(写真=Sodan)

「老後資金」は夫婦で3000万円以上!その理由とは?

老後資金を準備するなら……夫婦で3,000万円以上貯めておこう!

結婚や子どもが生まれたタイミングでライフプランニングを行い、計画的に老後の備えを始めているという方もいらっしゃるでしょう。一般的に“夫婦2人で必要な老後資金は3,000万円”といわれていますが、果たして本当にそうなのでしょうか?

老後資金=夫婦2人で3,000万円と言われる理由とは?

老後資金,ライフプランニング (写真=Sodan)

みなさん、夫婦二人で生きていくのに必要な老後資金はいくらかご存知でしょうか?もちろん、ご家庭ごとに必要な金額は異なりますが、一般的に“夫婦二人で3,000万円”と言われています。では、この数値が一体どこからきているのか?を確認するべく、老後の収入と支出をそれぞれみていきたいと思います。

【老後の収入】

老後の収入といえば、年金ですよね。厚生労働省の「平成28年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、男女別の65歳以上の厚生年金の平均受給月額は以下の通りです。

・65歳以上男性:176,655円/月
・65歳以上女性:108,964円/月

仮に、夫婦が同い年だとすると約28.5万円/月ということですね。

【老後の支出】

一方、老後の支出の主なものといえば、やはり夫婦二人の老後の生活費が当てはまるでしょう。生命保険文化センターの「平成28年度 生活保障に関する調査《速報版》」によると、最低限の老後生活を送るのに必要な金額の平均は22万円、ゆとりある老後生活を送るのに必要な金額の平均は34.8万円となります。なおこの費用には、いわゆる家賃は含まれておりません。

さて上記を踏まえて、老後に必要となるお金を計算してみたいと思います。今回は、85歳まで存命と仮定し、65歳~85歳の20年間を年金受給期間としたいと思います。

[夫婦の年金(28.5万円)-必要となる生活費(34.8万円)]×12ヵ月×20年=-1,512万円

となります。よって、老後までに不足分の1,512万円を準備する必要があるということがわかります。

しかし、現役時代に共働きだったご家庭が、最低限の費用で老後を過ごすのは現実的ではありませんよね。また、賃貸暮らしの場合は別途家賃が必要となりますし、持ち家の方は修繕費などが必要となります。なお、男女の平均寿命を考えると、ご主人が亡くなった後に妻が一人で生きていく期間のことも考えておかなければなりません。このようなことを考えると、3,000万円が老後生活費の一つの目安となるというわけです。

では、老後資金として3,000万円あれば安心できるのでしょうか?

残念ながら、答えはNOです。年々平均寿命が延びていることを考えると、老後期間の設定を65歳から20年間とすることが適切なのか?を考える必要があります。なぜなら、寿命が長くなればなるほど介護や大病のリスクが高まり、その分お金も必要となるからです。こうしたことから、実際は3,000万円以上の老後資金を準備したいものですね。

安心して老後生活を迎えるために・・・

老後資金,ライフプランニング (写真=Sodan)

前述で、“老後資金は夫婦2人で3,000万円”というのはあくまで目安であって、実際にはそれ以上に備えておく必要があるとお伝えいたしました。とはいえ、現在の生活の中から、老後資金の準備に回すお金をさらに増やすのは簡単ではありませんよね。

そんな場合は、ぜひ資産運用を活用してください。資産運用を行うことでお金に働いてもらうことができ、ただ貯金するよりもお金を殖やすことができます。

たとえば、3,000万円を30年で準備しようとしたとすると年間100万円、月に直すと約8.3万円ずつ貯めていく必要があります。これを仮に3%で運用したとすると年間約63万円、月に直すと約53,550円です。仮に5%で運用すると年間約45万円、月に直すと約37,500円です。つまり、お金に働いてもらうと、毎月準備するべきお金が少額で済むというわけです。

このようなことから「資産運用はお金持ちがやるもの」という認識は、改めるべきであることがわかりますね。最近では、「個人型確定拠出年金(iDeCo)」や「つみたてNISA」など、一般の方の資産運用を後押しできるよう非課税メリットのある制度も増えてきました。こうした制度を有効活用して、老後資金の準備を行ってみてくださいね。

併せて、ぜひ100歳まで生きることを前提としたライフプランを改めて立てるようにしましょう。なぜなら、ライフプランは一度立てたら終わりではなく、ご自身の考えや環境の変化にあわせて見直す必要があるからです。そして、そんなライフプランを考えるときに頼りになるのが私たちファイナンシャルプランナー(FP)です。Sodan[ソダン]でも、無料で資産運用に強いFPに相談できるサービスをご用意しておりますので、ぜひお気軽に利用してみてくださいね。

ブロードマインド株式会社
執筆者:お金の専門家 平原 直樹
第一種証券外務員を保有するお金のプロ!難しいお金の話を分かりやすく解説します。

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