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新婚夫婦の「話し合えない仲」を解消するためのアドバイス

ちゃんとパートナーと話し合いできてますか?

こんにちは、婚活FP(ファイナンシャル・プランナー)山本です。

独身女性からすると、一般的な夫婦というのは「何でも話し合える仲」のようにイメージすることが多いのではないでしょうか。

しかし実際にはそんな事はなく、そしてそもそも交際中もマトモに話し合った経験がないと、結婚後大いに理想と現実のギャップに苦しむ方が多いのが現実です。

そこで今回は、「初めての重い話し合いを上手く出来ずに苦しんだ女性」の実話をお伝えします。

あなたの婚活や夫婦生活、そして人生に、お役立て下さいませ。

普通に婚活して結婚。一年は難なく過ぎた?

結婚, 婚活, 話し合い 苦手, 子ども (写真=Tymonko Galyna/Shutterstock.com)

ある都心部に、20代後半の独身女性、麻美さん(仮名)がいました。麻美さんは中堅企業に勤める、年収約400万円の女性です。

そして年齢的にも結婚を意識しはじめ、少しずつ婚活パーティに顔を出すようにしました。

その中で、麻美さんは同い年、かつ同じく年収約400万円の男性、邦夫さん(仮名)と知り合い、交際がスタート。二人の関係は、とんとん拍子に進み、約1年後には結婚しました。

当初、新婚生活には何の問題も見当たりませんでした。夫婦で話し合って、二人の勤め先の中間に賃貸マンションを借りることにし、互いに引っ越しました。さらに生活費として夫婦共通の口座を作り、互いに15万円ずつ毎月そこに入れる事に。

子どもは生活が落ち着いてからという事にして、しばらくは避妊することも話し合って決めました。

そんな取り決めをして新婚生活も早一年。事件が発生しました。

初めての話し合い?が不成立。恐怖の日々に

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それは「子供について」です。麻美さんは、結婚して一年が経ったので、そろそろ子供が欲しいと邦夫さんに伝え、合わせて出産や子育てのお金について話し合おうとしました。

すると、何と邦夫さんはその話し合いをやんわり拒否したのです。

麻美さんは訳が分かりませんでした。しかし、結婚してまだ一年であり、あまり強く言うと離婚になるかもしれないと恐怖を覚えた麻美さんは、邦夫さんに同調し、以後その話をしないようにしたのです。

思い返せば、二人のこれまでの関係性や話し合いは、全てこんな調子でした。

基本的には邦夫さんがリードし、麻美さんも時には要望を出すものの、聞き入れるかどうかは邦夫さん次第だったのです。このため、今回も麻美さんは今まで通りの行動を取りました。

しかし一度「子供がほしい願望」を持ってしまった麻美さんは強く悩んでしまいます。

邦夫さんには悩みを言えず、かといってこの状態では妊娠できても、ちゃんと育てられるだろうか……。麻美さんは自分でも分かるほどに、少しずつ体調を崩すことが増えていきました。

プロに相談し夫の胸中を知り、安心の妊活に

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思い悩んだ末、麻美さんが友人に相談したところ、「ファイナンシャル・プランナー(FP)に相談してみれば?」と提案を受けました。

麻美さんは、その言葉通りにまずはFPに相談し、自分の置かれている環境や事情を話したところ、今度は邦夫さんも連れてくるように言われたのです。

そして麻美さんに代わり、FPが邦夫さんに事情を聴いたところ、以下のような胸中を聞くことができました。

「そんな事で悩んでいるとは思わなかった。子どもは普通に好きだし、妊娠は大歓迎。お金のことは共通口座があるので大丈夫と思っていた。それにあの時は仕事が忙しくて、休みの日に話そうと思ってたけど、妻が何も話してこないから解決したと思っていた」

些細なコミュニケーションを取れていなかった

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常に何でも話し合って決めてきたと思っていた夫婦は、こんな些細なコミュニケーションすら取れていないことを互いに認識し、二人とも反省しました。

ちなみに、邦夫さんは出産や教育費の相場を知らず、また産前産後は働けない点にも頭が回らず、子どもや子育てに関する話には、何度も「えっ?」と聞き返すほど知らないことばかりでした。代わりに、不動産が高額な事は知っていて、むしろそちらをしっかり用意せねばと考えていました。

こうして夫婦は、せっかくの機会なので、FPを前にして改めて子供や不動産などのライフプランを話し合い、そして麻美さんは安心して妊活に励むようになったのです。

話し合いやコミュニケーションというのは、ホントに簡単なようで難しいものですね。

これぞ男のリアル。話されないと理解不能

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この話は、実に分かりやすく「男女の違い」を物語っています。同時に、いくつかの考察をすることができるのですが、まずは邦夫さんについて、あなたはどのように感じたでしょうか?

・男性は妊娠・出産・育児情報に極めて疎い

そもそも男性は、自分で妊娠・出産することがないからこそ、妊娠や出産、または以後の教育費などに関する知識や認識について、極めて弱いのが「普通」です。

多少気にする男性であっても、せいぜい「妊娠してから考える」くらいで、妊娠前の女性の苦しみなど中々想像もできません。

・察するのが苦手

同時に、女性としては男性に「色々と察してほしい」ものですが、男性は基本的に察するのが苦手です。しかも、交際中はそれで良しで通してきた訳ですから、いきなり妻の異変を敏感に感じ取って応対を変えることは、到底無理な話。

・相手の気持ちを考えるのも苦手

あわせて、男性は「察する」のが苦手どころか、「相手の痛みや心情を考える」のも、これまた苦手です。

自分がされてイヤなことも、自分がされるまではイメージができず、されたとしても、その経験を都合よく忘れるのが男性という生き物になります。男性に限らないかもしれませんが……。

邦夫さんにとって子供に関する話し合いは、実質初めてだったからこそ、なおさら麻美さんの苦しみを理解できなかったのでしょう。

当初は、麻美さんが何に苦しんでいるのかも、そもそもなぜFPと話し合いをするのかも理解できていませんでした。

これが、男性のリアルです。

女性の「普通」はオトコには通じない

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そして一方の麻美さんについて、あなたはどう感じたでしょうか?

・女性は心情を言葉にするしかない

客観的に見るのであれば、残念ながら麻美さんも問題があると言わざるをえません。結局この話は、麻美さんが邦夫さんに悩みを打ち明けていれば、もう少し早く和解できたかもしれません。

先ほどの通り、ほとんどの男性は察するのが苦手ですし、相手の痛みや心情を考えるのも苦手な生き物です。

そんな男性を相手にコミュニケーションを取る場合は、察するのを期待するのはムリがあり、しっかり心情を言葉にするしかありません。

・本心を話す練習を

そして女性の中には、本心を話すのが苦手な方が一定数いますが、結局それで苦しむのは本人ですから、そういう女性は、本心を話す練習をすることが重要です。

実際にこの麻美さんは、事情は比較的流暢に話せましたが、もともと本心は話せない女性でした。

・夫婦だからこそコミュニケーションを

ちなみに近いことで、女性の中には「普通分かるでしょ」や「普通こうでしょ」と、相手とコミュニケーションを取らずに、自分の中で事情が完結している方もいます。同時にそれを相手に押し付ける方もいますが、それは「コミュニケーション」とは言いません。

ひとまず夫婦の在り方は夫婦次第ですが、コミュニケーションの基本と重要性は、どんな人を相手にしても変わりません。

そして夫婦だからこそ、一層のコミュニケーションが必要と言えます。特に不安や悩みなどの「負の感情」が起こるものについては、なおさらです。

しっかり話し合って、夫婦の心を一つにしていきましょう。

お金やセックス、重い話題ほど早期に解決を

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ところで、この話にはもう一つ、意識しておくべき考察ポイントがあります。それは内容が「子ども(が絡むお金の問題)」だったという点です。

夫婦なら、何でも気軽に真剣に話し合いたいところですが、どうしても話題によっては話し合いにくいことありますよね。

なお、一般的に夫婦でも話し合いにくく、また意見が割れてトラブルになりやすい話題に、「お金に関する事」と「セックスに関する事」そして「子供に関する事」が挙げられます。

このため、麻美さんと邦夫さん夫婦のコミュニケーション不足も、ある程度は仕方ない側面も。

しかしこれらのような、いわゆる「重い話題」は、放置するほどに夫婦関係に深い亀裂が生じやすいため、なるべく心情とは逆ですが、早期に話し合うことが望ましいと言えます。

1回話し合えば2回目以降はスムーズ

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どうしても話し合いにくいなら、この二人のように、最初は誰か第三者を絡めてもいいでしょう。

ちなみに、人間というのは実に不思議な生き物ともいえ、例えば「お金に関する事」であっても、一度でも真剣にしっかり話し合いをすると、二度目以降は案外スムーズです。

そして「お金に関する事」を話し合えた夫婦は、他の話題でも同様に話し合えるようになるのが一般的です。

夫婦は苦楽を共に……などと言われますが、困難や苦労に直面した時こそ互いの真価が分かり、そしてそれを乗り越えてこその夫婦と言えます。そして乗り越えるためには、夫婦間の話し合いが欠かせません。

また、プラスの内容をいくら話し合えても、困難や苦労を乗り越えられるかについては、マイナスの内容を話し合えるかは、分かりません。

ひとまず、しっかりコミュニケーションを密に取る意識を持ちましょう。

お互いが歩み寄る姿勢が大事

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男性は男性で察する努力をしなければなりませんが、現実的に男性には難しいため、女性は女性で心情を言葉にする努力をして、夫婦で歩み寄る姿勢が重要と言えます。

特に重い話題ほど、最終的には深刻な問題に繋がりますから、時には第三者を絡めることも視野に入れ、なるべく早期に解決を図りましょう。

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