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未経験の仕事に転職。女性が心がけておくことは?

新しい仕事に就きたいなら、これだけは覚えておきましょう

転職を検討している方の中には、未経験の業界や職種に挑戦しようと思っている人が少なくありません。しかし、未経験の仕事となると不安を感じる人は多いのではないでしょうか?

今回は、そんな未経験の業界や職種への転職を考える方が気をつけるべき「採用側の視点」や「職種の選び方」、「面接対策」などを具体的にご紹介します。

企業が「未経験」の転職者を採用する理由

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真=ASDF_MEDIA/Shutterstock.com)

基本的に「ポテンシャル」で採用が決まる新卒と異なり、中途採用では即戦力となる人材が求められます。そんな中、未経験者でも採用してくれる企業があるのはなぜでしょうか?

企業が未経験者を採用する理由には、大きく分けて3つのパターンがあります。

  1. 未経験者でも始めやすい仕事内容
  2. 人柄重視
  3. 妥協策

この3つについて、それぞれ見ていきましょう。

1. 未経験でも始めやすい仕事内容

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真=Ikonoklast Fotografie/Shutterstock.com)

業界や職種の経験があまりない人でも始めやすい仕事の場合、未経験での転職がしやすいといえます。ヒューマンスキルを重視する営業職や販売職、マニュアル化された仕事などが該当します。

また、入社後の研修制度をしっかり構築しているなど、未経験の方でも安心のサポート体制が整っているケースもあるようです。

2. 人柄重視

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真= WAYHOME studio/Shutterstock.com)

経験豊富な人を採用して即戦力になってくれると思ったら、自分のスタイルが強すぎて会社の方針に合わず、問題社員に……。

このようなミスマッチを防ぐために、業種や職種は未経験でも企業のカラーに合いそうな人材を探す、「人柄重視の未経験採用」をしている企業があります。

これは、成長期のベンチャー企業などにも多くみられるケースです。ひとりの社員が多くの業務をこなさなければならないので、さまざまなことを素直に吸収でき、自主的に考え行動できるタイプの人などが好まれる傾向にあります。

ただし、人柄重視の採用の場合でも、最低限のビジネスマナーは求められます。むしろ、ビジネスマナーはかなり厳しくみられていると常に考えて、丁寧な対応を心がけてください。

3. 妥協策

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真=fizkes/Shutterstock.com)

本心では経験者が欲しいけれど、経験者で応募してくれる人の絶対数が少ないため、しょうがなく間口を広げているという「妥協策」のパターンもあります。

一般的に、募集要項に「未経験可」としておいたほうが応募数が格段に増えるので、一定量の応募数を確保したいという企業側の本音もあるようです。

妥協策タイプの募集は、同じ応募者の中に経験者がいた場合は圧倒的に不利になってしまうことを心しておきましょう。

未経験でも採用されやすい職種

未経験でも採用されやすい職種には、「専門性が低いので未経験でも始めやすい職種」や、「需要は多いが専門性が求められ応募のハードルが高い職種」などが考えられます。

・未経験でも始めやすい職種の例

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真=Zoriana Zaitseva/Shutterstock.com)

【営業職】
未経験可の募集が多い職種の代表格ともいえるのが「営業職」です。

特に、BtoC(個人向け)商品やサービスの営業などで募集が多い傾向にあります。人と話すのが好きな方、コミュニケーションに自信のあるという方は、営業未経験でも採用に有利です。

一方、法人営業の場合は、営業スキルや業界の知識が求められることも多く、個人向け営業と比べ転職のハードルはやや高くなります。

【販売、飲食、宿泊などのサービス業】
営業職と同じく、コニュニケーション能力が求められる「サービス業」。こちらも未経験での採用はされやすい職種といえます。

先輩社員からの研修体制や、接客サービスのマニュアル化など、初めてでも一通りのことはできるような仕組みを作っている企業が多いです。

【事務職】
多くの会社で必要な「事務職」も、未経験可の募集が多い職種です。

ただし、事務職の求人は希望者も高いので、いざ転職となると必ずしも希望する企業に入れるとは限りません。また、ExcelやPowerPointなど、一定のパソコン操作ができることが条件となっているところなどもあります。

多くの需要があり専門性も高い職種

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真=SFIO CRACHO/Shutterstock.com)

【ITエンジニアなどの技術職】
「ITエンジニア」というと、専門的な知識や技術が必要と思われがちです。確かに、実際に働くとなると高度なPCスキルやプログラミング言語を習得しなければならないのですが、IT業界の急速な拡大に伴い、エンジニア職は慢性的な人手不足となっています。そのため、SEや開発エンジニアなどの技術職は今、未経験での転職がしやすくなっているのです。

プログラミングスクールと連携しているIT人材専門の転職エージェントなどもあり、未経験からでも挑戦しやすい環境が整ってきています。中には、技術講習を全て無料で受けられるスクールもあるようです。

PC操作にも不安があるという方はさすがに難しいかもしれませんが、興味のある方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

【福祉・介護】
少子高齢化が進む日本社会において、いま福祉・介護業界は深刻な人手不足に悩まされています。そのような背景もあり、もともと有資格者でないと就職できないというイメージの「福祉・介護職」も、最近では未経験で転職できるところがかなり増えてきました。 しかし、未経験だと、そもそもできる仕事が限られてしまいます。そのため、転職後に資格の取得を求められる可能性も高いでしょう。

未経験転職で押さえておきたいポイント

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真=Africa Studio/Shutterstock.com)

未経験の業界・職種に転職したい人が押さえておきたいポイントは次の通りです。

1. 未経験転職の職種選び

実際に職種を選ぶときには、さまざまな要素や条件があり、自分が何を優先したいかによってその選び方も変わってきます。

【ライフスタイルから選ぶ】
ライフワークバランスを重視する人は、勤務時間や福利厚生を重視して選ぶと良いでしょう。具体的には、「土日祝休み」などプライベートの時間をしっかり取ることができ、「フレックス制度がある」など自由度の高い会社・職種を探すと良いのではないでしょうか。

【キャリア形成から選ぶ】
今の職場では、昇進も考えにくいし、これ以上お給料も上がらない、未来が見えない……と悩む方も多いです。

自分のキャリア形成を見据えて転職を考えるのであれば、将来専門職のスペシャリストになれる職種か、管理職を目指せるなど将来性のある職種を探すと良いでしょう。

未経験でも転職できる可能性があり、キャリア形成に役立つ職種には、エンジニア、コンサルタント、プロジェクトマネジメント、マーケティングなどがあります。

【やりたいことから選ぶ】
長く働き続けるには、自分が好きなこと、得意なことを仕事に選ぶのが一番です。

キャリア形成や勤務条件などを考えることも重要ですが、そもそも自分が興味のある職種か、楽しめそうな仕事であるかどうかを基準に判断すると、転職後の仕事でも成功しやすいといえます。

未経験転職の採用面接・試験対策

転職活動での大きな関門となる面接。特に未経験での転職に挑むときには、入念な準備・対策を心がけたいものです。

採用面接の押さえておきたいポイントは次の4点です。

1. 面接前に、その業界・職種への知識をつけておく

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真= baranq/Shutterstock.com)

面接の前には、必ずある程度その業界・職種の知識をつけておきましょう。「未経験なので、わかりません。入社してから頑張ります!」では、採用する側も不安になってしまいます。

業界・職種の知識を予習しておくことで、採用担当者からの質問により的確に答えられたり、心に余裕をもって落ち着いた対応ができるようになるでしょう。

2. 志望動機は具体的なエピソードを添えて

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真= l i g h t p o e t/Shutterstock.com)

志望動機は面接時に必ず聞かれる質問です。仮に「お金が稼げるから」や「残業が少ないから」など自分の都合で選ぶ場合でも、単にそれだけを述べてしまってはマイナスイメージになるだけです。

志望動機は、なぜその業界・職種に興味を持ったのかを、採用担当者が納得できる具体的なエピソードなどを織り交ぜながら考えましょう。また、当日しっかり自分の言葉で話せるように、何度も練習することをおすすめします。

3. 企業が求めている人物像をイメージした自己PR

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真= franz12/Shutterstock.com)

面接時には自己PRを求められることも多いですが、何を言ったらいいのか悩んでしまう方は少なくありません。

自己PRを作るときは、「企業が求めている人物像」と、「その会社で自分が活かせるスキルや能力」の2つを考えることがとても大切です。

まず、応募した企業が求めている人物像を具体的にイメージするために、多くの情報を集めていきましょう。募集要項だけでなく、企業ホームページを見る、現在働いている人はどんな人がいるかを調べる、業界の特徴を見てみるなど、色々な角度で企業分析をすることで、本当にその会社が欲しいと思っているのはどんな人物かが見えてきます。

次に、自分の強み、弱みを改めて見つめ直します。学生時代にやった就職活動の時のように、自己分析をきちんと行うことは転職活動においても非常に重要です。

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真=Monkey Business Images/Shutterstock.com)

企業の求める人物像がイメージでき、自己分析を行ったら、自分の強みと企業が求めているものをマッチングさせ、見せ方を考えていきましょう。

具体的には、以下のような要素を中心に組み立てていきます。

・ 自分の強みがどのような形で会社に貢献できるか
・ これまでの経験から得た教訓や身についたこと
・ 前職での成果
・ 失敗した時にどう乗り越えたか
・ 今後こういう風になりたいといった具体的な目標

業種や職種が未経験でも、自分が持っているビジネススキルは必ずあります。今までの経験をこれからどのように役立てていけるか、前向きな言葉を使ってしっかりアピールしてください。

4. 社会人としてのマナーや人間性も見られている

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真=wizdata1/Shutterstock.com)

中途採用の場合、最低限のビジネスマナーはどの企業においても求められます。

応募のやり取りやその後の面接では、社会人としての対応や人間性などもしっかり見られているので、ちょっとしたところでも気を抜いてはいけません。

メールや電話の対応は迅速かつ丁寧にすること、そして面接では、綺麗な日本語を使い、相手の目を見て話すことなども心がけましょう。

転職する前に、自分の数年後をイメージしてみよう

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真=Sunny studio/Shutterstock.com)

転職を考えるときは、職場環境や就業条件など、どうしても目先のことに囚われてしまいがちです。

しかし、本当に重要なのは「転職してからどう働くか」ですよね。まずは、将来の自分の姿をしっかりと思い浮かべ、そこから逆算するように考えていくと良いでしょう。

・年収をイメージする

3年後、5年後、10年後の自分はいくら稼いでいたいかをイメージしてみましょう。

例えば、10年後は今の倍ぐらいの給料が欲しいと思った場合、その目標を達成するのに必要な職種やスキルなどがわかってきます。

将来の年収を決めてそこから遡って考えていくことで、転職活動の進め方のヒントが得られるかもしれません。

・働き方をイメージする

仕事というのはあくまでも自分の人生の一部です。家庭や趣味など、自分が大切にしたいことが他にあるのであれば、それにあった働き方を考える必要があります。特に女性は、結婚や子育て、親の介護など、ライフステージに合わせて働き方を変えなければならなくなる方も多いです。

どのような状況でも働ける職種を選ぶのか、資格やスキルを身につけて、いつでもどこでも仕事ができるようにするのか、など、将来のライフスタイルをイメージしたうえで、これからの働き方を考えてみるのも良いのではないでしょうか。

未経験の転職は大きなチャレンジ

未経験 転職, 未経験 転職 女性 (写真=Roman Samborskyi/Shutterstock.com)

転職は人生の大きな分岐点ともなり得ます。特に、未経験の業界・職種へのチャレンジはとても勇気のいる決断です。

あなたにとって納得のいく転職となるよう、自分の過去・未来とじっくり向き合い、準備を進めていくようにしましょう。

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