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賞与カットで家庭崩壊寸前!優しい夫を守るために妻がした3つのこと

男のプライドは結構、繊細なんです

こんにちは、婚活FP(ファイナンシャル・プランナー)山本です。

結婚はゴールとは言えず、結婚後も様々な困難が待ち受けています。そして現代で特にありがちな困難といえば……旦那さんの年収が下がること。

ひどいときには会社が倒産することも考えられますが、そんな経済的な危機の際に妻はどう対応すればいいのでしょうか?

今回は、まさしく「旦那さんの年収下落が引き起こした家庭崩壊の危機を乗り越えた女性」の実話をお伝えします。

あなたの夫婦生活や婚活に、お役立て下さいませ。

結婚5年目で訪れた年収下落と長時間労働

結婚, 年収, 節約, 男のプライド, 婚活 (写真=Lucky Business/Shutterstock.com)

あるところに30代前半の既婚女性、夏美さん(仮名:ナツミ)がいました。夏美さんは近所のスーパーで年収約100万円のパート勤務をしている女性です。夫は4歳年上の正明さん(仮名:マサアキ)、中堅企業に勤める年収約500万円の男性です。

結婚生活は実に順調で、その後に長男と長女も産まれ、家族4人で幸せな日々を送っていました。

ところが結婚5年目にして転機が訪れました。なんと正明さんの賞与が、当面の間、全額カットされることになったのです。

実は夏美さんの家計管理はずさんで、毎月赤字を出して賞与で「補てん」していたので、一気に家計が火の車になったと言います。

それだけではありません。正明さんの会社の方針で人員整理も行われその結果、一気に正明さんは帰宅時間が遅くなってしまいました。

これまでなら晩ご飯の時間には帰っていたのに、子ども達が寝静まってから帰ることも当たり前になったのです。

ストレス、窮屈感で段々と家庭が……

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夏美さんは当初、「まぁ、そんな事もあるか」と、さほど落胆せず、多少は外出の頻度を減らした程度で、特に何も変わらない日々を送りました。良くも悪くも、夏美さんは物事をあまり深く考えない性格だったのです。

とはいえ、正明さんの賞与は約100万円分もあり、一気に年収が2割も減った計算です。そもそも賞与で補てんする家計だったこともあり、半年経つごとに、そのダメージを実感し、そして赤字が蓄積されていきました。

すると、やはり夏美さんも少しずつ生活に窮屈を感じるようになり、夫の正明さんへの文句やゲキを飛ばす頻度も増えてしまったと言います。この頃から少しずつ家庭が変になっていきました。

一方の正明さんですが、やはり長時間労働による疲労やストレスを感じ、家に帰れば文句を言われる日々に思うところもあったのでしょう。そのストレスは、「しつけ」という名目で、子ども達をよく叱るようになってしまいました。

当然、子ども達は反発します。正明さんは怒るばかりなので、少しずつ正明さんには懐かなくなってしまいました。

ピンチで知った苦労。夫婦の絆を再構築!

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夏美さんは段々、「このままではヤバい!」と感じてきました。

そこで冷静に考えてみたところ、賞与が全額カットされたとしても正明さんの年収は400万円ですから、夏美さんの年収の4倍もあります。そして今、こうして家族4人が生活できているのは、まぎれもなく正明さんのおかげです。

同時に、今の夏美さんの能力で年収400万円を稼ぐことも不可能。そう考えると、途端に夏美さんは、正明さんに対する感謝の気持ちを持つことができたと言います。

給料日に感謝を伝えると、夫が優しくなった

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その後、夏美さんは結婚して初めて、正明さんの給料日に感謝を伝えました。そして同時に、これまでの態度を詫びて、子ども達にも正明さんを敬うように教えました。

すると、元々は穏やかで優しい性格の正明さんですから、ほどなくして以前の状態に戻ったそうです。

それだけではありません。お金のプロにも相談しながら節約にも励み、どうにか賞与がなくても健全な家計状態にすることができました。

さらにその一方で、以前のような状態に戻るために、夏美さんはパート時間を倍にし年収200万円に増やしました。夏美さんは、このお金で正明さんに新車をプレゼントするつもりだそうです。

残念ながら正明さんの賞与復活の見通しは明るくないですが、夏美さんと正明さんならずっと幸せな家庭を築けそうですね。

年収はプライド源!威厳を守る大事な態度

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まず、今回の話で重要になるのが、やはり「夫の年収」についてです。

実によく言われていることですが、男性にとって年収は最大のプライドの源であり、この点を責められると、たとえ冗談半分であっても強烈に男性のやる気をそぎ落としてしまいます。

また難しいところですが、女性がよかれと思って激励を送るのも、実は同じ作用があります。夫にがんばれと励ます行為は、夫に「今の年収じゃ不満なんだな」と感じさせてしまうことも。

さらに、そんな夫を責める行為を子供に見せると、ますます夫は威厳を失うのです。

とはいえ、もちろん今回の夏美さんのように、女性の立場としてはつい不満を言いたくなるのが世の常。気持ちは分かりますが、文句ばかりを言ってしまうと、夏美さんのように家庭崩壊の危機を招いてしまいかねません。どうぞご注意下さい。

夏美さんが改善した3つのポイント

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今回の夏美さんが特に意識した改善ポイントは、以下の3つ。

  1. 夫が帰宅したら必ず「お疲れ様」と労い、給料日には感謝を伝える
  2. 夫と二人では年収などの話をせず、黙って節約に励む
  3. 夫を褒める場面を子ども達に見せる

いずれも、ちょっとした意識で誰にでもできる簡単なことですね。しかし、誰にでもできることですが、やっているか否かで大幅に夫との関係性が変わってくる、極めて重要なポイントばかりです。

やっていない方は、今日から実践してみては。

支出ありきの生活を見直し改善した

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また、さすがの夏美さんも反省しきりだったのですが、「支出ありき」で考えていた家計管理も気をつけるべきポイントです。

「支出ありき」とは、必要と感じれば何だかんだと理由を付けて、お金を使ってしまう行動をいいます。

スマホ代や洋服代は元より、子供達にかける教育費や旅行代、日々の食費ですら「子供達には栄養のある美味しいものを」で、湯水のようにお金を使う生活でした。

結果、以前の夏美さんは世帯月収約40万円のところ、月45万円程度を使い、賞与で補てんしていたようです。

月5万円も急に切り詰めなければならなくなったなら、夏美さんの窮屈感も、確かに少しは理解できるところかもしれません。

ただ幸いなことに、未来の教育費は学資保険に加入しておられたため、しっかり確保できていたのが救いです。

また夏美さんは家計簿を付けるようになり、ひとまず月々の支出を35万円に抑えることに成功しました。

家計管理の基本は、その月がどうかで考えるのではなく、未来に必要なお金(貯金)を意識して、余ったお金の範囲でやりくりすることです。

ひとまず最低限、支出ありきではなく、収入の範囲でやりくりする姿勢を持つあたりから始めて改善しましょう。

婚活男性が最も意識・警戒するポイント!

結婚, 年収, 節約, 男のプライド, 婚活 (写真=oatawa/Shutterstock.com)

ところで、あなたが夏美さんと同じ状況に陥ったとしたら、あなたは夏美さんのような行動が取れるでしょうか?同様に少しは責めてしまうのかもしれませんね。

今回の話は年収下落がキッカケでしたが、現代は昔と違って年収が上がりにくい時代ですから、教育費が上がれば、誰にでも似た状況に陥る可能性があります。

そして、既婚女性も気をつけて欲しいのですが、それ以上に、現在まさしく婚活中の女性にこそ、この男性心理を知ってほしいのです。

いま一般的な婚活中の男性は、まさしくこういった局面を警戒しており、意識しているからこそ結婚に消極的になっています。つまり一般的な男性は、年収が減ったり足りなくなったりした時、きっと責任を負わされ、女性から責められると考えているのです。

そこでこの点について、「私はそんな事ない」アピールができれば、一気に男性はあなたに好意的な気持ちになるでしょう。

なぜなら実際の婚活現場で、このアピールをしている、できている女性は極めて限定的なのが現実だからです。言い換えれば、婚活現場の女性は本当に皆、正直だと言えるのかもしれませんが……。

言うだけでも効果的ですが、具体的に女性自身が定職に就いていたり、節約意識が垣間見える行動を続けたりすれば、さらに信ぴょう性が高まり、あなたとの結婚願望が沸きやすくなります。

女性が思う以上に男性の年収に対するプライドは繊細

結婚, 年収, 節約, 男のプライド, 婚活 (写真=YanLev/Shutterstock.com)

女性が考える以上に、男性の年収に対するプライドは極めて繊細であり、妻のちょっとした態度の違いで、アッサリ夫婦仲が悪くなってしまいます。

また支出ありきの家計管理では、未来に必要なお金や緊急事態に対応できませんから、いずれ家計が苦しくなる可能性があります。

そして特に、まさしく婚活中の男性は、こういった年収や家計に対する警戒心から結婚に消極的になっている訳ですから、婚活がなかなかうまくいかないと悩んでいる女性は、この点を意識してみてはいかがでしょう。

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