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金銭面から考える!出産のベストタイミングとは?

正解はないけれど気になる出産月について

子どもは授かりものとよく言いますが、たとえば「7月生まれの子は金銭面で負担が軽い!」といったものがあったら、参考までに知っておきたいですよね!果たして、生まれたタイミングによる負担の違いなどはあるのでしょうか……?今回は、正解はないけれど気になる出産月についてのコラムです。

保育園のことを考えるなら……?

出産,ベストタイミング,金銭面 (写真=Sodan)

共働き家庭が増えつつある昨今、出産と同時に保育園探しを始めるという方も少なくありません。では、保育園に入れることを考えた場合、出産月はどのように考えると良いのでしょうか?

保育園は、9月頃から申し込みが始まり、選考に通過した場合は翌年の4月に入園するというのが一般的であるほか、1歳児クラスの募集が極端に減ることから、0歳児クラスへの入園を希望される方が多いようです。実際に、わが子が1歳を迎えていなくても、入園しやすい4月から0歳児クラスへの入園を希望される方が多くいらっしゃいます。

とはいえ、生まれてから1歳までの成長スピードはとても早く、成長の瞬間を見逃さないために、瞬きさえも惜しいくらいだと思います。そのため、生後何ヵ月で保育園に預けるのか?というご家庭ごとの方針にもよりますが、年度スタートに近い4月や5月生まれのほうが良いかもしれません。

なぜなら、早生まれの場合は受け入れ月齢に達していないという理由で、次年度の1歳児クラスからの入園となってしまったり、途中入園の募集があっても希望が通らなかったりと悩む可能性が高くなるからです。また、年度スタートに近ければ近いほど、保育園に入園するまでの期間があるため、わが子との貴重な時間をより多く過ごすことができますよね。

なお、受け入れ可能な月齢や人数は保育園によって異なりますので、お住まいの自治体のホームページなどで確認してみてください。早いところでは生後57日から預けられるようですが、生後6ヵ月以上から受け入れをしている保育園が多いようです。

児童手当や扶養控除で優遇されるのは……?

出産,ベストタイミング,金銭面 (写真=Sodan)

児童手当を受け取れるのは、0歳~中学校を卒業するまでで、お子さまの年齢や人数、所得などに応じて毎月決まった金額が支給されます。日本では、通常4月から新学期が始まり、3月に卒業を迎えますよね。ということは、児童手当の支給スタートは生まれた月によって異なりますが、打ち切りはみな同じということになります。そのため、生まれた月によっては、最大11ヵ月分もらえる児童手当の額に差が生じるというわけです。当然ですが、一番多く児童手当を受け取れるのは4月生まれとなります。

参照:内閣府ホームページ

また、家族を扶養している場合に税金を控除できる扶養控除の制度は、12月31日時点で16歳以上であることが条件となります。そのため、早生まれの場合は16歳の学年だとしてもその年度分の控除は受けることができません。そう思うと、4月1日~12月31日までに出産したほうが、若干ですが税金面の負担が少ないと言えるかもしれません。

参照:財務省ホームページ

暦上は新年=1月なのに対して、学校や会社の新年度=4月であることが、さまざまな制度をややこしくしているのかもしれません。そう思うと、なんだか早生まれだと損してしまうように感じますね……。

将来的にはどうなの!?

出産,ベストタイミング,金銭面 (写真=Sodan)

最後に……60年以上も先の話なので不透明ではありますが、これから授かる予定のわが子が退職する頃を考えてみましょう。60歳の誕生日を基準に定年退職のタイミングを設定している会社はまだまだ多く、そう考えると早生まれのほうが長く働くことができますよね。ということは、その分お給料も多くもらうことができます。その分のお給料だけでも、児童手当の1年分は一瞬で取り返せるかもしれませんね。

また、勤続年数が反映される退職金制度の場合、早生まれのほうが長く働く分、退職金が多くなる会社もあるようです。当然、親の管理下からは離れているとは思いますが、人生100年時代、お子さまが退職金で親孝行してくれるなんてこともあるかもしれません……!

いかがでしたでしょうか?出産後も職場復帰を予定している女性は、妊娠前からそのイメージを膨らませる方が少なくないですよね。筆者も正にその一人で、可能であれば職場にも、家族にも、そして生まれてくる子どもになるべく迷惑のかからないようなタイミングで、授かることができたら良いなと思っています。とはいえ、子どもは授かりものであり、損トクだけでは考えられないなと思ったエピソードを最後にご紹介いたします。

義母に、筆者の妹の出産予定日を伝えたときの話です。「4月生まれは良いわね!早生まれは大変だから!」と仰っておりました。というのも、じつは夫の誕生日は2月なのです。もっというと、義母は1月、夫は2月、義父は3月と、夫の家族はみな早生まれなのです。そのため、経験者の言葉にはやはり重みを感じました。

しかし、当人である夫は早生まれだからといって大変だと感じたことや、損をしたと感じたことはないそうです。それを聞いて安心しました。児童手当や税金控除で親が多少なりとも不利だと感じても、子どもには影響がないから大丈夫!赤ちゃんは、夫婦にとって一番良いタイミングでやってくる!そう信じています。

ブロードマインド株式会社
執筆者:お金の専門家 星川 みゆき
30代夫婦共働き。仕事と家庭の両立に日々模索中!
お金のアレコレ難しそうなことを分かりやすく、共感+αの情報発信を致します。

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