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昔の常識は通用しない!生命保険の3つの「新常識」とは?

この時代にあった保険選びの3つの新常識を紹介します。

マイナス金利、長寿社会の影響で、保険業界は激変の時代を迎えました。保険商品も新商品や新ジャンルの商品が登場してきて大きく変化しています。

今回は、この時代にあった保険選びの3つの新常識を紹介します。

生命保険選びの新常識(1) 貯蓄型より、掛け捨て型へ

マイナス金利の影響で、2017年4月に標準利率の引き下げがありました。これによって貯蓄性のある保険の保険料が大きく値上がりになりました。貯蓄性のある保険というのは、終身保険、学資保険、個人年金保険など、満期や解約返戻金がある保険です。

その一方で掛け捨て型の保険はあまり影響ありませんでした。では、具体的にどの程度、保険料は上がったのでしょうか? 極端な例ではありますが、大手保険会社の300万円の終身保険に40歳で入ると60歳の払込満了時に総額約327万円になります。

保険が、貯蓄にもなるといったのは、予定利率のよかった時代だけです。現在は貯蓄型の保険より、掛け捨て型の保険を選んだ方が合理的です。

生命保険選びの新常識(2) 死亡保障より生存保障へ

長寿社会になり長生きは喜ばしいことなのですが、今度は、長生きをするというのが、リスクになってしまいました。保険商品は、死亡保障から生存保障に変化してきています。

たとえば2016年から登場してきた、長生きの生活費を保障する「トンチン年金」や「認知症保険」などがそうです。

「トンチン年金」とは、年金と同様に長生きをすれば得をするという保険です。「認知症保険」は、認知症と診断されると、一時金または年金で受け取れる保険です。

「就業不能保険」は「就業不能保険」とも言って、この数年、続々と登場してきました。この保険は、死亡するのではなく、長期に渡って仕事ができなくなったときに収入が減ったときも生活費を保障する商品なのです。保障内容は、所定の条件で仕事ができなくなった状態が60日または180日続いた場合、年金のように保障される保険です。

このようにさまざまな生存保障に対応する保険商品が出てきています。

生命保険選びの新常識(2) 入院日額から一時金型・実費保障へ

近年、入院日数の短縮化と入院1回当たりの自己負担額が増えていく傾向があります。

いままでの医療保険は、入院日額○○○○円というのが一般的でした。しかし、それでは対応できなくなってきたと言えます。

例えば、1日だけ入院をしたとき入院日額5000円では、受け取れる給付金は5000円だけです。毎月支払っている保険料を考えるとなんとなく損をした気分になってしまいます。

そこで登場してきたのが、一時金型の医療保険です。この保険は入院日数に関係なく、入院をすると10万円、20万円などの一時金が受け取れます。

また、実費保障型の医療保険というのもいくつか登場しました。これは、入院にかかった費用分だけの保障があるという保険です。ですから入院をしても実質0円になります。

ただ、医療費は、高額療養費があるので、実際の自己負担額は一般的な所得の人なら月額9万円ぐらいですので、必要かどうかを視野に入れて考えましょう。

保険選びの指針『よい保険・悪い保険 賢い加入者になる!』

2017年は、とくに保険商品が大きく変わった年でもありました。販売中止になった商品、それに変わった新しく登場してきた商品。さらに保険商品は同じですが、保険料が大きく変わっていたりします。

保険商品を比較するのは大変ですし、まして保険料を比べてみるのは大変な作業になります。 そんな時に、保険のランキング本『よい保険・悪い保険 賢い加入者になる!』(宝島社)を使って、調べてみてはいかがでしょうか?

保険のプロによる辛口のランキング評価もあり、30歳、40歳、50歳の保険料が掲載しているので、選ぶときの目安になります。最新情報も掲載しているので、保険選びの指針には最適だと思います。

『よい保険・悪い保険 賢い加入者になる!』横川由理・長尾義弘 監修

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口先巧みな保険会社・銀行窓販・乗合代理店のセールストークにカモられず、本当に入るべき保険を知るためのバイブル。広告一切なし、入っていい保険・すぐにやめるべき悪い保険の辛口実名ランキングが掲載しています。

長尾 義弘
NEO企画代表 日本ファイナンシャルプランナー会員(AFP)
大学卒業後、出版社の編集部に勤務。何社かの出版社を渡り歩き、何冊かのベストセラーに携わる。その後、1977年にNEO企画を設立。2004年に2級FP技能士を修得。現在、日本ファイナンシャルプランナー会員(AFP)。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。若干オタクが入っているほど経済とアニメが好き。著書・監修は、「お金に困らなくなる黄金の法則」(河出書房新社)、「保険ぎ「別冊宝島の年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』」(宝島社)、『保険はこの5つから選びなさい』(河出書房新社)など多数。

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