し専業の業者と運送業と引っ越しを行う業者の2種類があります。一般的には、引っ越し専業の場合の方が、荷物をていねいに扱ってくれます。研修センターを備えて社員教育がきちんとされているかを確認したり、訪問見積り時の営業マンの説明の対応を比較したりするといいでしょう。大手の場合一括見積りサービスを使っても、営業マンが現地を訪問して正確な見積りをするのが一般的です。

(2) 引っ越しするタイミングを考える

料金を安くするには、日にち・曜日が影響してきます。

休みの日を利用して引っ越しする人が多いので、時間に余裕があれば月曜から木曜を選びます。繁忙期であっても休日を避けることで、料金を抑えることができます。また、日柄を気にしないのならば、仏滅の日を選ぶのもひとつです。

(3) 作業の時間帯を指定しない

時間帯は、午前便、午後便、フリー便という区分がされています。さっさと引っ越しを終わらせたいので、「午前便」の利用が多くなっています。作業の開始時間を業者の都合に合わせる「フリー便」にすると、夕方の到着という場合もありますが安くなります。ただし、予定の時間がずれ込むこともあるので、注意が必要です。

(4) 訪問見積りのときに交渉する

複数の業者に見積りを依頼していることを伝え、値段を交渉します。見積りには、複数の義業者の見積りを検討してから決める「保留」とその業者に決める「決定」の2つがあります。その場で引っ越しの依頼先を決めることで、見積り金額を下げる交渉も可能です。

(5) 長距離の場合、「混載便」や「帰り便」を利用する

長距離の引っ越しの場合で日程に余裕がある場合は、「混載便」(同じ方面へ引っ越しする人の荷物と自分の荷物を同じトラックに載せて運ぶプラン)や、「帰り便」(引っ越しを終えて帰路にあたるトラックに荷物を載せて運ぶプラン)が利用できる場合、格安料金にできます。業者の日程にあわせて依頼できる場合もあるので、聞いてみる価値はあります。

賃貸物件を借りる費用も時期によって変わる?

多くの人が移動する時期がいつなのかを把握し、家賃相場も考慮に入れると、より費用を抑えることができます。

意外に知られていないのですが、家賃も時期によって動いています。引っ越しの時期を過ぎて入居者が少なければ、家賃を下げて空室を減らそうとします。5月から8月、11月などは家賃や礼金などの条件が交渉しやすくなります。

辞令で動く場合は別として、傾向を知っておくと価格、スケジュール、物件を選ぶ時期を自分で決めることができ、コストを抑えたおトクな引っ越しが実現できます。

池田 幸代
株式会社ブリエ 代表取締役
証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不動産賃貸業経営。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。FP Cafe登録パートナー

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