(写真=Maridav/Shutterstock.com)

アラサーから準備しよう!40代女性の貯蓄額の実態はいくら?

マネー相談事例をもとにご紹介します。

筆者はファイナンシャルプランナーとして、主に40代女性からご相談をお受けする機会が多いのですが、みなさんが必ずといってよいほど質問してくるのが「私の貯蓄額は他の人と比べてどうですか?」というもの。

確かに同世代の女性がどれくらい貯蓄をしているのか気になりますよね。とはいえ、なかなかお金のことは友達同士でも話せないもの。

そこで、40代女性がどれくらいお金を貯めているのか、マネー相談事例をもとにご紹介します。参考にしてみてくださいね。

40代女性の貯蓄額は600万円程度

まず、一般的な40代女性の貯蓄額を、データを使って見てみましょう。平成26年に総務省が行った「全国消費実態調査」によると、40代女性の平均年収は394万円、それに対して、平均貯蓄額は959万円となっています。

貯蓄額が959万円と聞くと、「えっ!そんなに多いの?」という印象を持つ人が少なくないと思いますが、平均値は、貯蓄が突出して高い人がいる場合には数値が上がってしまうので、普通を知りたい場合には「中央値」を見ることが大切です。中央値とは、貯蓄額の少ない順または多い順に並べたときの真ん中の数値のこと。40代女性の貯蓄額の中央値は「600万円程度」となっています。

現在、会社員の平均年収は400万円程度ですが、筆者のお客様の中で年収400万円程度の40代女性の貯蓄の中央値を出してみたところ、550万円程度でした。調査の中央値に近い金額といえます。

ハイキャリア自宅暮らし40代女性の貯蓄額は3000万円以上

40代女性とひとくちにいっても、プライベートとのバランスをとりながら派遣社員として働いているのか、仕事一筋でキャリアを磨いてバリバリ働いているのか、自宅暮らしなのか、1人暮らしなのかなどによって家計の状況は大きく違います。

筆者のお客様には、ハイキャリアの40代女性がとても多いのですが、「自宅暮らし、ハイキャリアで働きウーマン」が一番貯蓄をしています。というのも、彼女たちは、高収入な上に忙しく、あまりお金を使う暇がありません。中には休日はブランドショップで買い物三昧、高級レストランで食事をするのが趣味という人もいますが、自宅暮らしの恩恵で、毎月20万円〜30万円程度貯蓄できているケースも少なくありません。そうすると、そんなにがんばらなくても、気がつけば、普通預金に3000万円〜5000万円貯まっていた!というケースも珍しくありません。

貯蓄がほとんどできていない40代女性も

一方、40代なのに貯蓄が50万円もない…、中には貯蓄ゼロという人もリアルに存在します。

最近、女性の貧困化が話題になっていますが、40代で派遣社員やアルバイトをしているという場合、手取り収入で20万円程度しかもらえず、収入自体が少ないのが現状です。それでも自宅暮らしならまだよいのですが、1人暮らしをしている場合には、家計にほとんど余裕がありません。さらに、ボーナスも支給されないので、家計に余裕ができる機会がありません。

このケースでは、特に無駄遣いをしているわけではないけれど、貯金する余裕がないというお悩みを抱えている人が多いのが現状です。

まとめ

今回は、相談事例をもとに、40代女性の平均貯蓄額をご紹介しました。参考になりましたでしょうか?

もちろん年収が多くて自宅暮らしであれば、多くの貯蓄ができるのは当然ですが、今まで多くの方の相談にのってきた経験からいうと、年収が多くても貯蓄できない人もいれば、年収が少なくても貯蓄できる人もいます。年収が少ないからと諦めず、お金を貯める体質になって少しでもお金を貯めることを習慣化していきましょう。

高山 一恵
(株)Money&You取締役/ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級FP技能士
慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。全国で講演・執筆活動・相談業務を行い女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。著書は「年収400万円からの不動産投資で着実に稼ぐ秘訣」(河出書房新社)、「やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方」(きんざい)など多数。FP Cafe運営者

この記事をシェアする

個性的な連載で「投資」を身近に

一つのテーマを深掘り、おすすめ特集